表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
村人転生~最強のスローライフ  作者: タカハシあん
新章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1764/1796

1764 魔女から料理人へ

 四日ほど滞在してやっと薬が揃った。


「今日の夕食はなんですか?」


 なんか見習いどもから食事を用意する人認定を受けたオレ。悔しいからフードコートで買ったものを出してやった。オレがいなくなってから苦しむがよい。


「カレーだ。香辛料を何十種類と混ぜて作ったものだ。帝都にある香辛料から似たようなもの、いや、これを超えるものを作るとよい」


 帝都ならいろんな香辛料があるはず。異世界カレーを作るがイイさ。


「舌が贅沢になって仕方がないよ」


 その割りには見習いより食ってないか? 魔女は胃まで元気なのかよ。


「だったら美味いものを作れ。そして、残せ。料理だって未来に残さなきゃならん知識なんだからよ」


 伝統料理はそこに住む者のアイデンティティーみたいなもの。いつしか消えるものだとしても書籍の中に残しておくべきだ。


「料理に興味があるヤツがいたならうちに留学させてイイぞ。対価は求めねーからよ」


「わたしやりたいです!」


「わたしも!」


 意外なことに二人も手を挙げた。美味いものには勝てなかったか?


「では、頼んでよいか?」


「構わねーよ。ハブルームの魔女も館の食堂利用してたからな」


 食堂で魔女らしきヤツがいたのを見たような気がする。てか、食堂からハブルームに繋がっていたっけ。魔女も規則に従うばかりじゃないんだなと思ったよ。


「荷物はなにもいらねーよ。うちで用意させっからよ。んじゃ、預けて来るわ」


 ついでにユウコさんも一旦館に戻しておくか。じゃないと、どこかに放置しそうだからな。


「まあ、放置されたところで強く生きると思いますよ。いろいろ考えるようになってきましたから」


 そりゃ幽霊に憑依されてたら強くもなるだろうよ。


「ベーは取り憑かれているけどね。いろんなのに」


 メルヘンはお口にチャックしとけや。


「んじゃ、送って来るわ」


 見習い魔女二人とユウコさんに触ってもらい、転移バッチ発動。館へ飛んだ。


 館も夕食時のようで、イイ匂いを立たせていた。


「ここがオレんちだ。館って呼んでいる」


 なんか出入りが激しくなった玄関から中に入ると、珍しいヤツがいた。カイナの娘だ。出産して浅草に閉じ込めれられていたヤツだ。


「レニスじゃん。浅草から出してもらえたんだ。赤ん坊は元気のようだな。シャーロットだっけか?」


 顔つきもしっかりしてきたな。


「シャーロットってなによ? ルヴィレイトゥールよ」


「ルヴィレイトゥールか。じゃあ、ルヴィだな。イイ名前だ」


「三秒後には忘れているに飴一つ」


 掛け金やっすいな!


「抱いてあげて」


 なんか無理矢理渡されたが、赤ん坊を抱くなんざ慣れたものよ。おーよしよし。


「じゃあ、任せた。強い子に育てて。たまに顔見せに来るから──」


 え? と顔を上げたときにはレニスが消えていた。はぁ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
エマージェンシーコールしろー、カイナを呼べ― べーも大概やがいきなり育児放棄するコイツもとんでもねえな
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ