表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/416

引き金はこの手に②

なんとか隠しエリア編早く終わらせた―い!!

(ここが終わったら多分イベントのボス戦に移れる)

(下がっているだろうと思い、ランキングを見る

ヒェッ…さっ31位…?何でこんな急に発見された上

水を得た魚みたいな勢いで順位上がってるの…?

隠匿の妖精郷…隠しエリアでいいや、堅苦しい言い方は疲れる。

隠しエリアを探索していくことにした私とミソラ。


一度グリムと交代しようとしたのだが、

隠しエリアの特性なのか交換自体を行えなかった。


グリムの魔法が使えたならばかなり楽だったのかもしれないが…

別に気にしない。というか、グリムと私だけで戦闘になった場合

遠距離戦と中距離線にはかなり強いが近距離戦には酷いくらいに弱いという

強烈な弱点が出てきてしまう。


戦力という点で言えば確かにファルだが、探索を手伝って貰う事も考えると

むしろ今回はミソラでよかったかもしれない。逆にファルは戦力としてか、

もしくは空からの視点としての役割しかできないため、

かなり限定的な役割となってしまう。


その点で考えればミソラは全体的に何でもできると思う。

近接戦は強い、中距離線も強い。ファルのように

強力な一撃があるわけではないが、【風装】や【雷装】などの

スキルを使えることからかなり多様な状況に対応できる。

今のような一人しか呼べない状況ならば、かなりありがたい子だろう。


「…さて、どこから探索していこうか」


そう呟いて、私はあたりを見渡す。

そこには…破壊された牢獄のような建物がいくつもある異様な光景が

広がっていた。


◆◆◆◆◆◆◆


重要そうな建物跡の中は探索していないものの、

一通り隠しエリアの探索を終え、別行動してもらっていたミソラと合流する。

隠しエリアを出られないというデメリットに対する良心なのか

エリア自体はかなり狭そうだ。そして、私が見てた限りでは敵が

出ない。とにかく一連のイベントを終わらせて早く出ろという事だろう。


とりあえず、ミソラから話を聞いてみよう。


「どうだった?」


「うーん、普通に見た感じではそこまでじゃないねー。

 単に変な建物がいくつも壊れてるってだけだし、

 そこまでおかしなところじゃない」


「普通に、ってことは何か他におかしい所があったの?」


「うーん、何と言いますか。この牢獄、壊れたの最近なのかなぁって。

 あの最近探索してる場所と同じくらいの時代にこの場所があったとして、

 あんまりにも壊れた跡が古くないなぁーって感じ?」


「なるほど?」


どうやら牢獄が壊れたのは最近のようだ。

これはどういう事だろうか?あの本に出てきたのがここならば

ミソラの話もおかしな所はない。しかし、王国が滅亡してからはかなり

の時間が経過しているだろう。SROについて調べ物をしているときに

結構目にするSROの背景ストーリーから推測しても、

最近壊れた、というのはかなり不自然な気がする。


その点から考えられるのは、二つ。


一つ目はこの場所で流れている時間が明確に異なる場合だ。

例えば王国が妖精郷を滅ぼした、として

妖精郷の時間とほかの場所の時間に非常に大きなズレがあり、

破壊されてほぼすぐの状況から変わっていないという感じだ。

要するに、この考えで言うならば

今私は逆浦島太郎のような状況を体験している形だ。


二つ目に、普通に最近破壊されたという場合。

本当にごく最近破壊された。ただそれだけである。

この場合はだれが、何のために破壊したのか

という話が重要だ。


「あとはですねー、変な魔力があるといいますか、

 普通じゃない何かがいた後があるといいますか。

 ともかく妙な奴がいたっぽいですねー」


妙な奴…妖精郷である以上妖精が一番可能性が高いだろう。

しかし、ミソラが言うという事はそれほど奇妙な魔力…魔力?

まあ妙な力があるという事だろう。


「妙な魔力って?」


「あー、何というか…

 言葉にしにくい感じなんだよねー。ファルちゃんみたいに

 竜の強い魔力でもないし、普通の人間の魔力でもない。

 魔物の魔力みたいな力の塊っていうか…そのままの魔力の感じでもないし。

 とにかく妙な魔力、っていうのが一番しっくりくる感じですねー」

 

 

「ほうほう…なるほどなるほど」


何というか…こういう時にグリムがいてくれたら、と思ってしまう情報量だ。

でもミソラが言うんなら強烈な違和感なのだろう。

というか妙な魔力を感じ取るって何だろう、

何かイベントのフラグだったのだろうか?

しかし、私には確認する手段があるわけではないし、とにかく

探索を進め、イベントを進行させるしかないだろう。


…あー、頭がごちゃごちゃしてきた。

今知った情報を整理しよう。

まず、私のいる場所。

隠しエリアである。イベントを進行させたことによる影響で通常通り

の形ではなく、こっちのエリアに転移した形になるらしい。


次に、このエリアで得られた情報。

一つ目、この場所からはこのエリアで進行するイベントを

完結させないと出られない。

二つ目、このエリアは大して広くない。探索範囲はそこまでではない

から、どれだけイベントを早く発見するかの勝負だろう。

三つ目。ミソラから聞いた情報。

破壊された建物の不自然さ、そして今浮上した妙な魔力なる謎の要素。

この場には何か変な存在がいたらしい。どういうことなのだろう?


…ええい、じっとしててもどうにもならない。

そう思った私は、探索を進めていなかった建物跡の探索を始めた。


完全な雑談なんですが、聡明な読者の皆さん

デュエマってやってます?今年のクロニクルデッキ、

20周年だからかアホみたいな内容してるんですが

皆様的にはどっちに注目してますか?私はアウトレイジです。

(ボルシャックの方もかなり強そうなんですがシンプルに私のデュエマに

 ハマった時期がアウトレイジだったというのもある)

ブクマ、評価よろしくお願いします!

誤字脱字あれば報告お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ