プロローグ*1
はじめまして!ぴえろと言います!
文才皆無で内容もぐちゃぐちゃですが温かい目で見ていださい<(_ _)>
異世界系ファンタジーメインに活動していきたいと思います!
チートな女主人公のファンタジーが苦手な方はダメなものかもしれませんが、大丈夫なかたはぜひ読んでください(*´▽`*)
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あかとあおとみどりときいろの奇妙な形の生き物は、身を寄せ合い、意識を共有し、信仰を一時の間だけ拒絶する。
聞いたこともないような、けれども美しい声音で、そのナニカは言うのだった。
──ねぇ、あの子欲しいな
──そうだね、あの子がいいな
──うん、あの子がいいよ
──あぁ…いいね、あの子にしよう
──あの子に繋がるものは?
──大丈夫、ほら
──あぁ、これは大丈夫だ
──こちらに呼ぼうね
──早く会いたいよ
──私たちだけの、──
どれが言ったかもわからない、けれども確かに彼らがその存在を求めた時、その世界とその世界は一瞬だけ、一秒も満たない時間、確かに繋がったのだ。
細いけれど強固な繋がりが、彼らとその存在を結びつけた。その結びつきは、その存在にとって数多の繋がりを産んだ。人ではない、何かとの繋がり。
彼らはその存在が近くに来るのを今か今かと待ち、その人ではない何かに伝達する。
──愛しい愛しい、子がくる
突然だが、日常とは何か?
日常って…私ならまず学校いくことでしょ?
暖かいお布団の中から嫌々しながら出て、のろのろ階段を降りて、うがいをして家族に挨拶しながらテーブルについて朝ご飯食べて、食べ終わったら歯を磨いて。トイレ行って、制服に着替えて学校に行くための準備をして、玄関を出る。
そんで、友達と喋ったり適度に勉強したり。
日常ってそんなのだと思う。そう、つまりは『当たり前のこと』ってこと。『普通』って言ってもいいかもしれない。私じゃなくても、普通の女子高生ならこんなだよな、きっと。
私みたいに学校行って、友達と喋って、勉強して、帰りにどっかよったり、性格も……まぁ性格はちょっと変わってるって言うか、そこらへんの女子高生よりかは冷め気味かなって思うけど。
とにかく日常=普通。それが言いたい。
もしも今、どこかの誰かがなんでいきなり語ってんのなんて言うんならそいつを私はぶん殴りたい。
なんで語ってるかだと?そんなの仕方が無いだろうが。
私はいつも通り暖かいお布団の中から嫌々しながら出て、のろのろ階段を降りて、うがいをして家族に挨拶しながらテーブルについて朝ご飯食べて、食べ終わったら歯を磨いて。トイレ行って、制服に着替えて学校に行くための準備をして、玄関を出る。別にいつも通りのスケジュールで行動してただけだ。それなのに今日という日はなんてこったおなかイタいってなりました。いわゆる腹痛ってやつだ。それも学校の校門に着いた時にいきなり襲ってきたやつ。もうそんなの、トイレにダッシュするしかないじゃん?
私は、日常が普通で溢れていてつまらないとは思っても、べつに非日常的にしたいなんて思ったことは無い。なのにこの現実。しかもお腹をくだすという下品極まりない非日常。最悪かよ。だがしかし、私にとっての最悪はここで止まらなかった。
トイレ行こうとしたら廊下に水がだな、落ちていたのだよ。分かるかこの先の展開が?滑ります頭打ちます目の前真っ暗です。ドリフかよ。
で。私、気を失ったまんまらしいんだよね。だって真っ暗だし体重いし。どれだけ強く打ったんだよ、頭。ていうかいい加減他の人見つけてくんない?私の腹時計だと、私の登校時間から二十分はたってるよ?来る人いないわけ?そんなわけあるか。大抵の生徒は8時半前には登校してんのを知ってるんだよ。
というわけで、私は誰にでもなく説明をしているわけだ。なぜならお喋りな人にとって誰ともおしゃべり出来ないとか苦痛だからだ。どぅーゆーあんだーすたん?
ってことで話戻すけど、まあ100歩譲って別に起こしてくれなくてもいいけどね。だって私の意識戻ればいいだけだし。というわけで私よいい加減目覚めてくれないか。
私が滑って転んだ原因の水がさ、私の下敷きになってるわけ。制服に染みてるわけ。濡れているわけよ。背中冷たいのよ。いや、冷たかったのよ。わかる?過去形なわけ。つまり、体温で床と水が温まってるんだよ!!
つまりはだ、と言うかやっぱりというか。結局のところ自力で起きることが出来ないのでこうして横になっているわけで。
結論を言おう。
誰か早く来いよおおおおおおおお!!!!
※男主人公のものを書く気は一応あります。ですがきっとまださき……それまではチートな女主人公のファンタジーものを読んで暖かく見守っていてください(´`:)