勝負!①
詫び投稿2話目。
スランプ気味になりかけている
「勝負は二本勝負よ!まずウサギ狩りで、
どっちがどれだけ多く倒せるか勝負するの!」
「えっ、私たちで戦うんじゃないんですか?」
意外だ。あそこまでの熱意だ、
私と直接対決するモノだと思ったのだが…
「それは二戦目よ!まずはぜんしょーせん!
そっちの方が楽しいじゃない?」
うーん、まぁそれはそれでいいかと私は納得する。
「時間は30分!どれだけ多く狩れるか勝負よ!」
「いいですよ」
私は早くこの決闘を終わらせて姉と平穏なプレイを続けていきたいのだ。
最速でこの勝負を終わらせるために私は力を尽くす。
「それじゃ、始めるわよ!よーいどん!」
そういうとアルルちゃんは走り出す。
ビキニアーマーを装備しているわけではないが
素でかなり強いらしく、ウサギを一撃で倒している。
「さて、始めよっか。みんな!」
私はファルやミソラ達を呼び出す。
最高効率で行く、人海戦術で狩りつくしてやる…!
◆◆◆◆◆◆◆
「結果発表!」
「「イエー!!」」
ふぃろーさんに狩った数を見てもらい、判定してもらうことになった。
まずアルルちゃんが結果を見せ、次に私が結果を見せる。
「勝負結果は―…フジカさんの勝ち!」
「うー…やるわね」
まぁ…こちらは召喚獣使用という数の暴力の結果だ。
この結果は順当である。
「次は本番!バトルよ!」
「いいですよ。どこでやります?」
「トレーニングルームの5番ステージでやるわよ」
「とれーにんぐるーむ」
トレーニングルームとは…?
自分の知らない機能に困惑していると、
ふぃろーさんが自分のメニューを開いて補足してくれる。
「トレーニングルームっていうのはメニューの下の…
ここにある機能ですね。プレイヤー同士でアイテムの消費などの
デメリットなしで戦えるのがいいところです」
なるほど。メニューを開いてみてみると
確かにトレーニングルームの表記がある。
最近はメニューを開く機会も少なかったため、
見落としていたのだろう。
「こんなことも知らないなんて、ちょっとダメダメじゃない?」
「本当に申し訳ない…」
幼女に咎められると案外心に来るものである。
そう私は学んだ、なにせ普通にミスをしたと思った時よりも
ダメージがデカい。
「それじゃ…行きましょう!」
そんなこんなで私たちはトレーニングルームの機能を使って戦うとになった。
次回で決着する予定。
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