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月と海に祈るうた

作者: 秋葉竹


 


君の瞳が悲しげで

なぜかみつめてしまうとき


空にはぽっかり満月が

夜道を照らしてくれている


君の瞳が寂しげで

慰めたいと想うとき


海はゆったり波音で

ふたりをくるんでくれている


君がかすかに笑ったら

僕はなぜだか泣きそうで


あゝ、しあわせにしたいなと

よるのよなかに希うとき


星がゆっくり音を立て

砂に還るという夢をみて


君を信じていいという

夢より遥かな祈りを祈ろう



君の瞳が儚げで

なぜか消え入りそうなとき


空を突き刺す三日月が

空を支えてくれている


君の瞳が汚れかけ

涙に暮れている夜は


海の底には棲むという

人魚も泣いてくれている



君の涙を止めなけりゃ

僕がすっかり困るから


よる、その涙が消えるまで

月にも海にも深く祈ろう


そして笑ってくれるまで

きっと幾度も深く祈ろう







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