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村人転生~最強のスローライフ  作者: タカハシあん
新章

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1750/1796

1750 聖国

 崩れ落ちる委員長さんはいつものことなのでサラッと流し、叡知の魔女さんから聖国のことを教えてもらう。


「位置的には帝国の隣だが、その間にはマレンカと呼ばれる大河がある。その大河には龍が住んでいることで、ほぼ交流はない。ただ、バイブラストは別だ。カーレント嬢は五年前に留学していたからな」


 カーレント嬢? 誰だ? バイブラストにそんなヤツ……いたな! 公爵どの娘が! 帝国の七大聖女の一人だったっけ!


「カーレントカーレントカーレント嬢な。そんな名前だったわ」


 シーとかサーとかだと思ってたよ。※詳しく知りたい場合は388話から読んでね。


「あのねーちゃん、聖国に留学してたとはね~。公爵の娘ってのも大変なものだ」


 冒険大好きなレディーカレットみたいな娘までいるけどさ。


「バイブラストから飛空船で二日と聞いたことはある」


「へー。バイブラストから近かったんだな。知らんかったよ」


 世界地図がない世界だからか、いまいち国の配置とかわからんのよね。


「聖国は、軍事的にどうなん?」


「技術的にそう遅れているとは思えない。が、聖国は魔物が存在しない」


「聖域結界か」


「それでわかるお主の頭を調べてみたいものだ」


 別に特別な頭はしていない。聖国にも転生者はいるだろうと考えたとき、オレみたいな結界を出せる能力をもらっていても不思議ではない。かなり昔から転生させてるみたいだしな。


「大図書館としてもわかんねーものなのかい?」


「神聖魔法だとはわかっている。お主が使う結界と同じ系譜ではないかと思っている」


 だったら転生者確定だな。ただ、国を覆えるってところが怪しいところだ。オレの結界は家を一つがやっとだぞ。昔の転生者はどんだけ凄いもんをもらえたんだ?


「ってことは、正面から入らないとダメってことか」


「そうだな。無理に入ることはお勧めせん。行くのならパンデッガ王国から入るとよい。うちの者が古書店をやっておる。紹介状を出してやる」


「大図書館は潜入までやってんだ」


「聖国は古い国だからな。貴重な書物が多くあるのだ」


「大図書館が欲しがる本か。そりゃ興味が出るな。一般人でも買えたりするのかい?」

 

 本はいくらあっても困らない。まあ、場所は取るけど! 


「買える本にあまり希少性はない。が、一般書庫には置いてもよいかもな」


 まあ、専門性のある本より一般的な本のほうが読みやすかったりする。オレはそこら辺の本を手に入れるとしよう。


「行くのか?」


「もちのロンよ」


 メインはマルゲラ(亀)だが、それだけでは惜しい国のようだ。サブに本を買うことも含ませておこう。

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