二度目の召喚と阿鼻叫喚図
ちょっと今日は短め
光が収まると、またキャラメイクさんの解説が入る。
「二回連続とは驚きましたね…星六召喚獣の獣人 (トラ)ですよ」
「私もびっくりしましたよ…」
あまりにも運が良すぎてちょっと不安になってきた。
そして星六、ドラゴンと同じ最高レアリティならば、
一定の強さが見込めるので、これを選ばない手はない。
「これで終わりでお願いします!」
「はい、私もそれがいいと思います」
またオーラが出てる石を貰い、アイテムにしまう。
そのやり取りが終わると、目の前に丸く光っている場所が出てきた。
「そこに乗っていただけば、チュートリアルは終了で、
即座にゲームスタートできます。どういたしますか?
いったんログアウトすることもできますが」
どうしようか…先に始まりの町、とやらの雰囲気だけ見ていくか…
そう思うと、これだけクオリティの高いゲームならばとてもいい景色なのでは
と思い、私は行くことを決断した。
「はい、行きます」
「では、この光の上に。あなたの旅路が、よきものでありますように」
励ましの言葉を言ってくれたのだろう。光の上で、消えかけている私に対して
微笑みかけてくれたのが印象的だった。綺麗だな…そう思いながら、私の目に映る景色が
急激に変わっていった。そして、目の前に映ったのは…
木材が乱雑に置かれた場所と、建築物らしきものを建てよう必死になっている
プレイヤーと思われる人たちと、
「grrrrrrrrrrrr!!」
「畜生!どうしても数が足りねぇ!まだ終わらねぇのかよ!?」
「神ゲーが一気にクソゲーになったんだけど!?」
「いや、俺はチュートリアルから疑ってたね!
なんだよあのクソMOB、強すぎんだろ!!」
「どうでもいいからはよ数減らせボケがぁぁぁっ!」
モンスターと戦っている人たちの阿鼻叫喚図だった。
どうしてこうなってるの!?
主人公がメニュー画面とかそういうのを知らないが理由は、シンプルに
ゲームにそんなに詳しくない上、ほぼすべての興味を睡眠に対して注ぎ込んでいるので
ゲームに関する情報をほぼほぼ持っていないからです(一応変更点)
作者「二回目の召喚はこれで説明つけよ」
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