おかえりとおいわい
投稿ペースガバガバすぎじゃないですかねぇ!?
(筆が進まなかったのもあって火曜に投稿できるだけの文字数にならず
水曜日に書き終わって更新しようとしたら投稿を忘れるアホ
マジで申し訳ございません…今日か明日にもう一本頑張りたい
というかイベントが進まねぇ…本気で申し訳ねぇ…
姉が帰ってきてから数時間後。
家に帰ってきた両親は姉の姿を見て
予想通り、といった顔をしていた。
「やっぱりね。どうせサプライズだーとか言って
予定より早く帰ってくると思ってたわ」
「ははー、やっぱり母さんには敵わないね」
そう言ってお母さんは笑いながら夕飯の支度を始めた。
かなり盛大に祝ってくれるようだ。
「お疲れさん、旅はどうだった?
楽しかったか?よかったら話を聞かせてくれないか」
そう、目を輝かせながらお父さんは言う。
お父さんも旅行は好きらしいので、
話を聞けることを楽しみにしていたのかもしれない。
「うん、楽しかったよ!でもちょっと旅の話は待ってね
やっぱり帰ってきたばっかりで疲れてるからご飯食べてからにね?」
やはり目に見えない疲れもたまっているだろうし、
旅の話だって膨大だろう。労わらなければ。
あっ、兄が隅っこでこっちを見てる。
姉に向かって嫉妬と恨みのこもった目を向けながら
歯ぎしりしている…怖いなぁ。
◆◆◆◆◆◆◆
晩御飯はとても楽しかった。
姉の旅の楽しい話や、美味しいごはん。
姉がいるだけで私の人生はこんなにも輝くのか…これは
もう私は姉離れなんてできるわけがない気がしてきた。
で、今は姉と一緒にお風呂で一緒に話している。
「あぁー生き返る―」
姉は相当久しぶりのお風呂らしく、とても気持ちよさそうだ。
海外では長らくシャワー生活だったのだろう。
存分に堪能してほしい。
「ふわぁ…永華ちゃんも早くおいでよ…」
気の抜けた声で私を湯船に誘う姉。
久しぶりの一緒のお風呂だ、堪能させてもらおう。
「大きくなったねぇ…ん?よくよく考えてみたらそこまで…」
「……大きくなってるよ」
毎年1センチは。
それでもまだまだ小学生レベルなのは本気で意味が分からない。
姉やお母さんは普通の身長なのになぜここまで身長が伸びないのか。
正直言って不公平が過ぎると思う。
「可愛いねぇ…あっ、そういえば永華ちゃん知ってる?
あのー、なんかインチキ健康商品みたいな名前の…ねくすとなんちゃら?」
「ネクストドリームって奴?」
「そうそう。夢の中でゲームできるんでしょ?
ロマンがあるしやってみたいよねー」
なんと。姉もSRO、というかあのゲームをやってみたいらしい。
私の奴を貸せればいいかもしれないが、兄に協力してもらって
設定した奴を思い出してみると、あの機械は特定個人しか使用できない
ようになっている感じだったし、姉に貸すのは無理だろう。
ならば、どうやって入手しようか…部屋に帰ったら調べてみよう。
◆◆◆◆◆◆◆
調べてみたが、そもそも本体が高いし、品薄どころか
まだどこも次の入荷待ちで生産も追いついていないようだ。
兄が手に入れたルートがどんなルートなのか気になってきた。
兄の人脈が広すぎて時折変な贈り物が送られてくるから
その辺からなのだろうが…
かなり気になる。もうちょっと調べて出てこなかったら
兄に聞いてみよう。
◆◆◆◆◆◆◆
結局、在庫のある場所は存在せず
骨折り損だった…いや、姉のためと考えるならば
むしろかなり有意義な時間では?
…話を元に戻そう、姉のことが好きすぎて話がすぐ逸れる。
私は兄の部屋の前に来ていた。一応ノックをして兄の部屋に入る。
「永華!やっぱりお兄ちゃんの方が好きだという事か!?」
兄が暑苦しい声でそう言う。
「は?」
心の底からの軽蔑の声が出る。
は?姉より好きな物?そんなものあるわけがないだろう。
一に姉、二に睡眠、三に幼馴染だ。
「…………すまん」
かなりメンタルにダメージを負ったのか、珍しく落ち込んでいる。
しかし、私は遠慮せずに質問する。
「ネクストドリームってどうやって手に入れたの?
何とかしてもう一個手に入れられないかな、お金は払うから」
「…うーん、ちょっとばかし難しいかもしれない。
実はあれ、知り合いに頼んで何とか一つ確保してもらった
奴でな、今在庫もないし手に入らないと思うが…
なんで欲しいんだ?」
頼られたことがちょっとうれしいのか、
先ほどの落ち込みからすぐに立ち直った兄。
しかし、兄の人脈でも無理か…どうしよう?
「いや、お姉ちゃんがやってみたいって言ってたから
プレゼントしてあげたいなぁって」
あ、また歯ぎしりしてる。
そこまで屈辱的なことなのだろうか…
「非常に不本意だが…できれば教えたくはないが…
一つ、方法がある」
「え、本当?」
「もちろんだ、お兄ちゃんは嘘はつかない」
苦虫を噛み潰し続けたような顔を浮かべる兄。
そんなに嫌なのだろうか?
「確か今、SROでイベントやってるはずだよな?
それの交換景品としてあったはずだ」
おっと…これはより一層
真面目にイベントに取り組まなければならない理由が出来た。
次回はさすがにゲームさせたい!
ブクマ、評価よろしくお願いします。
誤字脱字あれば報告お願いします。




