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女の子に弱くて何が悪い!!!  作者: BAKETSU
第一章 転生、そして新たな出会い
1/5

第一話 どうやら、私は____

前略

 どうやら私は転生したらしい

 それも、最近流行りの「俺TUEEE!!」系の物語に転生してしまった。


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 この世界は弱肉強食

 強くなければ狩られるし、ただ死を待ち続けるだけなのだ。

 それを私は齢9歳で知った。

 だからこの世界で権力を得るには強くならなければならない____そうは思う、しかし


『めんどくさい…後怖い。』

 そう、私はめんどくさがりで、しかも怖がりのコミュ障だ(つまりは陰キャ)

 ただでさえ弱いのに、そこに面倒くささも加わっている…怠惰ダメダメ人間の出来上がり、って訳だ。

 これではなぁと思う反面、やっぱり面倒くさいと感じる

 そこで私は究極の方法を思いついた。


『魔術の勉強だけして、最悪自分だけ守れれば生きれるかも!』

 超絶究極の考えである。

 この世界における魔術とは、戦闘、医療、生活…エトセトラに使われている、いわばめっちゃ便利な道具のようなものだ。

 そして、魔術を扱える人間というのは、そう珍しいものではない。つまりは、まぁ公務員的な立ち位置だ。

 そして、公務員的なものということは____そう、お給料が安定している。

 すなわち、すこーし頑張れば、将来には明るすぎるほどの光が溢れているのだ

 私がおばあちゃんになっている頃には、きっとゆったりスローライフ(ダラダライフ)が待っているはずだ…!

 これはいいぞ、きっと脇役モブ人生を全うできる…そう考えた私は、魔術師の父の書斎へと足を進めるのであった。


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 『…ん?』

 

 私は父の書斎を物色し尽くし、そこにあった魔術は全て自分の力になっていた

 そして私がちょうど12歳になった頃、おじいちゃんの書斎で変な本を見つけた


『なにこれ…』


 手にとって本を開くと、なにやら召喚術の説明が書いてあるようだった

『ふむ…精霊に妖精、さらには妖怪の召喚の方法まで書いてある。これは有能だぞ〜』

 そして、私は次のページへと手を伸ばす

『…あれ?なにこれ…禁忌の…術?』

 そのページには、ここから先のページは禁忌に触れる内容なので開くな、と警告が書かれていた

『召喚術においての禁忌…天使とかの召喚かな?』


 あ、そうそう。この世界はどうやら神が作った物らしい。

 そして、国や地域を守護している天使がいるらしい。

 そういう考えな訳だから、この世界においての天使というものはとても神聖なものであり、崇拝するものでもあり、正義と呼ぶに相応しい…まさにそういう存在だ。

 だから、天使の召喚という行動は禁忌に当たるらしい、知らんけど

『流石に天使は駄目だよねぇ』

 と言いながら、本を閉じようとした時

 ビュオッ、と風が吹いた

『あっ』

 そう言った時にはもう手遅れだった

 パラパラとページが巻き上がり、禁忌のページを不意ながら開いてしまった。

 その時

 グオン!と本のページが光り、床に魔法陣が出てきた

『え、なにこれ…なにこれ!?』

 混乱しながらも本のページに目をやる、すると

 【この召喚術のページをひらきしものよ、貴殿にはこの文章を読む義務がある】

『は、はぁ…?なにそれ…』

 【さもなくば死ぬ】

『強制地獄行きじゃねぇかァァァァァァァ!?!?』

 私は発狂に近い叫び声をあげ、読む文章を見た、そして____叫んだ


 【地獄に堕ちしかの者よ、今我の召喚に応じ、我の力となれ…】

『さぁ、今ここに出現せよ! 七つの大罪、総括となるルシフェル(明けの明星)よ!!!!!』


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『はぁ、はぁ、はあぁぁあ…疲れた…』

 どうやらさっきの召喚でかなりの精神力を削ってしまったようだ

『な、何だったの、っさっきの……え?』

 私の目の前に、美しい女性が座っていた

 彼女はきょとんとした顔でこちらを見つめている

 そしてすぐにハッとした顔をして、なぜか涙目になって私に話しかけてきた。

「貴方が…解放してくれたのですか?あの、地獄から…っ」

『へっ? 地獄?解放?』

 疲労が消えきっていない頭で返事をした、クラクラする…

「あぁ、なんと…何と慈悲深い…私は貴方に一生ついていきます、主様…!!」

『ある、じ…?何のこ……』

 ぷつり

 視界が途切れる…私、ソフィアは力無く後ろへと倒れ込む

「主様…?主様!?しっかり…!!!!」


 少し、いや、かなり疲れた…今日はもう寝よう

 きっと悪い夢だったんだ…禁忌の書なんて…最初から…

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