プロローグ*2
本日二回目の投稿となります(`・ω・´)
どのくらいまで続くかなぁ…笑
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ちょーっと待ってよハニー?めっちゃ静か。
不思議、何故なんだろうか、今は何時何分よ?誰も来ないよ。おい。私を放置するとはどういうことだよ。こんなに目立つのに?気づかないとか?教室入るにはここ通らなきゃなのに?セーラー服きた少女が倒れてんのに?まじないわ。今時の学生はなっとらんな、まったく。人が倒れてたら普通助けるだ…………あれ?
ふと、疑問に思うことが出来たわ。いやさっきからなんで誰も起こさないんだよ舐め腐っとんのかコラァとか思ってるけど。いやそういう事じゃなくてさ。
私って、気絶してたよね?
つかしてるよね?あれ、おかしくないか。気絶してて考え事とか、出来るの?出来ちゃうの?え、初耳なんだけど。私の中で気絶したら夢すら見ずに寝る、みたいなイメージがあるんだけど。それを覆されたよ。まじかよ。
ってことはだよ。仮にコレが気絶ではないとして。考え事出来てるんだから実は起きてる、ってことでしょ?私、トイレ行こうとして水に滑って気絶したと思ったらただ廊下の上で寝てるだけ?
いやまあだけって言うのもあれだけど、マジか。私寝てたのか。床の上の私の体温で温かくなった水の中で?考えたくもないね!
なら尚更起こせよ。風邪引くだろ!
ていうか、先生!そうだよ、先生もじゃん!授業始めるにはここ通って教室行くだろうが。生徒が倒れてますが?気にしないと?それとも授業始まってませんと?授業始まってるだろどう考えても!私の腹時計舐めないでくれませんかねえ!先生マジで気にしないの?私の成績を落とす気か、そうなのか先生!!生徒のみならず先生すら私を気にしないだと?なに、これは私は運がないと言うことになるのかな!絶対そんなんじゃ生ぬるいよね!私神様に見放されたんじゃないの?つまり神様に成績下げられてんのか私。わ、神様まじ最悪だわ~!!
……。なんだろう、すごく悲しくて疲れた。自分でやる自分への突っ込みってこんなにも悲しいものなのか。疲れた。
どうしよう、このまま寝てようかな、起こされないし。起こされないってことはそれが許されると思うの、だって起こされないってことは授業しなくていいぜぇ?ってことでしょ?はははやったぜラッキー!!
……。
…………。
うん、虚しい!
流石の私もこれはあきませんわ。悲しさMAXだわ。それに問題児っていうレッテル貼られたくないしね。『授業に出たくなくて廊下で堂々と寝る生徒』みたいに思われたくないわけだよ。誰でもそうだわ。
どうにか自分で起きれたりしないのかね。
目あけたら覚醒みたいな。…ないか。ってかまず目が開けられないか。寝てるわけだし。でもせめて仰向けになりたい。背中に何か乗ってて苦し………
ちょっと待って。背中が、重い…だと…?仰向け…?私、後頭部打った気だったんだけど?背中に水がしみてるはずなんだけど。
「なんで?!」
思わず叫びながら目を開けてしまった。そしてすぐに目をつむりたくなった。あ、首ぐきってなった。顔も上げなきゃよかったわ…。何か理解し難いものが視界に入ってしまったよ。
「……………」
片手で眉間をもむ。大丈夫だちな。あんたの見たものは幻だから。安心したまえ。間違っても白い空間になんていない。幻覚だ。……よっしゃもう大丈夫あんたはリアルに戻る!
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って言うかあれ、片手で眉間もんだけど、私もしかして起きてます?
と思って目をぱっと開けてみた。
「………幻覚じゃねえのかよぉおおおおお!?」
目の前の白い空間は消えていませんでした。自己暗示は聞かないっぽいわ、ざけんな。むしろ叫んだことによって腹筋に力が入っちゃったからさらにいらないことに気づいてしまったわ。
「あ、起きた?」
「お、起きたのか?」
「さっき顔あげてたけどね」
「知ってるから少し黙れや」
なんかもう色々とキャパオーバーやっほーなんだけど。とりあえず誰ですか?と言うか、最初の方、私の上から退いてくれることを私は希望します。苦しいのはあんたのせいか。
「え、なにこのコ。ボクの顔見ていきなりしかめたんだけど。え、ホントになんで?」
「きっと退いてほしいって思ってるんだよ。お前は何気に重いからね」
「…待って!なにさり気にけなしてるの?!」
「気のせいだろ。ってか早く退いてやれよ!」
「待って!ボクは風のように軽いのに、それはなくない?!」
とりあえず退いてもらえないかな君。うん、風のように軽いのはわかったから退いてくれよ。他の人もこの人どかしてよ、おい。傍観してるんじゃないよちょっと!
「………」
「あわっ!」
「全く…ほら、退きなさい」
お腹の苦しさとイライラで、ついに上半身を起こしてしまった。そのせいで上に乗ってた人が落ちたらしい。だがその人を心配はしない。キャッチされたらしいからね。ナイスだ知らない人。おかげで心置きなく身を起こせるよ。しかしありがとうとは言わん。言われてほしくばすぐ助けるべきだったな!はっはっはっ!!
「あ?なんだコイツ。俯きながら怖ぇ顔したと思ったらにやにやし始めやがったぞ?キモいわ、マジ引くわ」
「なんだとこの野郎頭かち割るぞいきなり拉致るほうが引くわ」
「……………」
人はね、こういう時なんて言うと思う?とりあえず、こう叫ぶと思うの。
やっちまったぁぁぁ!!!
ぜんっぜん謝る気とか無いけども!!明らか私は正論しか言っていないけれどもどうしようなにしようなに言われるのかなって言うか何されんの?!何の変哲もない女子高生な私を誰にも気づかれずにここに誘拐するのはよく分からないし理解不能だけど、とりあえず生意気な事言った自覚はあるから指詰めるくらいされそうだよ!
とりあえず媚びへつらうべきだろうか。この人たちのことを視界に入れたくないから下を向いているわけだが、私はあんたの顔見えないのて顔上げたくなんかないからちょっくら顔下げて下さい私よりも下にさ!!そしたらとりあえず謝ろうかな!
なんて焦ってなんか無いけど焦ってるとですね。むしろ無礼千万な指詰め上等と思われそうなことを考えていますとですね。
「喋った!」
なんて声をそろえて言いやがりました。なんだとこんにゃろ、私は珍獣かよ。
思わず私は顔を上げた。
ありきたりではなくしたいけど、一部しかありきたりではなくならない。……あれ?日本語おかしいな、ふふふ。