月と海に祈るうた
掲載日:2024/10/03
君の瞳が悲しげで
なぜかみつめてしまうとき
空にはぽっかり満月が
夜道を照らしてくれている
君の瞳が寂しげで
慰めたいと想うとき
海はゆったり波音で
ふたりをくるんでくれている
君がかすかに笑ったら
僕はなぜだか泣きそうで
あゝ、しあわせにしたいなと
よるのよなかに希うとき
星がゆっくり音を立て
砂に還るという夢をみて
君を信じていいという
夢より遥かな祈りを祈ろう
君の瞳が儚げで
なぜか消え入りそうなとき
空を突き刺す三日月が
空を支えてくれている
君の瞳が汚れかけ
涙に暮れている夜は
海の底には棲むという
人魚も泣いてくれている
君の涙を止めなけりゃ
僕がすっかり困るから
よる、その涙が消えるまで
月にも海にも深く祈ろう
そして笑ってくれるまで
きっと幾度も深く祈ろう




