1752 報告書(笑)
幼女メイド型ドレミが現れたと思ったら二体に分裂。片方が腐嬢王となった。久しぶりなのになぜか久しぶりと思えない。二度と会わなくても思い出に出て来ないヤツナンバー1だろうな。
「お初にお目にかかります。拙者、シゲモリエリナと申します。異種族国家でダンジョンマスターをやっております。あ、ちなみにこの体は擬態です。本体はボブラ村の地下におりまする」
こいつ、日に日になんでもありになってきているよな。転生者の中で一番能力値タケーんじゃね?
「マリゲータでござる。司書と調達を任されております」
「ほー。調達でござるか。実は、こんな本がありましてな」
なんか関わっちゃいけないと感じ、叡知の魔女さんと部屋から退避させてもらった。
「聖国の金があったらもらえるかい?」
「よかろう。用意する」
事務所みたいなところに連れて行かれ、小判と寛永通宝みたいなものを渡された。うん。転生者が関わっているわ、絶対。
「これが金貨でこっちは銅貨、って感じか。銀貨に当たるものはねーのかい?」
「余分なものを持ってきたのでな、銀貨に当たるものは資料としてある」
「まあ、金貨に当たるものがあれば両替はできるか。あと、聖国で売れるものがあったら用意してくれるかい?」
「豊かな地だからな。あまり外国から仕入れるものはないと聞いておる。ちょっと待て。去年の報告書を読んでみる。聖国の報告書を出してくれ」
年一回しか報告されんのか? 興味ないの?
事務の魔女が数枚の報告書を持って来た。少な!
「……呼んでみろ」
「イイのかい?」
部外者だよ、オレ。
「構わぬ。大した内容でもない」
まあ、数枚だけの報告書だしな。重要なことが書いてある枚数じゃない。てか、そこからなにを読み取れって話だよな。
報告書は帝国文字で書かれているが、オトンが持っていた本で学んだので問題なく読める。てか、なんだ、この報告書は? 小学生の日記か? これで、なにを報告しようとしていたんだ……?
「聖国にいるヤツ、大丈夫なんか?」
IQ3か? 聖国マジだり~とか報告書で読んだの初めてだよ。大図書館の魔女とは思えないんだが……。
「左遷場所だからな」
左遷されたんだ、これを書いたヤツ。逆に大丈夫なんか? 魔女だとバレへんのか?
「売れない占い師としてやっておる」
あ、お金送って~とかも書いてあるよ。本当に大丈夫なんか?
「なんのためにもならねー報告書だな。ん? 水虫になって困っている?」
水虫魔女とか絶望しかないが、水虫が多いなら薬とサンダルが売れるか? 一応、材料を集めておくか。




