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村人転生~最強のスローライフ  作者: タカハシあん
新章

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1766/1799

1766 人生は自由だ

 とりあえず、ルヴィを結界で背中に背負うとする。


「名前、忘れないんですね」


「子供の名前を忘れるとか外道だろう」


「なんだろう。ベー様を殴りたいです」


 幽霊の体なら好きなだけ殴ってくれて構いませんよ。ただ、視界が遮るので頭は止めて。殴るならボディーにしておきな。


「……お前さんは、人とは違う時間の流れをしているのかい……?」


「副館長と同じ時を生きているよ」


 そっちがウラシマ効果が働いてんなら別だがよ。


「お前さんの子かい?」


「オレはまだ十一歳だよ。子を産ませるなんてことできねーわ」


 いや、できるヤツもいるかもしれんが、そんなことさせるヤツは極刑にしてやるわ。


「うちに預けるのかい?」


「預けるか。自由に生きさせるよ」


 魔女になりたいってんなら止めはしないが、なにかに育てるつもりはない。自由に、自分らしく、後悔のない人生を送らせてやるために育ててやるさ。トータもそうだったし。


「お前さんみたいに育つのか。それは迷惑だな」


 失礼な。トータはイイ子に育っているぞ。


「迷惑なのはベーだけじゃない」


 だからメルヘンは黙ってろや。あと、オレの頭の上で飲み食い禁止だ。


「薬も溜まったし、そろそろ聖国に向かうよ。聖国ってどっちだい?」


「マリゲータのこと意図的に忘れているようだが、連れて行かんと困るぞ」


 クソ。忘れてくれていると思ったのに!


「ハァー。魔女にまともなヤツはいねーのかよ」


「お前さんと比べたら遥かにまともだよ。自分だけが正常だと思うな」


 ヤダ。副館長、辛辣~。


「ハァ~。そのマルゲリータはどこだ?」


「マリゲータ様なら創造主様とおります。すぐにお呼びします」


 ドレミが現れてそんなことを告げた。うん。見えないだけでいたっけね、ドレミさんって。


「──お待たせしたでござる」


 転移バッチもないクセにどこでも現れるよな。ドレミが鍵となってんのかな?


「チビッ子さんと委員長さんは?」


「確保してある」


 確保?


 疑問に思っていたら見習いどもに連れて来られた。いや、連行されて来たか? 自分たちより下の見習いに雑に扱われるとは。


「餌付けされたのでは?」


 そうかそうか。イイ駒ということか。なら、カイナーズホームで買ったものを収納鞄に入れてくれてやろう。将来、オレの駒として期待しているぞ。


「明日の朝、出発でイイか?」


「了解でござる。シュンパネで聖国に行って来たのでご安心召され」


 変なところで仕事が早いんだよな、こいつは。


「今日は、手伝ってくれた礼として旨いもんを食わせてやるよ。腹空かせておけよ」


 キャー! と喜ぶ見習いども。ククッ。可愛いヤツらだ。

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― 新着の感想 ―
サプルとトータの事考えると ベーに育てられるとトンデモになるのが確定だよなあ
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