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村人転生~最強のスローライフ  作者: タカハシあん
十歳スタート

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1188/1852

1188 へへ((〃▽〃))

「……ってか、孫がいるとは聞いてたが、そのカイナのとこにいかんでもイイのか?」


 昨日の夜にはいなかったし、カイナのことだからオレに紹介するはず。それがないと言うことは……いつ来たんだ?


「ボブラ村時間で朝の四時くらいよ。外を飛んでたのよ」


 との声に辺りを見回すと、ミミッチーの鳥籠にみっちょんがいた。


 みっちょんって誰よ? と疑問に思う方もいようが諸事情により詳しいことは申せません。ただ、ブルーヴィの……なんだ? 管理者? 操縦士? まあブルー島に住んでるダークメルヘンだ。


「なぜそこに?」


「なんとなく」


「あ、うん。そうか。じゃあ、しょうがねーな」


「なにがよ?」


「アハハ。おもしろい人たち」


 なにかカオス状態になってるが、それもまたよし。今を楽しめだ。たぶん。


「空を飛んでたって、ここ南の大陸だろう? そんなところでなにしてんだ?」


 謎が多いねーちゃんやな。さすがカイナの孫だわ。


「いや、うちに帰ろうとはしてたんだけど、わたし、極度の方向音痴で迷ってたの。ナハハ」


 この大陸から南の大陸まで迷うって、極度を通り越して究極だよ。つーか、メルヘン機に方位磁石とかねーのか?


「変ですね? 今はカイナーズで人工衛星を打ち上げたのでGPSが使えるんですが……」


 あのアホはどこまで文明を加速させる気だ? いや、岩さん打ち上げを任せておいてのセリフじゃねーけどよ。


「ちゃんと見て操縦してたのに不思議よね」


 あんたの方向感覚がな。


「まあ、サプルちゃんに会えたんだから結果オーライよ」


 確実にカイナの血が……混ざってるわけねーよな。愛した人は連れ子だって言ってたし。


 義兄弟とは言え、プライバシーに突っ込むのは失礼なんで尋ねたりはしないけどよ。


「行き当たりばったりなねーちゃんだ」


「ベーも人のこと言えないでしょうが」


 ハイ。まったくその通りですがなにか?


「なんでもイイが、まずはカイナのところにいってやれよ。寂しがってんじゃねーの?」


 祖父心とかよー知らんけど、そう頻繁に会ってるわけじゃねーんだから顔を見せてやれよ。


「なんなら呼ぶか?」


 クシャミをすると現れる大魔王より簡単に現れる大魔王だぜ、あんたのじーちゃんはよ。


「あ、ん、うん~」


 なんだい、煮え切らねーな。ケンカでもしてんのか?


「なんと言うか、会い辛いのよね~」


「そちらの家庭の事情に首を突っ込む気はねーが、カイナは嫌でも来るぞ」


 そして、逃さねー。無駄な足掻きはするだけ無駄だ。諦めろ。


「……わたし、子どもができたみたいなんだ……」


「それはおめでとさん。元気な子を生めよ」


 それで気が塞がってたのか。まあ、無理もあるまい。今の時代じゃ十六、七歳くらいで生むのも珍しくねーが、初産ともなれば心穏やかでいるのは難しいもんだ。と、オババが言っておりました。


 ……オレが生むわけでもねーのに、サプルやトータのときに右往左往してたもんな。男より立派だわ……。


「……あ、ありがとう……」


 照れ臭そうに笑う。女は強いーーいや、レニスが強いのか。将来は肝玉かーちゃんになりそうだ。


「んで、相手は? 一緒に来てんのか?」


 嫁さん放っておいてなにしてんだ? 旦那も方向音痴か? それはそれで生まれて来る子どもが心配でしょうがねーがよ。


「…………」


 なぜか沈黙するレニス。心なしかやっべーって表情に見えるのは気のせいだろうか?


 なにか子どもには聞かされないと直感が働き、ミタさんに目配せはしる。オレの思い、届け!


「あ、サプル様。ちょっと保存庫のことで尋ねたいことがあるのですが、よろしいですか?」


 ミタさんナイス! 愛してる! あとでココノ屋の駄菓子をわけてあげよう。秘蔵だぜ。


 ミタさんとサプルが消えるのを確認して、レニスを見る。


「……もしかして、ゆきずりの相手、ってことはねーだろうな……?」


 そういうタイプには見えねーがよ。


「あ、いや、なんと言うか、戦いを一緒にした仲と言うか、命を預け合ったと言うか、なんと言いましょうか……」


 それをゆきずりって言うんだよ。


「相手、死んだのか?」


「ううん。死んでない……と思う」


 なんだよ、そのあやふやな物言いはよ。


「タカオサーー相手は獣人と戦争している国の人で、兵士なんだよね……」


 名前からしてこの大陸の者ではねーな。


「しぶとそうなタイプか?」


 こいつの性格……なんて全然わからんが、カイナの孫でメルヘン機を操り、銃なんか持ってるんだ、並みの男に惚れたりはしねーだろう。命を預け合ったとか言ってるなら同等かそれ以上ってことだ。


 ただ、強いとしぶといは別だ。しぶといヤツはどんな過酷な状況だろうと生き残ろうとするからな。


「うん。しぶといよ。剣が折れても腕が折れても最後まで心を折ることがなかったから。キュンとしちゃった。へへ」


 最後の情報はいらねーんだよ。他人の色恋なんかに興味はねーわ。


「惚れたなら連れて来ればよかっただろう」


「誘ったんだけど、仲間を見捨てられないって言われたら諦めるしかないじゃない」


「イイ男じゃねーか」


 伴侶としては失格だが、男としたら最高にイカしてるぜ。


「まあ、戦争が終わったら攫いにいけばイイさ」


 しぶといなら生きてるだろうし、この時代で何年も続く戦争なんてまずあり得ない。大国同士ってわけじゃなければな。


「う~ん。会えるかな? わたしの方向感覚で? まるで自信がないのだけれど」


 なんだろうな。レニスを見てると無理なんじゃね? って思えて来たよ。


「ま、まあ、なんだ。惚れた男より生まれて来る子どもを心配しろや。それからだ」


 カイナの力なら男親なんていなくても余裕で養えるだろうしよ。うん……。


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― 新着の感想 ―
[良い点] あ~あ~わかるわかるっ!!そおそおそおなんだよ、地図とか意味ねーんだわほんと、平気で違うとこを現在地と思い込んでそこを起点にどんどん行ってあははここどこ~~???だしnえ?GPSマップなら…
[良い点] >昨日の夜にはいなかったし、カイナのことだからオレに紹介するはず。それがないと言うことは……いつ来たんだ? 「ボブラ村時間で朝の四時くらいよ……それなのに外を飛んでたのよ! 騒音妨害よね…
[一言] ここに来て光のおっさん、ベーに知られる まあ、ベーの事だから出会い運に引っ掛からないならほっとくよな(悪い信頼感
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