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村人転生~最強のスローライフ  作者: タカハシあん
新章

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1754/1793

1754 副館長

「アリタールだよ」


 魔女とは思えないほど農婦みたいなおばちゃんである。魔女と言われなければわからなかっただろうよ。


「オレは、ヴィベルファクフィニー・ゼルフィング。村人だ。名前は長いんでベーと呼んでくれ。薬の材料をもらいに来た」


「そうかい。必要なだけ、とは言えないけど、可能な限り用意するよ。なにが欲しいんだい?」


「水虫に効くものと、腹下しのもの、下痢止めのものを頼むよ」


「聖国に行くのかい?」


「……よくわかったな……?」


「聖国からの報告書は読んだからね。あの国はジメジメした地であり、水もよくない。よく雨が降るから革靴を履いたままだ。水虫になるのも多いんだろうよ」


「スゲーな。あの報告書でわかるとは」 


「お前さんだってわかったんだろう。それほど難しいもんじゃないよ」


 まあ、読めばわかるような内容だ。副館長でもちゃんと報告書を読んでいることがスゲーのだ。


「それならたくさんあるから好きなだけ持っておゆき。こっちだよ」


 案内された場所はよくある倉庫。でも、中は材料に適した温度になっていた。ちゃんと管理にも魔法を使ってんだな。


「大図書館じゃなく薬物館にしたほうがイイんじゃねーの?」


 ちゃんと整理されており、ガラスケースに入ったものまであり、ちゃんと名前となんの効果があるかも書いてある。解熱にこんな根っことか使えるんだ。


「土地が違えば使うものも違うんだな。これは、品種が違うのか?」


 見たことはある花の球根ではあるが、色やサイズが違う。まだまだ学ぶことは多いってことだな。


「これだけあると迷っちまうな。チビッ子さんも連れて行くか」


 植物に長けた見習いだったはず。聖国の植物を記録させておくか。


「名前は覚えられないのに、そんなことは覚えているのね」


「オレは中身を重要視しているからな」


 キラン☆  


「暗いので歯は光ってませんよ」


 やん。そんなこと言っちゃイヤン!


「委員長さん。チビッ子を連れて来てくれ。一緒に煎じさせよう」


 あちらで煎じるよりここで煎じっていったほうがイイやろう。器材も十二分に揃っているだろうからな。


「作業場とか借りてイイかい?」


「構わないよ」


「ありがとな」


 それなら他のものも煎じるか。足りないものもあるしな。


 結界の器を創り出し、材料を入れて行く。


「傷薬の材料ももらってイイかい? 売るなら回復薬より傷薬のほうがイイからよ」


「それなら完成品がある。見習いが煎じたものだけどね」


「それはありがたい。簡単な割に手間がかかるもんだしな。いただくよ」


 オレも最初にオババから教わったのは傷薬だっけ。まあ、一日でマスターしたから懐かしいもないんだけどよ。

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― 新着の感想 ―
副館長との雑談で見習い達の事「コイツら上司の目がないのをいい事に度々任務拒否してたんだぜ」とかばらしてもらいたい。
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