何処からともなくなんか来た
用事が終わったのでふっかーつ!
先週と先々週の遅刻分は明後日までに2話、詫び更新として
更新されます。
やることは決まってるのに描写しようとすると
表現が合わなくてもにょもにょする現状。
殴り合いを終え、なんか大分雑に元の場所に戻される。
3分程度しか経っていないのだろうが、気分的にはもう
イベントの周回を含め、大分疲れた。
「この老骨の戯れに付き合ってくれてありがとう。
久しぶりに楽しめたよ」
占い師の姿に戻ったニールさんが言う。
見た感じ、全く疲れている様子が見えないので
手加減されてたのかなぁ、と思った。
「さて、そろそろ我は去るとしよう。
用も済んだしな」
そう言うと、ニールさんは返事を待たず飛び去って行ってしまう。
それを見送った私はまた、
次に見てみたいお店を探し始めようとしたのだが…
「あ゛ー!見つけたぁ!!」
遠くから声が聞こえ、声の方向に振り向くと、
こちらに向けて結構なスピードで加速する人がいた。
その姿に見覚えはない。少なくとも知り合いにはいないと思われる。
あんな恰好の知り合いなんぞいない。
「あなたが一番強いやつね!私と勝負しなさい!」
こんな下着同然の格好で勝負を挑んでくる小学生くらいの子
なんて知らない。保護者の方はどんな気持ちで
このゲームをやらせているのだろう?というかこれ
保護者が主犯なのでは?
◆◆◆◆◆◆◆
状況を整理しよう。
イベントに参加する、周回する、なんかニールさんと戦う、
見知らぬロリに戦いを挑まれる…
今日は災難が多すぎやしないだろうか?
若干弱気になるが、目の前のロリに話を聞くことにした。
「あの…君、お名前はなんていうの?」
はっきり言ってどう対応しろというのだろうか。
相手は見知らぬ幼女、
しかもなんかすごい水着みたいな装備を着ていると来た。
何度見てもよく分からない、金属製の水着みたいな装備だ。
はっきり言って防御力はないだろう、
避けることに特化しているという事だろうか。
「ビキニアーマーっていうんだぞえいkぅぁぁぁぁ!」
…兄の声が聞こえた気がするが、途中で遠くへ移動させられる音が聞こえた。
どうやらうまくミソラが処理してくれたようだ。
なるほど、これはビキニアーマーというのか、と思っていると
目の前の子が言う。
「あたしはアルル!最強プレイヤーよ!」
アルル…どこかで聞いたことのあるような名前だ。
記憶の片隅に何かが引っかかるが…思い出せない。
「私は誰よりも強いのだけど、聞いた話ではあなたがこのゲームで
最強って言われてるらしいじゃないの!ムカつくからあなたを倒しに来たわ!」
「ヘーソウナンダー」
凄い子が来た。
本当に今日は災難が続く。正直もう無視してログアウトしてもいい気がしてきた。
「むー、とにかく勝負よ勝負!草原で決闘よ!」
「あ!ようやく見つけたよ!」
「いっ!?もう見つかったの!?仕方ない、撤退よ!」
アルルちゃんの知り合いらしき人の声が聞こえる。
その声に気づいたアルルちゃんは即座に逃走を開始し
遠くへ行ってしまう。
その場に取り残された私は、しばらくポカーンと
アルルちゃんの逃げた方向を見続けてしまうのだった。
保護者は(主犯じゃ)ないです。
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