1770 人化(笑)
おっぱいをボロンして、ルヴィの口に乳首を近づけた。
本能ってヤツが働いたのだろう。ルヴィがハムって乳首に吸いついた。
「いっぱい飲めよ」
昔を思い出す。トータもこんなふうにオカンのおっぱいを飲んでいたっけ。
「あ、おしめとか買わなくちゃならんな」
「それなら部下に買いに行かせるでござるよ」
「んじゃ、頼むよ」
現代のおしめはよくわからん。この時代は布だからな。まあ、オレは結界があったから楽させてもらったがな。
「なんだ、お前ら、赤ん坊を見たことねーのか?」
委員長さんとチビッ子が興味深そうに母乳シーンを見ていた。
「大図書館に赤ん坊なんていないし」
「知識でしか知らない」
まあ、魔女は結婚することはない。希にいるみたいだが、ほとんどが独身らしい。魔女として生きるってのも大変そうだ。
「まあ、馬車の中ではルヴィの世話を頼むよ」
さすがに三メートルはありそうな巨体を外に出すわけにもいかんだろうよ。
「マスター。もっと小さくなりませんか?」
「その大きさがよいのに」
お前の趣味嗜好がよーわからんわ。
「まあ、ロリ巨乳もまたよし。任せるでござるよ」
いつかこいつを討伐できる勇者をオレの手で見つけてやる。こいつは世界に腐を撒き散らす魔王だ。
「マスター。馬車を出してよろしいか?」
「あ、構わぬでござる。村か町が見えて来たら報告してくだされ」
御者と連絡できんのかい。
「あの御者もお前の部下なのか?」
「バリアルでござるよ」
誰? オレの知っているヤツか?
「オーガのバリアル。前にヴィどのと戦ったことがある者でござるよ」
オーガ? あー、いたな、そんなのが。世界を狙えるパンチを持っていたヤツ。でも、体が小さくなってなかったか?
「人間の姿してなかったか?」
「リリー殿を変身させるようにしてから部下も完全に人化できるようにしたでござるよ」
「なんかお前、変わったな」
「そりゃ変わりもするでござる。たくさんの友達ができましたからな!」
一癖も二癖もあるヤツらばかりだがな。いや、人じゃないヤツらもいたっけ。オレの記憶に封印しても飛び出してくるヤツらがよ……。
「なんでお前は人化しないんだ?」
ホムンクルスだって言ってたよな?
「できなかったでござる。自分を変えることが。仕方がなく部下を創り出して乗り移ることに至ったでござるよ」
リッチでダンジョンマスターか。神様が固定した設定を破るわけにはいかないようだ。本人はそれほど悲観しているようではないがよ。
「オレは村人でよかったよ」
「村人とは思えない波乱万丈な人生ではござるがな」
それは言わないで!




