みんなでワイワイ、ポイント稼ぎ
皆様、あけましておめでとうございます。(激遅)
というわけでポイント稼ぎ!もうちょっとしたらもう一話上がります!
数分後、私たちは正気に戻り
しばらくして前回と同様、運営(妖精さん)の開始宣言が
行われ、イベントが始まった。
NPCの方々が屋台を作っており、
いつぞや助けたトピアさんもアクセサリーの屋台を開いていた。
装備の販売や現実の屋台にありそうな射的などのお店が
たくさん並んでいてなんとも楽しい気分になる。
ハロウィンなのにこんな夏祭りのような屋台でいいのか…?と思ったのだが
ゲームなのだからそういう事もあるのだろう、冬に水着のキャラを出す
ゲームがあるらしいし特におかしな点はないと自分で納得する。
そんな時、隣のまーさんの顔がふと目に入る。
なんだろう、こちらを見つめられていたように感じた
私は少し頬をかく。
「まーさん、どうしたの?」
まーさんは少しびっくりした表情をして、私に言う。
「あー、そっちのお店になんとなーく目を引く装備がありまして。
それを見てきたいなーと、ちょっともう少し近くで見てきますね」
そう言うとまーさんはちょっと後ろの方のお店を見に行ってしまった。
隣にいる姉とふーさんが妙な表情をしているが…どうしたのだろう。
ライカもテットウも似たような表情をしているし…
うん、気にしないことにしよう。楽しいお祭りなのだ、
変に考え事を続けても変なことしか考えられない気がする。
そう私は結論付けて姉の表情をこっそりスクショして
屋台を回ろうとしたのだが…
そこで一つ問題が発生した。
この屋台、楽しむためにはポイントが必須だった。
トピアさんのお店で買い物しようとしたときにそれは発覚したのだが…
私たちは仕方なし、と納得し
フィールドに出て敵をボコボコにすることになった。
◆◆◆◆◆◆◆
あれから少ししてまーさんが戻ってきて、
私たちはイベントポイントを集めるためにフィールドに出た。
ちなみに対象のモンスターはスライムや虫系モンスターが比較的高めで
その次に動物系のモンスターがポイントを多く落とすらしい。
そこで、私たちはそれらの敵が大量に出てくる森の方で狩りをしようと
したのだが…入り口あたりは満杯で狩りをする余裕がなかった。
そこでみんなで話し合い、私たちは森の奥で狩りをすることになった。
「森の入り口あたり激戦区だったなー」
テットウさんがそう言い、ライカさんが返す。
「ああ、やっぱ二陣の追加もデカいんだろうな、
すぐに獲物取られちまうし、入口で狩りをする旨みが少ないし
ここにいる全員弱いわけじゃないんだ、奥の方で稼いでも問題ないだろ」
テットウさんもうなずいていた。
そこで何に気づいたのか、後ろからふーさんが私に訪ねてくる。
「ねーねー。この辺来たことないけどどんな敵が出てくるの?」
ふーさんの声は少し震えていた。
確かフーさんは虫が苦手だっただろうか…
特に蜘蛛系が。
確かこの辺に出てくる敵は…
「確か…鳥とか、カメレオンとか、なんか変な植物とか?
虫は少なかった気がする」
なんとなくしか覚えていないが、こんな感じだった気がする。
それを聞いてふーさんは安心したようで、深く息をつく。
「いやぁ、申し訳ない…回復頑張る役回りだから
みんなよりかは近くで見なくて済むんだろうけど、
なんか怖くてねぇ」
ふーさんには悪いのだが
私は虫が怖い、という感情が私には分からない。
なんというか、蚊が原因らしい感染症は大分怖く感じたのだが
虫全体としては苦手という感覚がない。
というかほぼすべて素手で殺せる生物なのだ、
恐怖の感情が湧かないというのが実感だ。
と、いう感じで話していると
前の方で物音が聞こえて、敵の影が見える。
私たちは武器を構え、敵に向かって突撃を始めるのだった。
さて、最後に何に出会ったかは次回。
冒頭の方でも触れましたが久々にあのキャラが出ます。
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