花・桜蘂降る
掲載日:2023/05/10
『花』
きみよ
ちいさな花よ
せかいで
ただひとつきり
はじまりであって おわりのもの
だれもしらなくても
なまえなんてなくても
おびえないで
ゆだねないで
きみのこころの向かうまま
あおく あおく すきとおり
あかく あかく 咲きほこれ
『サクラシベフル』
しなかった後悔と
しでかした後悔は
どちらが痛いのだろう
自覚ある罪と
気づかないままの罪は
どちらが大きいのだろう
君にとって
善意と悪意は
どちらが苦いだろう
そんなことを思って
歩く
汚れた川のほとり




