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旅のはじまり、夢の中(姉視点)

ふっかーつ!!(一か月ぶり)

いやはや、この一か月投稿できず申し訳ありません…

とりあえず今回は姉視点。(後書きにて報告あり)

とんでもないものを貰ってしまったな…

目の前にあるものを見ながら、私は少し考える。


永華の前で少しばかり興味がある、と言っただけなのに

どんな手段を使ったのか分からないが

大人気で品薄のはずのこの目の前にあるゲーム機…

ネクストドリームを手に入れてきた。


元々、永華に私が好かれているのは知っていた。

小っちゃい頃から私にべったりだったし、今も

旅に出る前よりもちょっとスキンシップが増えたものの、

私が好きなことには変わりないようだ。

小っちゃい頃も四葉のクローバーとか、永華が気に入ったお菓子とかの

プレゼントはよく貰っていた気がするが

それにしたって今回は貰ったものの価値が大きすぎる。


しかし、こんなものをどうやって手に入れてきたのだろうか?

適当に通販サイトを見たりしても在庫があるところはなく、

近所の家電店に行ってもなかった。懸賞に当たったとは言っていたが

妹が何をしたのかとちょっと不安になる。


でも、優しいいい子だし、方法に関しても嘘をつく理由もないし、

疑う必要もなく本当に懸賞に当たったのだろう。


設定はさっき終わったので、早速プレイしてみようと思い

永華に教わった通りにプレイする準備をし、ネクストドリーム

を起動する。


起動した瞬間、私の意識は夢の中に落ちた。


◆◆◆◆◆◆◆


「『Stella remake online』の世界にようこそ~!

 ここはチュートリアルとキャラメイク専用の場所だよ~、

 お姉さん、早速キャラメイクしていく?」


と、目の前の光る玉が喋っている。

光る玉は形を変えて、カエルっぽい雨合羽を着たちっちゃい子に

変化する。わぁ…最近のゲームってこんな感じなんだ、

技術の進歩ってすごいなぁ…


「うん、キャラメイク?お願いできるかな」


「はいはーい!じゃあお姉さん、キャラクターの容姿を決めていこうか!

 お姉さん、このキャラパーツの中から使うパーツを選ぶ?

 それとも、リアルそのままの容姿にしちゃう?」


はぇ…目の前に広がったすごいオシャレな服とか髪型の画像に

私は目を輝かせる。どれも悩ましいが…そこまで弄る必要もない気がする。


「うーん…そうだねぇ。髪の色で白っぽいものってある?」


「あるよー。その辺だけ色をピックアップして表示するね~」


雨合羽を着た子が指パッチンをすると、他の画像が後ろの方に

移動し、私が言ったとおりに髪色を調節する項目で白っぽいものが

まとめられている。その中でも気に入ったものを指さす。

小さい頃から白い髪に憧れていた。これといって理由はなく、

本当になんとなく憧れていた。ゲームの中でくらいそんな感じの色で

やってもいいだろう。


「これお願いできる?」


「はいはーい、これね?じゃあ他には何を変える?」


「うーん…特には無いかな」


「わかったー、じゃあステータスを決めていこー!」


雨合羽の子がそう言うと目の前に文字が書かれた

液晶ガラスみたいな板が出てくる。


一番初めに決める奴だし、しっかりと決めなきゃ!

張り切りながら、雨合羽の子と相談しながら

ステータスを決めていくことにしたのだった。


◆◆◆◆◆◆◆


雨合羽の子と悩むこと40分程度。

ようやく私のステータスが決まるのだった。


ネーム『アオハット』


職業:魔法使い

副業;錬金術師


HP350/350


MP250/250


STR:5


VIT:40


DEX:20


AGI:40


INT:35


〈スキル〉

〈色彩魔法〉〈魔法書作成〉〈召喚魔法〉


名前は童話の幸せの青い鳥と自分の名前の蒼羽をかけて

青色と青い鳥の正体のハトでアオハットにした。

こういうゲームってハンドルネームとかでやった方がいいだろうし、

こういう感じでいいだろう。


出来る限り痛いことは避けたいし、

敵と戦うのに正面切って戦うのは避けたい。

そんなことを雨合羽の子と相談して、スキルを活かすことも視野

に入れてこんなステータスになった。


スキルに関しては…〈色彩魔法〉と〈魔法書作成〉

に関しては私にとても合っている。

色彩魔法は、MPをインクに変化させて

色ごとに異なる効果を発揮させる魔法のようだ。

〈魔法書作成〉は、【魔法書】という魔法使いの装備を作成するための

スキルらしい。雨合羽の子の話によれば書く内容は自分で決められるようで

絵本なども可能らしい。ゲームの中でも絵本をかけるのはいいかもしれない。


〈召喚魔法〉に関しては良く分からなかった。

雨合羽の子に聞いても「使ってみてのお楽しみ!」としか言われず

使ってみるのが楽しみだ。


職業もこのスキルに合わせて雨合羽の子と考えて、一番生かせる職業にした。


「じゃあ、ステータスはこれでいいんだね?」


「うん、これでお願い」


「じゃあステータスはこれでおしまい!

 次はお楽しみのガチャだよ!」


「がちゃ」


ガチャ…ガチャか…

なんとなく嫌な予感がしない。

そこまで運がよくないので、ガチャというものにはいい思い出がない。

私が思い出に浸っていると、

雨合羽の子がガチャの説明をしてくれていたようで

いつの間にかガチャガチャが二つ、目の前に出現していた。


「ささ、まずはどうぞー!魔法使いの方の装備ガチャをどうぞー!」


雨合羽の子がチケットを私に手渡して笑顔で勧めてくる。

まるで小さい頃の永華を見ているようだ。

まぁ、これをやらなければ終わらないだろうし早く終わらせよう。

そう思い、私はガチャガチャにチケットを入れる。

そうしたらガチャガチャから金色に光りながら紙が出てきて、

内容を確認してみると装備の一覧が書かれた紙だった。


【取得装備一覧】

☆3見習いハット

☆3見習い魔女服

☆4闇夜のスカート

☆4旅人ブーツ

☆5空色の魔法書


性能がよく分からないが、なんとなくこれでいい気がする。

見た目も横に乗っていたのだが、なんとなくいい感じだったので

これでいいと思う。これでいいのだ、これ以上悪い結果を招く前に

この時点で終わっておくのが吉だと思う。

トラウマを思い出しながら私はそう自分に言い聞かせる。


「これでいいよ、次はどうすればいい?」


「わかったよー!じゃあ結果はこれで確定させちゃうね!

 次は職業ごとのチュートリアルだよ!」


「うん、わかった」


「じゃあ、指をこうやって動かしてみて!

 そうしたらメニューが出てくるはずだから、

 メニューから装備の部分を選んでみて!」


指をこうして…おっ、これがメニューか。

メニューの中から装備を選択する。


「うん、出来たみたいだね。

 じゃあ、さっきガチャで手に入った装備を変更のボタンから

 装備してみて!」


言われたとおりに変更ボタンを押し、装備を付ける。

そうすると、さっき見た見た目通りの姿になった。


「終わったね!それじゃあ、チュートリアル

 始めていくよ!」


「よーし!頑張るよ!」


私は気合を入れて、チュートリアルに臨むのだった。


◆◆◆◆◆◆◆


職業ごとのチュートリアルが終わってその後。


「くぅ…負けた」


「まーまー、気にしなくていいよー。勝てた人そんなにいないし」


「それでも悔しい…!」


チュートリアルの後にモンスターと戦うことになったのだが、

結果は惨敗、正直言って勝てる気がしなかった。

くそう、今度会う機会があったら必ず倒してやるからな、あの鳥…!


「うん、これでもうチュートリアルはおしまい!

 じゃあここに乗ったら転移してゲームスタートだよ、

 一応聞くけど、もう始まりの町に転移しちゃう?」


ここにいる理由もないし、いいかな。

そう思い、雨合羽の子が指差した場所に進む。


「うん。お願い」


「はいはーい!それじゃ、行ってらっしゃーい!

 貴方の物語に、幸あらんことをー!」


雨合羽の子のそんな一言を聞いて、私の視界は

一旦白く染まり、それが収まると視界には、なんとなく

それっぽい…ファンタジーな感じの風景が広がる。

はい、ようやく復活できたので

今日からしばらくは投稿数を増やしていきたいと思います。

今日は2~3話投稿し、明日から1~2日に一回のペースで

投稿していきたいと思います。

あと、一応宣伝。生存報告用Twitterアカウントあります。

葉桜ヨウ、ないし「@hazakura8839」で検索していただければ

出てくると思いますので、投稿されるかが気になる方は

来ていただけるとありがたいです。

ブクマ、評価よろしくお願いします!

誤字脱字あれば報告お願いします。

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