波乱の入学式
今日は、念願の湘南高校の入学式だ!
湘南高校はバスケの名門だ。
学校に着くと、中学時代のライバル林田と安田が下駄箱で俺を待っていた。
林田「おう、これからもバスケ頑張ろうぜ」
彰「おう、テメーとは終生のライバルと思ってるぜ」
林田「俺は思ってねーけどね!」
彰「お前が威張れんのは今だけだぞ・・・」
林田「勝手に言ってな」
安田「林田のたっちゃんが井上彰ごときに負けないでしょ、クス」
彰は無視してそこを立ち去った。
林田は身長202センチのセンターだ。
安田は身長170センチのポイントガードであった。
2人とも中学時代かなり名をはせていた!
2人は同じチームで橋中出身だった。
自分の出身校は和光中だった。
ポジションはパワーフォワード、自分でいうのもなんだが結構うまかったのだ!
自分のプロフィールを書くと、身長190センチ体重79キロ名前は井上彰。
教室に着くと1年A組だった、そこにはなんと中学最強プレイヤー沢西がいた・・・
彰「テメーも湘南に来てたのか?」
啓治「わりーのかよ」
彰「いや、テメーぐらいになれば、この辺の高校のほとんどからオファーが来てたはずじゃねーか」
啓治「ここが一番家に近かったからだよ!」
彰「そうかい、でもテメーにも負けねー覚悟で湘南来てるからよ、レギュラーはとらせねーからな」
啓治「・・・」
彰「そういや、安田と林田は何組だったんだろうな・・・」
ここで沢西について説明しよう、沢西は川女中出身のスモールフォワードである。
去年の夏季中体連優勝をたった一人で成し遂げた超人であった・・・
一試合平均得点90.56であった。
彼は小学校の頃からアメリカにバスケ留学していたのだった。
ポジションはシューティングガード、身長188センチ体重75キロオフェンス、ディフェンス、アスレチックすべてにおいて
トップクラスの選手であった。
そして放課後監督の高下先生に入部届を出しに行くと、そこには山のように入部届が積まれていた。
体育館に行くとすでに林田と安田の仲良し組が1on1をしていた。
それは圧倒的身長差で勝つと思われた林田と安田は互角に渡り合っていた。
林田のブロックを悠々とかわしスリーポイントラインからシュートを打った・・・
「パスッ」
しかし林田も負けていないインサイドに持ち込むと圧倒的な強さを誇った・・・
フリースローラインからジャンプした、ダンクだ・・・
「ガーンドーンドーン」ボールが転がる。
見ていた僕の後ろに気配を感じた。
高下「今日は部活はないぞ!」
まだリングは揺れている、高下は聞いた
「誰だ、ダンクしたのは?」
林田「僕です」
高宮「そうか・・・早く帰れよ」
3人「はい!!」




