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今は亡き竜王に花束を⑩

私の書き方ガバガバだな????

(ステータスを確認しようと前の話を見たら

 ステータスの画面にHPの表記があったりなかったりしてた)

(その他にも抜けを見つけたのでそこも修正した)

いや本当に申し訳ない…詫び更新です


ボス部屋らしき部屋の扉を開けると、そこにはやはりというべきか

ボスがいた。表記があのクソボスオオトカゲどもと似た感じだったので

ほぼ確定だろう。


 シテイオウ Lv68 HP■■■■■■■■■(不死状態)


…見た目は、あの記録でみた四人の体を

特定部位だけぎにして、人型にした感じだ。

そして、一番目を引くのは背中の翼。妖精とも、竜とも見えるあの翼は

誰のものなのだろうか?


「■◆◆□◆◆■◆◆!」


言葉を出そうとしているのだろうか。しかし、声にならない音にしかならない。


「…やるぞ」


ライカさんが言う。その言葉を聞いて私も気を引き締める。

テットウさんも少し呆けた顔をしていたが、ライカさんの言葉を聞いて

気を引き締めたようだ。


「まず、あの不死状態がどんなものなのか確かめるべきだ。

 とりあえず俺が手に入れた消費アイテムで様子見する、

 駄目そうだったら各自攻撃だ、どんな攻撃が効くかわからん」


私とテットウさんは頷く。


「作戦は大して立てる意味がないと思う。イベント攻略時間も

 かなり押してきてるしな。速攻で勝って速攻で終わらそう。

 俺からいえることはそんじゃ、各自…進めぇ!」


ライカさんが飛び出し、ナイフのようなものをボスに向かって投げる。

ナイフがシテイオウに当たると、当たったところから火が燃え広がるが

シテイオウは気分を害したように燃えた部分を振り回し、火を消す。


「■◆□□■■■…!」


覚悟しろ、とでも言っているのだろうか?

HPを見た感じ、状況はかなり悪い。


シテイオウ Lv68 HP■■■■■■■■■(不死状態)


あのナイフが当たっても一切HPに変化がない。

今までの敵とは比べ物にならないという事だろう。

私は更に気を引き締め、ファルたちを呼び出す。


「グリム、ミソラはいったん待機。

 ファル、早速で悪いけど一撃ぶちかまして!」


ファルは笑いながら


「お任せを!」


と宣言する。そして、シテイオウに向かって突っ込んでいく。


「〈ドラゴンクロー〉!」


ファルの手にいつものオーラが出現し、シテイオウに殴り掛かる。


「■◆◆◇□!」


しかし、シテイオウは冷静に対応し

〈ドラゴンクロー〉をはじき返す。


「なっ!?」


ファルははじき返された反動で吹っ飛ぶが、即座に体勢を立て直し

次の攻撃に移る。


「〈飛行〉!グリムさん、魔法での援護お願いします!」


「了解した、とっておきを使わせてもらおう!

 フジカ、いいかい?」


私は頷き、グリムは魔法を使うための準備を始める。

ミソラにはまだ待機してもらうように指示する。

これはボス戦だ。レベルは格上、どう倒すかすらわかっていない

この状況下。試せることは何でも試したい。


「加勢するぜ、時間稼ぎなら任せなァ!」


「俺も一撃ぶちかましてやるぜ、合わせなテットウ!!」


「バーカ、お前が合わせんだよ!【クェイクインパクト】ォ!」


「うっせぇ!!【デュアルラッシュ】!!」


「■◆□■…!!」


テットウさんがハンマーで一撃入れ、体制を崩したと同時に

ライカさんが連続攻撃を加える。


そこに〈飛行〉を使ったファルが上空からさらに攻撃を加える。


「〈大加速〉、〈ドラゴンキック〉!」


「準備完了、《フレアバレット》!」


ファルがスキルで加速し、グリムがさらに一撃を加える。

ライカさんとテットウさんの連携、ファルの一撃。

相当なダメージになっているはずだ。


「■◆◇□□□■■◆□…」


しかし、シテイオウは全く傷を負っている様子はなく。


シテイオウ Lv68 HP■■■■■■■■■(不死状態)



HPも、今の攻撃を受けてなお一切変化はないのだった。

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