表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
村人転生~最強のスローライフ  作者: タカハシあん
十歳スタート

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1075/1852

1075 つくる 

 と言うことで、まずはじいさんの住み処を作りますか。


 あ、二人の孫もあんちゃんのところにいきました。まずは魚を卸してくれるように頼まないとならないし、専用の荷車、そして、馬が冬でも動けるようなものを作らんといかんからな。


「ばあさん、家になんか要望はあるかい?」


 形とか広さとか。あ、オシャレ的なことは無理ですよ。


「旦那と二人、ほどよい広さがあれば充分だよ」


 つまり、オレにお任せってことだな。よっしゃ!


「あ、ミタさん。布団とか食器とかばあさんから訊いて用意してやってくれ。最低限のしか持って来てねーだろう」


 と、ばあさんを見る。


「ああ。手に持てるくらいしかないよ」


 この時代、町内の引っ越しでなければ家具一式持って、なんてことはしねー。ましてや町の外なら最低限のものしか持っていけねーだろうよ。


「渡した収納鞄分だけか」


「いや、鞄は渡した。もうわしには必要ないからな」


 売れば一財産になるのに、引退すると欲もなくなるのかね? まあ、慎ましやかに生きて来たじいさんたちならそんなもんなんだろう。


「まあ、新しい門出には新しいもので固めたらイイさ」


 その辺はミタさんに任せます。ばあさんと決めてください。


「わたしも~」


 と、大人しくしていた頭の上のメルヘンさんがミタさんの頭へと飛んでいった。


「……今さらだが、お前の人生、急転直下──いや、急転直上過ぎんだろう。肌の焼けたエルフやら妖精やら、後、そこの……しゃべる梟とかよ……」


 それ以前に外の変化は気にならんかったのか? 


「まあ、出会いがそうさせたんだよ」


 そうとしか言いようがねー。


「ふっ。そうだな。出会いはおもしろいな」


 それで理解したじいさん。え? それで理解できたの? オレ、テキトーに言ったんですけど!?


 ……ま、まあ、オレはどうでもイイので流しておくか……。


「オレは作業に入るからゆっくりしててくれ。暇ならブルー島でも散策してこい。道を下れば店があるからよ」


 なんの店かは知らんけど、暇潰しにはなんだろう。


「あ、岬に姉御の店があるから挨拶して来てもイイかもな。同じ島に住むんだからよ」


「ああ、だからネラフィラさんがいなかったのか。あのマスター、なんも言わんからよ」


 あのおっちゃんにも困ったもんだ。まあ、だからってなにかする気にはなれんがよ。


「ネラフィラさんには……世話になったし、挨拶しとくか」


 若い頃から、とは言わないじいさん。それが長生きできるコツである。


 じいさんが出ていき、オレは作業部屋……は、プリトラスの待機部屋になりましたし、庭でやるか。


 前みたいに鍛冶の炉やら道具はないが、家と荷車を作る程度の道具と材料は揃っている。問題はねー。


「まずはじいさんたちの家を作るか」


 サリネには負けるがオレも家造りにはちょいと自信がある。


 三つの願いは元々家を造れることを念頭に願ったもので、人生観の大半(いや、五年生くらいですけどね!)を費やして来た。


 あ、殺戮技はその場の勢いとノリでガンガンしました。


「1Kのシンプルな丸太小屋ふうでイイな」


 以前なら家は造るものだったが、プリッつあんの能力が使えるようになってから作るに変わった。


 造ると作る。後、創るもあるが、オレの中ではデカいものや複雑なものは造る。机の上でできるものは作る。魔法や結界では創るだな。


 ただ、錬金の指輪や結界、土魔法を併用した場合、簡単なら作る。難しいなら造る。新しいものは創るになる。


 まあ、自分の中の大まかな決まり。そのときの気分で変わるかも知れないのでご容赦を、だ。


 公爵どののところで切った大木を一本取り出して加工する。


 結界であらよっと八等分に切り、一つを結界に包んで丸太を何百本と作り出した。


 それらをナイフと桐子を使って組み立てる。


 窓もドアもない家が完成。窓はどこに。ドアはどの面にしようかと考え、決めたらドアから切り開いていく。


 ドア枠、窓枠を作ったら一旦止め、ベッドやテーブルなどの小物(?)を作っていく。


 プリッつあんの能力を使える前は図りながら作っていたが、伸縮能力の前に正確さは不要。後で変更すればイイと、感覚で作り上げた。


「ドアや窓はデカくしてからでイイな」


 細かいところは実物サイズでやったほうがやりやすいのだ。


「次は保冷荷車だな」


 幌ではなく箱型にして後部を観音開きの扉にして、屋根にも積めるようにするか。


 結界術を使うので車体は軽くするので箱の厚さは二ミリでイイだろう。


 土魔法で鉄の箱──あ、コンテナにして、レールかなんかで移せるようにするのもおもしろいな。


 なんて考えながら試作を作っていく。


「……う~ん。こうなるとフォークリフトが欲しくなるな……」


 他にも専用の建物や機具なんかも必要か。なんか大袈裟になってくんな。


 だが、おもしろそうなのでレッツゴーだ。バッテリーやエンジンのフォークリフトは使えないが、魔道具ならいけるはずだ。こんな田舎にも魔道具は入って来てるからな。


「こうなると一回シャンリアルの町にいかんとならんか」


 フォークリフトを使うなら城も使えるようにしたい。荷車ならぬコンテナ車を量産して流通を高めたいしな。


「フォークリフトはそのうちとして、建物を建てておくか」


 と決めて家を完成させるべく集中した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ