表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/415

逃走劇の末に

詫び更新一話目。


「こらー!待てー!」


「しつこいわね…!私は逃げるわ、次こそは首を洗って待ってなさい!」


捨て台詞を吐いてアルルが去っていく。

遠くに行ったのを確認して、私は内心で怒りを爆発させる。

あーっ!!!なんなのだあの違法幼女は!!!


ニールさんと殴り合った後に出会ったあの幼女。

急に決闘を挑んできたと思ったら保護者に追われて

即座に逃走し、これから会う事もないと思っていた。


だがしかし、あれから一週間。

あの幼女は毎日ほぼ二時間に一度程度私の目の前に現れては

決闘を申し込んでくるのである。


しかも!しかもしかも!そのたびに保護者の方に見つかって

逃げていくのだ、決闘が成立したことは一度もないので

ただ単に決闘を挑んでくるだけの迷惑な幼女でしかない。


しかも奴は兄ですら突破できないファルやミソラの

目をいとも簡単にかいくぐり、私の目の前に姿を現すのだ。

対策しても何故か突破され、もう打てる手がないレベルである。


…もういっそ、

保護者の方を説得して一度決闘を成立させた方がいい気がしてきた。

一度戦えばもう挑んでこないだろう、

私はあの幼女が被害を被ったとしても平穏が欲しい。


そうと決まれば話は早い。次にあの幼女が来た時に捕獲し、

保護者が追ってきたところで保護者に事情を説明。

決闘を成立させ奴を満足させる。


完璧だろう。そう思った私は

奴が来るのを待つことにした。


◆◆◆◆◆◆◆


「今日こそは決闘するわよ決闘!

 今回こそはきっと邪魔は入らないわ!」


予想通り二時間ほどで幼女は姿を現した。

…このままではまた逃げられるので

今回は何とかさせてもらう。


「ファル、やっちゃって」


「了解ですご主人様」


ファルにお願いして羽交い絞めにしてもらう。

これで保護者が来てもここで止まってくれるだろう。


「なっ、なにするのよー!」


「そろそろかな…」


「なっ、なによ…!?何を待ってるっていうの!?」


いち、にの、さん。

予定調和のようにいつもの声が聞こえる。


「見つけた!今度こそー!!」


「ひっ!?は、放しなさい!逃げなきゃ!」


何を言っているのだろうか。

今更気づいてももう遅い、おとなしくしてもらおう。

保護者の方が間に合い、ファルに言っていったん引き渡す。


「もー!ようやく追いついた!

 ほら、早くその装備変えなさい!

 こっちの方がいいわよこっちの方が!」


「何度も言ってるでしょ!?こっちの方が強いわよ!

 攻撃力もスピードも上がるのよ!」


「そのほかの大事な物全部捨ててんでしょーが!

 ちゃんとこれ着なさい!」


あれ…?どういう事…?

保護者の方は決闘を妨害したかったわけではなく…

あの装備…ビキニアーマーをやめさせようとしていただけ?


◆◆◆◆◆◆◆


口論が始まって数分後。

ようやく折れた幼女が装備を変え、

不承不承といった感じで装備を変え

保護者の方もこちらに申し訳なさそうに話しかけてくる。


「…ここ数日間ご迷惑おかけしましたー!!!!

 ウチの子がご迷惑をおかけしてひっじょーに申し訳ございません!

 今後このようなことはさせませんのでお許しください!!」


土下座されている。中々見る状況ではない。

元はと言えばこの幼女がやらかしたことなのだ、

そこまで大事にすることではないのだが…


「あの、大丈夫なので顔を上げてください…

 確かに何度もやられて怒ってはいましたが、

 何もそこまですることでは」


「すみませぇん!ほんとーにありがとうございます!!

 このご恩は忘れません!!!初めましてふぃろーと申します!!」


情緒はどうなっているのだろうか。

保護者さん改めふぃろーさんが言う。


「事の経緯の説明をさせていただいたほうがよろしいでしょうか!!」


「え、えぇと…お願いします」


その後、ふぃろーさんからことの経緯を説明していただくことになった。


◆◆◆◆◆◆◆


「え、えーと…一応、分かりました」


事の概要はこうだ。

二人は二陣からこのゲームを始め、同時期にスタートしたのだそうだ。

最初のガチャのあたりもそこそこで、ふぃろーさんはその次の

戦闘で負けてしまい、そのままチュートリアルを終えてしまったそうだ。

しかし、アルルちゃんは勝利し、ガチャを引いた。

その結果ビキニアーマー装備をまさかの一式でゲットし、

その性能に魅せられたアルルちゃんはふぃろーさんの説得

を無視して度々装備。その強さを誇っていたのだが…、

そこで私の話を聞きつけたらしい。

先のイベントで他のプレイヤーにトリプルスコア(全部門一位)

の差をつけた私に勝ちたい、その思いで私のもとに押し掛けたという。


「申し訳ございません、今後このようなことはないようにしますので…」


「いえ、大丈夫です。あと、一戦だけならいいですよ。」


隣で俯いていたアルルちゃんが顔を上げる。


「えっ!ホント!?嘘じゃない!?」


「えっ、いいんですか!?」


「大丈夫ですよ。それにやっぱり…これはゲームなんですよ?

 楽しまなきゃ損ですよ」


「やったー!すぐに草原に行きましょ!」


そんなこんなで、アルルちゃんと戦うことになった。


次回、幼女とバトル(字面がひどい)

ブクマ、評価よろしくお願いします!

誤字脱字あれば報告お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ