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村人転生~最強のスローライフ  作者: タカハシあん
新章

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1745/1798

1745 曰くつきの暗雲か?

「やる? やらない? どっちよ?」


「……やるわよ……」


「よろしくお願いしま~す」


 全身全霊を籠めて満面の笑みを見せたら殴られた。イ、イイパンチだぜ……ガク……。


「なんの茶番ですか? まあ、いつものことですが」


 幸子さんが消えたら起き上がった。


「いや、少しでも恨みを発散させておこうと思って」


「恨まれても構わないとか言ってませんでした?」


 いや、恨まれないならそれに越したことないじゃん。魔女、おっかないもん。躊躇もなく殴ってくるヤツらだよ。殴られるくらいで済むならオレは殴られようじゃないか!


「威張れることじゃないですけどね」


「オレは我が身が助かるならプライドは捨てる男だ。ドヤ!」


「ドヤることでもないでしょう。いえ、それがベー様でしたね……」


 そう。それがオレ。ヴィベルファクフィニーだ。あ、オレの名前、覚えてた? オレは忘れてた。いや~、思い出すのに時間がかかったよ。アハハ~


「さて。桜花村に行くか。ミタさんにも話を通しておかんとならんからな」


 ミタさんもすっかり農業女子になったよな。このままメイドを辞めちゃうのかな?


「まっ、それならそれで構わんがな」


 ミタさんの人生だ。好きにしたらイイさ。悔いのないよう生きて行け、だ。


 転移バッチ発動。桜花村へ──で、到着。夜のないところから薄暗い世界で生きるとか体を壊しそうだな。


「てか、なんで魔大陸って暗いんだ?」


 一応、夜はあるからあの暗雲が原因なんだろう。なんか曰くつきの暗雲なんだろうか?


「調べますか?」


「大陸を覆うほどの暗雲だ。なんか理由があんだろうよ。その理由を知らないのに払ってもしゃーねーよ」

 

 きっと転生者とかが関わってんだろうよ。運命が動いたら関わるはずだ。大変な出来事ならノーサンキューですけど。


「小さくするとドワーフと見分けがつかねーよな」


「大きさって大切なんですね」


 暗いことに戸惑ってはいるが、それ以上に小さくなったことに驚いている。無理もないけどよ。


「ベー様! これは何事ですか!?」


 作業服が似合うようになったミタさんが駆けて来た。 

 

 カクカクシカジカ丸い描いてちょん、ってわけですよ。オッケー?


「……ベー様の説明は理解するのを拒否しますよ……」


「あるがままを受け入れるのです」


「受け入れられないんですよ、ベー様が関わると!」


 それ、オレのせいじゃないよね? 出来事が大きすぎるだけだよね。オレは巻き込まれただけだし。


「開拓要員だ。ここを豊かな土地にしろ。そのために連れて来たんだからよ」


 数こそパワー! パワーで開拓しちまえだ!

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