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村人転生~最強のスローライフ  作者: タカハシあん
十歳スタート

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579 大老どの

「フミさん以下、クルフ族って何人いんの?」


 と言うことで全員集合してもらう。


 デフォルトなおねーさま方、二十四名がオレの前に整列した。


 ……軍隊出か、このおねーさま方らは……?


「クルフ族を代表して、ゼルフィング家に忠誠を!」


 クルフ族とやらの敬礼なのか、全員がハンマーを掲げた。なぜに?


「あーうん。まあ、ほどほどでイイから、そー言うのは」


 うちはそんな大層なもんじゃねーし、村人相手に忠誠とか意味わからんよ。


「んじゃ、フミさんたちの装備を整えるか。あ、サプルたちも一緒に来てくれ。内装のことはサプルたちに任せるからよ」


 と言うことで、カイナーズホームにレッツらゴー。団体さんでお邪魔しますよ。


「ありがとうございます。豪華客船、三百億円になりま~す」


「いきなりだな、おい!」


 いや、買いに来るとは言ったけどっ、来店と同時にお会計はねーだろうがっ! 新手の入店拒否かっ!?


「うふふ。冗談ですよ。カイナーズジョークです」


「知らねーよ!」


 なんだよ、カイナーズジョークって? カイナが広めてんのか? マジぶっ殺すぞ、腐れ魔王がっ!


「豪華客船はあとで買うから、こいつらにカート出せ。あと、案内に何人か店員を出せ」


 クソ。この腐れ店長と話してると頭が痛くなるわ。


「はい。畏まりました~」


 パチンと指を鳴らすと、店員ズが忽然と現れた。そーゆーやり方、流行ってんの?


「あんちゃん、ここなんなの?」


 ほへ~と店内を見回すマイシスター。あ、そう言えば、連れて来るの今回が初めてだったっけな。


「でっかい雑貨屋だよ。気に入ったもんがあったら遠慮なく買ってイイからよ。あ、いや、飛空船に乗せれるものだけな。嵩張るものはまた今度買ってやるからよ」


 下手になんでもと言うと、戦闘機とか買って来そうだからな、こいつは……。


「わかった。じゃあ、買い物してくる」


「おう。フミさんたちは、オレについてきてくれ」


 サプルたちとわかれ、オレらは工具売り場へと向かった。


「おおぅ!」


「凄い!」


「まるで宝の山だわ!」


 品揃え充実な工具売り場にフミさんらが歓喜している。


「店員さん。個人用に一式揃えてくれや。あと棚とかケースとかも。まあ、フミさんたちが欲しいと言うもんは買う方向で頼むわ」


 ついて来た店員さんにマルッと任せる。


「はい、畏まりました。皆様、工具販売担当のマヤマと申します。では、ツナギから行きましょうか」


 その間、オレはカー用品売り場にいきますかね。


「なにを買うの?」


 頭の上から不思議そうな問いが下りてきた。


「ちょっとゼロワンの改造をしようと思ってな」


 乗ってみて感じたが、椅子がなんかいまいちなんだよな。


 体格が体格なので結界で創ってるから座り心地はイイんだが、やはりちゃんとした座席をつけたいんだよな。


 さ~て。どれがイイかな~?


 フェ〇ーリもイイが、B〇Wもイイな。おっ、革張りも高級感があってイイかも。悩む~。


 さすが品揃え豊富なカイナーズホーム。座席だけ売ってるとかスゲーよな。あ、ハンドルも変えちゃおかな~。


 悩んだら取り合えず買え、で店員さんに伝え、小物類を選んでいたら、見知った人が目に入った。


「大老どの!」


「ん? おお、ベー。久しぶり……でもないか」


「相変わらず神出鬼没な、じーさまだな」


 まさかこんなところで会うとは思わんかったよ。どうやって来たんだ?


「今回は無理矢理連れてこられたのさ。大酒飲みの人外どもにな」


 ああ、あの人外どもね。ほんと、巻き込むのか好きなヤツらだよ。


「アハハ。それは災難だったな」


「まあ、旨い酒が飲めたし、こんなおもしろい場所に連れて来てもらったからな、それほどじゃないさ。しかし、ここは凄いな。まるで夢の世界のようだ」


 たまに悪夢になるのでご注意だ。


「んで、人外どもはどうしたい? 置いてきぼりかい?」


「ああ。お陰で二日ほどさ迷ってるところよ。いや、ベーに会えて助かったよ」


 ……なんとも豪気な大老どのだ……。


「腹は大丈夫かい?」


「ああ。支払いはベーに頼むと言ったらふーどこーなーとやらで食べさせてくれたよ」


「アバウトな店だな、まったく。まあ、それでイイなら構わんさ。大老どのもなんか欲しいのがあったら遠慮なく買いな。どうせついでだしよ」


「ふふ。今度はなにをしてるんだ?」


 ここに来た説明を軽くしてやると、なぜか大笑いする大老どの。なんだい、いったい?


「ちょうどよかった。なら、わしも雇ってくれぬか?」


「雇うのは構わんが、なにすんだい?」


 自由奔放な大老どのに身分どうこう言うつもりはねーし、職業自由の選択を問うつもりもねー。好きにしろだ。だが、飛空船は技術職。いくら……あ、あるな。唯一技術職じゃねーのが。


 あ、いや、技術職と言えば技術職だが、大老どのにぴったりのがあるじゃねーか。


「よし。なら、船長を頼まれてくれるか?」


「おう。任された」


 決断の早いこって。


「ふふ。やはり、わしは運がいい。いく先いく先でおもしろいことに出会う。見も知らぬ神に感謝だな」


「まったく、忙しいのが好きなじーさまだな、大老どのは。言っとくが、任せる船は軍艦じゃなく豪華客船だぞ」


 ゆったり優雅な空の旅。波乱万丈なんてねーぞ。


「ベーが関わっている時点で、軍艦でも豪華客船とやらでも同じだ。なにかある、からなお前の人生は」


 チッ。まったくその通りで言い返せねーぜ。


「ったく。武装もしておくか」


 なんか白兵戦とかしそうだし、銃とかも買っておくか。うちのメイドズ、なんか銃が標準装備とかになってるみたいだしよ。


「まあ、頼むわ、船長どの」


「任せろ」


 経験豊富な人だし、頼りにしてまっせ。 

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