1760 夜中のラーメン
ニョロニョロと店員さんに案内されてフードコートにやって来た。
「では、ごゆっくり~」
ニョロニョロと去って行った。あんがとさん。
「しかし、フードコートも二十四時間って、人材の浪費じゃね?」
カイナなら儲けとか度外視してやりそうだがよ。やってるほうのメンタルケアをしているかはわからんけどな。
「なに食おうかな~?」
寝る前だから重いものは避けるとして、いや、夜だからこそコッテリなものを食べるべきか?
「ラーメンもイイな」
豚骨ラーメンとかイイな。煮卵としらがねぎのトッピング。最高だ。
「わたしもユウコさんで来るんでした」
散々食ってたんだから休ませてあげなさいよ。腹パンクするよ。
「豚骨ラーメン、煮卵としらがねぎをトッピングね」
「わたしはあっさり中華、メンマ多めで」
君も結構な量を食っていたよね? メルヘンの胃はほとんブラックホールだよ。
「餃子も如何ですか?」
「持ち帰りできるかい? 百人前くらい欲しいんだが?」
今は豚骨ラーメンだけで腹一杯になる。餃子はあとで皆と食うとしよう。
「ありがとうございま~す! 二百人前ですね!」
百人前だよ! ぼったくり店か! まあ、二百人前でも構わんがよ。
「もうなんでもイイよ。好きなだけ焼け」
どうせ途中で飽きんだろう。無限鞄に入れときゃイイんだから好きなだけ焼け、だ。
「ベー様。肉まんも如何っすか?」
「あ、ドーナツもありますよ!」
「アイスも食べてください!」
なんかフードコートの連中がわらわらと出て来た。暇なんか?
「好きにしろや。でも、食ってからにしてくれ。ゆっくり食いてーんだからよ」
急かすな! ラーメンが不味くなるわ!
「わかりました~!」
ったく、カイナに似てノリがイイヤツらだよ。
席につき、しばらくして呼び出しが。豚骨ラーメンとあっさり中華ラーメンを取りに向かった。
「旨そうだ」
豚骨ラーメンなんて何年振りだろうか? 転生してっと何年とかわからなくなるよな。
席に戻っていただきます。
「ウメー! フードコートの味ではねーよな。村で屋台とかやってくんねーかな」
「村にいないでしょう、ベー様」
そうでした~。放浪癖がある村人でごめんなさい!
夜中に食べるラーメンの旨いことよ。罪な味だ。
「逆にオレが屋台をやるか?」
「すぐ飽きて人に任せる未来しか見えませんね」
あなた、未来とか見ないとか言ってたじゃん。
「ベー様の被害者のことは考えますよ。哀れだな~って」
それは見ているだけって言うんだよ! まあ、幽霊から忠告を受けるのも縁起がワリーがな。
まったく、ラーメンくらいゆっくり食べさせて欲しいぜ。
「これなら替え玉できそうだな」
少食なオレに替え玉をさせる。やるな、フードコート。
「あ、わたしも!」
中華ラーメンで替え玉ってあるんか? まあ、ここならやってくれるか。替え玉お願いしま~す!




