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7.イラストを発注しよう!

<おまけ>

イラスト仲介サイトとして、有名なものに『SUKIMA』『ココナラ』などがあります。

Xでイラストレーターさんを探し、直接やりとりする方法もあります。

個人的には、Xでイラストレーターを探すことが多いです。

クオリィテと金額

しかし、Xでのやり取りはトラブルになったりするので、慣れないうちは、仲介サイトを使った方がよいと思います。※作者個人の感想です。


『イラスト 依頼』


Googleで調べると、いくつかイラスト発注仲介サイトが見つかった。

さくらは、1日中、どのイラストレーターさんに依頼するか考え、夜になって見積依頼のメッセージを送った。


『はじめまして。さくらと申します。

この度、YouTubeで配信活動をするためのイラストをお願いしたく、

メッセージを送りました。


サムネイルや配信のイラスト等に使用したいと思っています。


胸上のイラスト、姿は水兵セーラー服の女の子です。

背景はなしです。


お忙しいところ恐縮ですが、お見積りいいただけると助かります。』



さくらは、社会人経験ゼロだしビジネスメールのやり取りもしたこともなかった。

依頼文に失礼がないか、マナー違反はないか不安だったが、翌日の朝には返信が来ていた。


『さくらさん、ご相談ありがとうございます。

早速ですが、イラストの概算見積です。


・キャラクターデザイン 1万円

・胸上イラスト 2万円

・活動等に使用する場合(商用利用含む)+1万円

・差分は1枚500円


納品は、発注より1か月いただきます。』


「わっ!さっそく返事がきてた…。キャラクターデザイン1万円、イラスト2万円、商用利用1万円、合計4万円かぁ。ちょっと予算オーバーだなぁ…」


さくらは、2万円くらいで依頼できればと思っていた。

予算オーバーだったので、第2候補の人に見積相談のメッセージを送ってみた。

夕方、返事が来て、見積額はちょうど予算と同じ2万円。さくらの予算内で収まる見積りだった。


「う~~ん。迷う…。イラストは最初の方が好きなんだけど、お金が…。みゃあこさんに、相談しようかな。でも、こんなことで相談するのも…」


結局のところ、決めるのは自分自身だ。


「最初の人に決めた!」


第2候補の人には、断りのメッセージを送り、最初に相談したイラストレーターさんに依頼のメッセージを送った。

結局、笑顔、驚き顔、目閉じ笑顔、ウインクなど表情差分も頼んで、合計4万2千円になってしまった。


「いきなり予算オーバーでトホホって感じだけど…。この姿で活動するわけだから妥協しちゃいけないよね」


デビューにかかる、さくらの予算は10万円だった。

お年玉貯金の一部だ。

イラストで4万2千円。

残りは、ゲーム代と配信画面に使う予定だ。

マイクとキャプチャーボードは、ありがたいことにみゃあこさんの中古をもらえることになっていたので、金額はかなり節約できた。


「みゃあこさん、イラスト発注しました。納品は1か月後です!」

夜、みゃあこさんに電話すると、

「それじゃあ、明日うちに来てくれない? 今後のスケジュールの相談もあるし!」

と言われ、翌日さくらはみゃあこさんの家に行った。



さくらがレアチーズケーキをのんびりと食べている間、みゃあこさんは、画用紙に何から書いていた。


「スケジュールを作ってみました!!今日が8月13日。納品は、9月13日の予定でしょ? だから、さくらちゃんの活動の流れはこんな感じかな!」


画用紙に黒いマジックででかでかと書いてある。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

8月13日~イラスト納品まで

・YouTubeとXのアカウントを作成

・Xで#Vtuer準備中 のタグで広報

・配信やショート動画を見てVtuberの勉強


9月13日納品

・Xで姿お披露目

・アイコン等の変更


9月14日以降

・ショート動画でPR

・配信画面やOBSの設定


9月20日初配信


<目標>

今年中にチャンネル登録1,000人&収益化

収益化の収入でlive2D発注



ーーーーーーーーーーーー

「9月20日、とうとう配信始めるんですね」

「ノートパソコンはあるみたいだし、キャプチャーボードとマイク関係は私のお古を貸してあげるから大丈夫だよ。配信始めるなら早めがいいかなって思って」

「なにからなにまでありがとうございます…!」

「いよいよスタートだね? どう? わくわくしてる?」

「う~ん。まだピンと来ていないというか」

「ま、やってみて感じることもあるかもだしね!」

さくらは、自分が配信している姿を想像してみた。

ちゃんと話せるのか、人は来てくれるのか、考えたら不安が増えていく。

「私、ちゃんとできるんでしょうか…」

「大丈夫! 配信に決まりなんてないんだから、自由にやれば大丈夫だよ。まずはさくらちゃんが楽しむことが大事! 楽しんでいる様子を見て、見ているリスナーさんにも楽しさが伝染していくのが配信なんだから!楽しもっ!」

「…配信までに、練習とかしなくて大丈夫でしょうか?」

「う~ん。どうだろう。配信始めたばかりの人でしか得られない初々しさってのもあるからねぇ。発声練習を軽くして、ネタ帳つくっておけば大丈夫なんじゃないかな?」

「ネタ帳?」

「配信中になに話そうか、ってメモしておくの。配信中は、基本的にずっと話しておかないといけないから。話す話題がなくならないように、事前にストックを作っておくのよ」

「わ…。そうですよね、ずっと話すんですよね。リスナーさんがいない時や、コメントがない時も話さなくちゃいけないんですよね…」

「基本はそうだね」

「私のネタなんかあるんでしょうか…」

小学生のころから勉強をしてきたので、ゲームやアニメについても詳しくない。

面白いエピソードも皆無だ。

「う~ん。それならデビューまでの間、アニメとか見たほうがいいかも。Vtuberリスナーはアニメやゲームが好きな人が多いから」

「なるほど」

「最近このアニメみたんだ~っていう話をしても盛り上がるかもしれないね!」

「わかりました! やってみます!」


➤さくらのTO DOリスト

・アニメの勉強をする

・配信やショート動画を見てVtuberの勉強




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