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Atelier Lotus専用 小説制作基本プロンプト集  作者: Atelier Lotus文庫


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2/12

Atelier Lotus 小説制作基本プロンプト集公式使用手順書 Ver.1.1

【この手順書の目的】


本手順書は、Atelier Lotus専用 小説制作基本プロンプト集に収録された各プロンプト本文を変更するための文書ではありません。


各プロンプトについて、


* いつ使うのか

* 何を入力するのか

* どこまで決めるのか

* 何を決めすぎてはいけないのか

* 前工程から何を受け取るのか

* 次工程へ何を渡すのか

* 問題が発生した場合にどこへ戻るのか

* 専門工程をどのような場合に使うのか

* イラスト制作をどの段階から分岐させるのか


を、一つの制作システムとして整理することを目的とします。


Atelier Lotusの基本方針は、


上流で物語の意味を決め、下流で具体化する。


ことです。


通常制作では、


設計 → 分解 → 本文化 → 監査 → 必要な修正


の順に進みます。


イラスト制作はこの一本道の最後に固定された工程ではありません。


必要な物語情報・デザイン情報が確定した段階から分岐できる、独立した視覚化工程


として扱います。



1.まず覚えること――通常制作は6工程


新規作品をゼロから完成稿まで制作する場合、基本となる制作工程は以下です。


① 作品全体の構成・全体プロット

② 章別プロット

③ 話数割り振り・各話設計

④ 本文執筆

⑤ 小説総合監査

⑥ 監査結果反映・清書


これがAtelier Lotusにおける通常制作の基本ラインです。


最重要原則


上流工程は、


何を描くか


を決めます。


下流工程は、


それをどのように具体化するか


を決めます。


したがって、本文を書きやすいから、場面映えするから、会話を増やしたいから、といった下流工程の都合だけで、


* 作品の中心コンセプト

* 主人公の最終到達点

* 主要人物関係

* 重大設定

* 主要事件

* 結末


などを勝手に変更してはいけません。


逆に、上流工程で、


* 一字一句の台詞

* 細かな仕草

* 一文ごとの心理描写

* 本文上の文章リズム

* 各場面の細かな演出


まで固定する必要もありません。


必要なことだけを、その工程で必要な粒度まで決める。


これが基本です。



【各話プロットは必須工程ではない】


Atelier Lotusの正式な基本ラインは、


全体プロット

→章別プロット

→話数割り振り・各話設計

→本文


です。


独立した「各話プロット作成工程」は必須ではありません。


各話プロットが既存資料として別途存在する場合は補助資料として使用できます。


しかし、


各話プロットが存在しないことを資料不足とは判断しません。


話数割り振り・各話設計が十分に完成していれば、そのまま本文執筆へ進みます。



2.通常工程とは別に存在する専門分岐


通常制作ラインへ毎回入れる必要のない専門工程があります。


文体だけが崩れた場合


小説文体ドリフト修正プロンプト


を使用します。


圧縮・再構築後に、旧版から必要な価値まで失った可能性がある場合


小説圧縮・再構築 復元監査プロンプト

必要な場合のみ

小説復元監査結果反映・清書プロンプト


を使用します。


表紙・挿絵・設定画・世界観・既存画像修正を行う場合


イラストプロンプト統合版


へ分岐します。


これらは通常工程へ機械的に挟むものではありません。


必要なときだけ使用してください。



3.プロンプト10本の役割


No.プロンプト主な担当区分

1総合統合小説プロット制作プロンプト Ver.1.0物語全体の最上流設計通常

2章別プロット作成用プロンプト Ver.2.2全体を章単位へ具体化通常

3話数割り振り用プロンプト Ver.2.1章を本文直前の各話設計へ分解通常

4統合小説執筆プロンプト Ver.2.2設計を完成本文へ具体化通常

5小説総合監査プロンプト Ver.2.1問題発見・成立性・整合性確認通常

6小説監査結果反映・清書プロンプト Ver.2.1必要な監査指摘だけを修正条件付き

7小説文体ドリフト修正プロンプト Ver.2.0内容を変えず文体偏りを修正専門

8小説圧縮・再構築 復元監査プロンプト Ver.2.1旧版との比較から復元必要性を判定専門

9小説復元監査結果反映・清書プロンプト Ver.2.1必要な旧版価値だけを現在版へ統合専門

10イラストプロンプト統合版 Ver.1.5物語・設定の視覚化、画像修正独立



4.どの工程から始めるか


迷った場合は、現在どこまで確定しているかを確認します。


A.まだ物語全体が決まっていない


総合統合小説プロット制作


から開始します。


B.全体プロットは完成しているが、章構造が決まっていない


章別プロット作成


から開始します。


C.章別プロットはあるが、各話へ分割されていない


話数割り振り・各話設計


から開始します。


D.話数割り振り・各話設計まで完成している


統合小説執筆


へ進みます。


E.本文が完成し、問題がないか確認したい


小説総合監査


を使用します。


F.監査で修正が必要と判定された


監査結果反映・清書


を使用します。


G.内容には問題がなく、文体だけが崩れた


文体ドリフト修正


を使用します。


H.圧縮版が成立しているが、旧版から必要な価値まで落ちたか確認したい


復元監査


を使用します。


I.絵を作る、または既存画像を修正したい


イラストプロンプト統合版


を使用します。



5.工程① 総合統合小説プロット制作


役割


作品全体として、


何を描き、主人公がどこから始まり、どこへ到達するのか


を決める最上流設計工程です。


各話本文や細かな演出を完成させる工程ではありません。


主な使用場面


* 新規作品をゼロから設計する

* キャラクターや設定だけ存在する作品を物語化する

* 既存プロットの因果や人物変化を改善する

* 長編作品を圧縮・再構築する

* シリーズ全体を設計する

* 複数案を比較する


主な作業モード


A.新規作品設計

ジャンル・テーマ・アイデアから新規構築する。


B.既存設定から全体プロット化

既存設定を一つの物語へまとめる。


C.既存プロットの改善

現在の核を維持しながら、因果・人物変化・報酬・密度などを改善する。


D.全面再構成・圧縮再構築

ユーザーから許可された場合に限り、大きな再編成を行う。


E.複数案比較・統合

複数案を比較する。ユーザーが採用していない案を勝手に正史化しない。


F.長編・シリーズ構成

シリーズ全体、各巻、各章の役割を分けて設計する。


最低限渡す資料


* ジャンル

* 使用媒体

* 作品コンセプト

* 主人公

* 主要人物

* 人物関係

* 確定設定

* 世界観

* 制度・専門設定

* 絶対条件

* 変更禁止事項

* 確定済みの結末があればその内容

* 既存作品の場合は現在版資料


完了条件


少なくとも、


* 中心コンセプト

* 主人公の開始状態

* 主人公の最終到達点

* 主要人物関係

* 大きな因果

* 主要転換点

* 結末

* 情報開示の大枠


が成立していれば、次工程へ進みます。


次工程へ渡すもの


完成した作品全体の構成・全体プロット


です。



6.工程② 章別プロット作成


役割


全体プロットと話数割り振り・各話設計の間をつなぐ、


章単位の中間設計工程


です。


全体プロットを別作品へ作り直す工程ではありません。


主な使用場面


* 全体プロットを初めて章へ分解する

* 既存章構成を整理する

* 章単位の因果や人物変化を改善する

* 圧縮・再構築する

* Web版を書籍向けに再構成する

* 指定された話数・巻構成へ再編する


章ごとに最低限確認すること


* 章の中心役割

* 開始状態

* 終了状態

* 主人公の感情変化

* 認識の変化

* 人間関係の変化

* 主な出来事

* 出来事同士の因果

* 伏線

* 情報開示

* 読者への報酬

* 次章へ渡すもの


この工程でやらないこと


* 各話本文を書かない

* 一字一句の台詞を固定しない

* 細かな仕草を決めすぎない

* 本文上のリズムを決めない

* 各話の最終的な役割まで過度に固定しない


次工程


完成した章別プロットを、


話数割り振り・各話設計


へ渡します。



7.工程③ 話数割り振り・各話設計


役割


章別プロットと本文執筆の間をつなぐ、


本文執筆直前の最終設計工程


です。


ここで各話を、そのまま本文へ渡せる粒度まで具体化します。


主な使用場面


* 章別プロットを初めて各話へ分解する

* 各話の重複や停滞を直す

* 話数を圧縮する

* Web版を書籍単位へ再構成する

* 指定話数へ調整する

* 既存連載の続きを設計する


一話ごとに最低限決めること


* 話の中心役割

* 視点人物

* 開始状態

* 終了状態

* 中心となる出来事

* 人物の選択

* 感情の推移

* 認識の推移

* 人物関係の推移

* 必要な情報開示

* 伏線

* 重要アイテム

* 到達点

* 次話へ渡す問題・感情・選択


話数指定の扱い


話数指定は、


厳守

目安

最適化可能


など、指定の強さを区別します。


話数そのものを変更してよいかは、


話数指定の強度


が決めます。


一話あたりの密度や圧縮方法は、


割り振り方針


が決めます。


両者を混同しないでください。


重要


ここが原則として、


本文執筆前の最終設計資料


です。


したがって、独立した各話プロットを追加で作らなくても本文へ進めます。



8.工程④ 統合小説執筆


役割


話数割り振り・各話設計を、


* 台詞

* 行動

* 視線

* 仕草

* 情景

* 感覚

* 心理

* 文章の呼吸


を持った完成本文へ具体化します。


基本入力


* 作品全体の構成・全体プロット

* 対象章の章別プロット

* 対象話の話数割り振り・各話設計

* 最新の確定設定

* キャラクター設定

* 人物関係

* 世界観

* 制度・専門設定

* 前話・前章

* 引き継ぎ情報

* 各話プロットが存在する場合のみ、その資料


使用モード


A.Web連載本文生成

通常のWeb連載、新規本文、続き、Web向け清書。


B.書籍ブラッシュドアップ

Web本文や草稿を書籍・冊単位へ調整。


C.成人向け官能ブラッシュドアップ

成人同士の親密さを人物関係の延長として扱う場合。


D.素朴・静謐型純文学

日常、記憶、生活、人間の距離、言葉にならない感情を重視。


E.装飾比喩・幻想型純文学

比喩、象徴、五感、幻想的認識を強める作品。


本文工程で許されること


* 台詞を具体化する

* 仕草を作る

* 場面内の細かな動作を具体化する

* 五感を補う

* 未確定の軽微な細部を安全な範囲で補完する

* 設計を自然な文章へ変換する


本文工程で許されないこと


本文映えだけを理由に、


* 確定設定を変える

* 主要人物関係を変える

* 重大事件を変える

* 結末を変える

* 次話以降の展開を先取りする


ことはしません。


また、本文執筆中に安全な範囲で補完した小物・仕草・背景情報などを、


自動的に作品の新しい確定設定へ昇格させない


でください。


推奨運用


長編でも、


一話の話数割り振り・各話設計

+対象章

+必要な前後情報


を使い、一話ずつ執筆すると管理しやすくなります。



9.工程⑤ 小説総合監査


役割


作品を別作品へ作り替えるのではなく、


現在の作品が成立しているかを確認し、本当に修正が必要な問題だけを発見する工程


です。


監査と改稿は分離してください。


使用できるタイミング


* 全体プロット完成後

* 章別プロット完成後

* 話数割り振り・各話設計完成後

* 一話完成後

* 一章完成後

* 長編連載途中

* 大きな転換後

* 完結後

* 投稿前

* 書籍化前

* 公募前

* 修正後の再監査

* 差分監査


つまり、


監査は本文完成後だけに使うものではありません。


必要であれば上流設計段階でも使用できます。


監査の厳しさ


簡易


主として、


* S級

* 重要なA級

* 明白な設定矛盾

* 明白な時系列矛盾

* 重大な視点違反

* 重大な因果破綻


などを確認します。


標準


通常運用です。


S・A級を中心に、読書体験へ実際に影響する重要なB級まで確認します。


厳格


最終確認向けです。


* 細かな状態連続性

* 伏線

* 呼称

* 時系列

* 文体偏り

* 情報管理

* 長編全体の接続


などまで精密に確認します。


最重要原則


監査は、


問題を見つける工程


です。


ユーザーから修正指示がなければ、本文そのものを大幅に書き直しません。


また、


「もっと良くできる」ことと「直す必要がある」ことを分けます。


問題が存在しない場合は、


問題なし


が正しい監査結果です。


総合判定


最後は原則として、以下のいずれかに整理します。


* このまま進めて問題ない

* 軽微な修正後に進めてよい

* 一部修正してから次工程へ進むことを推奨

* 重大な修正が必要



10.工程⑥ 監査結果反映・清書


役割


監査で指摘された内容を機械的に全部修正する工程ではありません。


現在版へ再照合し、


現在も残っていて、本当に修正する必要がある問題だけを反映する工程


です。


標準手順


1.監査結果を確認する


重要度だけでなく、


* 確度

* 修正必要性

* 根本原因

* 影響範囲


を確認します。


2.現在本文へ再照合する


監査後に既に直った問題を再度修正しません。


現在版では存在しない問題も実装しません。


3.修正権限を確認する


「積極的修正」が指定されていても、


上流設定を変更できる権限が自動的に増えるわけではありません。


修正強度と変更権限は別です。


4.必要な最小範囲を修正する


問題のない部分を巻き込みません。


表面的な症状だけでなく、必要な場合は根本原因まで修正します。


5.必要なら再監査する


人物関係、時系列、伏線、章構造、複数話へ影響した場合などは、対象範囲の再監査を行います。


修正の程度


最小修正


必要箇所だけを可能な限り小さく直します。


標準修正


接続、重複、説明、文章など、問題解消に必要な範囲まで整えます。


積極的修正


許可された範囲の中では広めに修正できます。


ただし、これも上流設定を書き換える権限ではありません。


デフォルト


未指定の場合は、


標準修正・完成稿のみ


を基本とします。



11.専門工程① 文体ドリフト修正


使用条件


物語内容そのものには問題がない。


しかし、長編執筆を続けるうちに、


* 短文が増えすぎた

* 一文段落が増えすぎた

* 改行が増えた

* 説明が薄くなった

* 語り口が変わった

* 比喩密度が変わった

* 作品本来の呼吸からずれた


場合に使用します。


この工程では行わないこと


* プロット改善

* 人物関係の再設計

* 設定変更

* 重大な情報追加

* ストーリー改善を目的としたリライト


文体の偏りだけを修正します。


使用する資料


* 今回修正する本文

* 作品前半・中盤など文体基準になる本文

* 前後話

* 確定設定

* キャラクター設定

* 文体・表記ルール

* 必要なら監査結果


判断


内容にも問題がある


なら、まず総合監査。


内容は成立していて、文体だけがずれている


なら、文体ドリフト修正です。



12.専門工程② 圧縮・再構築と復元


旧版を圧縮・再構築した作品について、


「短くなったのは良いが、人物への愛着、感情の積み重ね、生活感、関係構築などまで削っていないか」


を確認するための専門工程です。


復元監査と総合監査は別物


小説総合監査は、


現在の作品そのものに問題があるか


を確認します。


復元監査は、


現在版は成立している。そのうえで、圧縮によって必要な物語上の価値まで落としていないか


を確認します。


役割を混同しないでください。


推奨ルート


現在版そのものの成立性にまだ不安がある場合は、


現在の圧縮・再構築版

小説総合監査

必要なら通常修正

復元監査

必要な場合のみ復元監査結果反映・清書


と進めます。


ただし、


小説総合監査を毎回必須とはしません。


現在版が既に総合監査済みである場合や、現在版そのものの成立性には問題がなく、純粋に旧版との比較だけを行いたい場合は、


現在版

復元監査


から開始して構いません。


復元監査の基本


現在版を基準にします。


まず、


現在版に具体的な不足があるか


を確認してください。


旧版に良い場面があること自体は、復元理由ではありません。


判定


A 復元推奨

現在版に具体的な不足があり、その不足を旧版要素で効果的に補える。


B 部分復元推奨

現在版は成立しているが、短く吸収すると完成度が明確に上がる。


C 削除維持

戻さない方がよい。


D 再配置・吸収

復元必要性ではなく、主として「どのように戻すか」を示す。


したがって、


A+D

B+D


のような判定もあります。


復元の考え方


Aだから大量に戻すわけではありません。


旧版に三千字の場面があっても、現在版の不足が数行で解消できるなら、


数行だけ戻します。


復元するのは旧版の場面そのものではなく、


* 人物への愛着

* 感情の根拠

* 関係構築

* 因果

* 伏線

* 生活感

* 世界の厚み

* 象徴

* 後半への準備

* 読者への報酬


など、


現在版に必要な物語上の価値


です。



13.独立工程 イラストプロンプト統合版 Ver.1.5


位置づけ


小説制作工程で設計・確定された物語を、


視覚作品へ翻訳する独立工程


です。


イラスト制作は通常制作ラインの最後に限定されません。


必要な情報が確定していれば、各段階から分岐できます。


表紙


作品全体の構成・全体プロット


を中心資料とします。


必要に応じて、


* 章別プロット

* キャラクターデザイン

* 世界観

* 重要アイテム

* 既存イラスト

* 最新本文


を使用します。


巻別表紙


全体プロット+対象巻の章別プロット


を中心にします。


章扉


対象章の章別プロット


を中心にします。


各話挿絵


対象話の話数割り振り・各話設計


を中心にします。


必要なら本文を加えます。


特定場面の精密再現


完成本文を使用します。


世界観イラスト


* 作品全体構成

* 世界観資料

* 国家・地域・施設などの確定設定


を中心にします。


人物は必須ではありません。


既存イラスト修正


* 今回修正する画像

* 最新修正指示

* 確定キャラクターデザイン

* 必要な衣装・世界観・重要アイテム資料

* 変更してはいけない要素


を使用します。



イラスト制作の重要原則


1.未来を先取りしない


作品全体を知っていても、


* 後の恋愛

* 後の装備

* 後の身分

* 後の和解

* 後の能力

* 未到達の精神的成長

* 本人がまだ自覚していない感情


を対象時点より前の絵へ出しません。


2.画像生成時の補完を設定化しない


生成時に安全な範囲で補完した、


* 背景小物

* 装飾

* 仕草

* 配置

* 衣装上の細部


などを、次回から勝手に確定デザインとして扱いません。


3.既存画像修正は最小変更


髪色だけを直すなら、


顔、衣装、背景、構図まで作り直しません。


何を変更するかと同時に、何を変更してはいけないかを確認します。


4.「何を描くか」と「どう見えるか」を分ける


何を描くかは、


全体プロット・章別・各話設計


から判断します。


その瞬間の、


* 姿勢

* 表情

* 位置

* 手

* 動作

* 小物配置


などは、上流資料と矛盾しない範囲で、


最新の確定本文


を優先できます。



14.標準SOP――新規作品をゼロから完成させる


1.企画を整理する


ジャンル、媒体、コンセプト、主人公、主要人物、絶対条件、変更禁止事項を整理します。


2.全体プロットを作る


総合統合小説プロット制作で、


* 作品の軸

* 主人公の変化

* 大きな因果

* 到達点

* 結末


を確定します。


3.章別化する


章別プロット作成用で、


* 各章の役割

* 開始状態

* 終了状態

* 感情変化

* 因果

* 次章への接続


を設計します。


4.各話へ分解する


話数割り振り用で、


一話ごとの中心役割・出来事・感情・到達点を本文直前の粒度まで設計します。


5.本文を書く


統合小説執筆で一話ずつ完成稿化します。


6.意味のある節目で監査する


* 章完成

* 大きな設定変更

* 重要な転換点

* 長編中間地点

* 完結


などで監査します。


毎話監査を必須とはしません。


7.必要な問題だけ修正する


監査結果反映・清書を使用します。


8.完結後に全体監査する


通常は標準。


投稿前、書籍化前、公募前などでは厳格監査も検討します。


9.必要な場合のみ最終修正する


重大な変更を行った場合は、対象範囲を再監査します。


10.必要な段階から視覚化する


イラストは完成後まで待つ必要はありません。


* 全体プロット完成 → 表紙

* 章別完成 → 章扉

* 各話設計完成 → 挿絵

* 本文完成 → 特定場面

* 世界観確定 → 世界観イラスト


のように分岐できます。



15.長編制作中の「一話を回す最小セット」


通常の一話執筆では、毎回プロンプト集すべてを投入する必要はありません。


最低限、


* 対象話の話数割り振り・各話設計

* 対象章の章別プロット

* 最新の確定設定・人物関係

* 必要な前話・引き継ぎ情報


を用意します。


これに、


統合小説執筆プロンプト


を加えて本文を作ります。


完成後は、


* 今回確定した本文

* 人物の状態

* 所持品

* 得た情報

* 新しく成立した関係

* 未解決問題

* 次話へ渡す情報


を更新して次話へ進みます。



16.既存作品を直す場合


既存作品は、必ず全体プロットからやり直す必要はありません。


問題が発生している最も上流の工程


から修正します。


症状開始工程

作品の方向性、結末、主要因果がおかしい全体プロット

章の役割、順序、配分がおかしい章別プロット

各話の重複、停滞、配分がおかしい話数割り振り

設計は良いが本文に問題がある総合監査 → 清書

内容は成立しているが文体だけ偏った文体ドリフト修正

圧縮後、人物や関係性が薄くなった復元監査


原則


最高位必要工程から入る。


本文だけに問題があるのに全体プロットを作り直しません。


逆に、全体因果が破綻しているのに文章だけ磨いても根本解決にはなりません。



17.Web版から書籍版へ再構築する場合


作品全体の中心軸を変えないのであれば、


章別プロット

「Web→書籍再構築」

話数割り振り

「Web→書籍再構築」

統合小説執筆

「書籍ブラッシュドアップ」


を中心に使用します。


作品全体から作り直す必要がある場合だけ、全体プロット工程へ戻ります。



18.既存連載の続きを作る場合


既存の、


* 確定全体プロット

* 章別プロット

* 完成済み本文

* 最新の人物状態

* 人物関係

* 未解決問題


を維持します。


そのうえで、話数割り振りの、


既存話数からの継続


を使用します。


前話までに既に終わった、


* 感情段階

* 人物関係

* 問題

* 情報開示


をもう一度最初からやり直さないよう注意してください。



19.資料の引き継ぎと確定情報管理


基本原則


* 最新のユーザー指示を優先する

* 明示的に確定された設定を優先する

* 資料名だけで機械的に判断しない

* より新しく、より明示的に確定された情報を優先する

* 上流資料は物語の中心軸を持つ

* 下流資料はその具体化を担う

* 旧版を最新確定資料より優先しない

* AIが補完した軽微な細部を自動確定しない


保存しておくとよい資料


確定設定シート


人物、世界観、制度、専門設定、変更禁止事項の基準。


作品全体の構成・全体プロット


物語全体の正規設計。


章別プロット


章単位の正規設計。


話数割り振り・各話設計


本文直前の正規設計。


引き継ぎメモ


* 感情

* 傷

* 疲労

* 所持品

* 得た情報

* 知識

* 立場

* 関係性

* 未解決問題


などを記録。


完成本文


実際に作品内で描写された内容。


監査結果・再監査結果


問題発見の記録。


監査結果そのものは確定設定ではありません。


確定イラスト・デザイン資料


視覚的連続性の基準。



【監査結果は設定資料ではない】


監査が、


「こうした方がよい」


と提案しただけでは、それは正史になりません。


反映工程で、


* 現在版

* 確定設定

* 上流構成

* 最新ユーザー指示


と再照合し、実際に採用されたものだけが作品へ入ります。



20.途中で設定変更が発生した場合


ユーザーが正式に設定・構成を変更した場合、その内容を最新確定情報として扱います。


そのうえで、


変更の影響を受ける下流資料だけ


を必要範囲で更新します。


たとえば全体プロット上の重大設定を変更した場合は、


* 関係する章別プロット

* 関係する話数割り振り・各話設計

* 未執筆部分

* 必要なら既存本文


を確認します。


古い下流資料を残したまま、新設定と衝突させないでください。



21.監査ループ


標準的な監査ループは以下です。


1.監査

問題を発見する。



2.判定

問題の重要度・確度・修正必要性を判断する。



3.問題なしなら終了



4.必要なら修正



5.重大・広範囲な修正なら再監査



6.問題が解消したら終了


監査回数が増えたことを理由に、新しい欠点を作らないでください。



22.よくある誤操作


監査でそのまま本文を書き換える


→ 監査と改稿を分離する。


各話プロットがないから本文を書けないと判断する


→ 各話プロットは任意。話数割り振り・各話設計から本文へ進む。


章別プロットで台詞や仕草まで完成させる


→ 本文工程へ残す。


修正強度が高いから設定まで変更できると解釈する


→ 修正強度と変更権限は別。


復元監査で旧版の名場面を全部戻す


→ 現在版に不足があり、復元必要性があるものだけ戻す。


文体ドリフト修正でストーリーまで改善する


→ 文体だけ直す。


イラスト修正で画像全体を作り直す


→ 指定された変更対象以外を原則維持する。


AIが作った小物を次回から公式設定扱いする


→ ユーザーまたは確定資料で明示されたものだけ固定する。



23.停止条件――「止める」ことも工程の一部


Atelier Lotusでは、


さらに良くできること


と、


さらに直す必要があること


を分けます。


これは全工程共通です。


全体プロットが成立しているなら、永遠に別案を探しません。


章構造が成立しているなら、意味なく組み替え続けません。


本文が成立しているなら、単なる言い換えを繰り返しません。


監査で問題がないなら、欠点を捏造しません。


復元監査で現在版が十分なら、旧版の名場面を探し続けません。


イラストが成立しているなら、装飾や情報を足し続けません。


完成したものを、完成したと判断して止めることも制作システムの一部です。



24.実務チェックリスト


作業開始前


* □ 今回使う工程を一つ決めた

* □ 最新のユーザー指示を確認した

* □ 最新の確定設定を用意した

* □ 変更禁止事項を確認した

* □ 絶対に残すものを確認した

* □ 対象範囲を決めた

* □ 旧版と現在版を混同していない


設計工程


* □ 全体プロットで本文細部まで決めていない

* □ 章別プロットで本文演出まで固定していない

* □ 話数割り振り・各話設計が本文直前の最終設計になっている

* □ 各話プロットを必須工程として追加していない


本文工程


* □ 上流の中心役割を守っている

* □ 人物関係を勝手に進めていない

* □ 後の情報を先取りしていない

* □ 軽微な補完を勝手に確定設定化していない


監査・修正


* □ 監査と改稿を混同していない

* □ 問題なしなら無理に修正案を作っていない

* □ 監査結果を現在版と再照合した

* □ 修正強度と変更権限を分けた

* □ 必要な場合だけ再監査した


専門工程


* □ 内容問題と文体問題を分けた

* □ 復元監査は現在版の不足を起点にした

* □ 旧版の魅力だけを理由に復元していない

* □ イラストで未来を先取りしていない

* □ 既存画像修正で変更不要部分を維持した

* □ イラスト生成時の補完を確定設定化していない



付録A.基本判断フロー


新しい作品を作る/作品全体から直す

総合統合小説プロット制作

章別プロット作成

話数割り振り・各話設計

統合小説執筆

小説総合監査

修正必要?


NO → 完成


YES → 監査結果反映・清書 → 必要なら再監査 → 完成



付録B.専門分岐


内容は成立しているが、文体だけ偏った


文体ドリフト修正


圧縮・再構築後、旧版から必要な価値まで失った可能性がある


現在版そのものの成立性に不安がある場合:


小説総合監査

→必要な通常修正

→復元監査

→必要時のみ復元反映


現在版の成立性が既に確認済みの場合:


復元監査

→必要時のみ復元反映


表紙・挿絵・設定画・世界観・画像修正


制作段階に応じて、


イラストプロンプト統合版


へ独立分岐。



付録C.イラスト分岐早見表


全体プロット

→ 小説表紙・キービジュアル


対象巻の章別プロット

→ 巻別表紙


章別プロット

→ 章扉


話数割り振り・各話設計

→ 各話挿絵


完成本文

→ 特定場面の精密再現


世界観資料・地域設定

→ 世界観・背景・建築イラスト


既存イラスト+最新修正指示

→ 必要部分だけを差分修正


したがって、


視覚化は通常制作ラインの「最終工程」ではありません。


物語上・視覚上必要な情報が十分に確定した時点から使用できる、


独立した並行工程


です。



付録D.正式収録プロンプト一覧


1. 総合統合小説プロット制作プロンプト Ver.1.0(Atelier Lotus専用)

2. 章別プロット作成用プロンプト Ver.2.2(Atelier Lotus専用)

3. 話数割り振り用プロンプト Ver.2.1(Atelier Lotus専用)

4. 統合小説執筆プロンプト Ver.2.2(Atelier Lotus専用)

5. 小説総合監査プロンプト Ver.2.1(Atelier Lotus専用)

6. 小説監査結果反映・清書プロンプト Ver.2.1(Atelier Lotus専用)

7. 小説文体ドリフト修正プロンプト Ver.2.0(Atelier Lotus専用)

8. 小説圧縮・再構築 復元監査プロンプト Ver.2.1(Atelier Lotus専用)

9. 小説復元監査結果反映・清書プロンプト Ver.2.1(Atelier Lotus専用)

10. イラストプロンプト統合版 Ver.1.5(Atelier Lotus専用)



【運用上の固定方針】


制作途中で少し気になる表現が見つかったからといって、正式プロンプト本文をその都度変更しないでください。


まずは正式版をそのまま運用します。


改訂を検討するのは、


同じ問題が複数作品・複数回で再現し、現在のプロンプトでは安定して防止できないことが確認された場合


を基本とします。


単発の生成ミスと、プロンプト設計上の欠陥を混同しないでください。



【最終原則】


Atelier Lotusの制作工程は、


上流から下流へ、物語の意味を壊さず具体化していくためのシステム


です。


全体プロットで物語を決める。


章別プロットで章へ分ける。


話数割り振り・各話設計で一話へ落とす。


本文で人物を生きさせる。


監査で本当に問題があるか確認する。


必要な問題だけ修正する。


内容が成立しているのに文体だけ崩れたなら、文体だけ戻す。


圧縮で必要な価値まで失った可能性があるなら、現在版を基準に必要な価値だけ戻す。


物語を絵へ残したいなら、その時点で確定している意味を視覚へ翻訳する。


そして、


必要のない工程を増やさない。

必要のない修正をしない。

必要のない復元をしない。

必要のない情報を足さない。


作品が成立したなら、そこで止める。



Atelier Lotus


物語を、上流から下流へ。

必要な工程だけを、必要な範囲で。


―― 公式使用手順書 Ver.1.1 ――

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