who are you ?
いきなりの暴走始めるのは本当によく分からない
(姉襲来はイベントシナリオを終わらせた後になった
(最近キャラが勝手に動くので頻繁にストーリーが変わるし
なかったはずの描写が増える
兄から「姉が帰ってくる」と言われ、
具体的な日時を聞かされ終わった瞬間に
私の感情は振り切れた。
「え、ちょ、待っ!?」
即座に部屋に向かって駆け出す。
寝る、即座に寝る。私は寝て今日という日を一刻も早くスキップする。
布団に入った瞬間に興奮が許容値を超えたのか、
気絶するように眠りについた。
◆◆◆◆◆◆◆
午前5時、いつもより一時間早く目が覚めてしまったが
頭は冴えわたっている。
二日後、姉が帰ってくる。
正直に言おう、今の私は著しくテンションが高い。
いつもはあらゆる欲求を超えて睡眠に対する欲が強い。
が、姉が関係してくると睡眠欲は吹き飛び
全ての感情が姉に向く。
姉が帰ってくるまでにあらゆる用事を終わらせなければならない。
姉が帰ってきてからしかできない用事に関しては仕方ないが、
今片付けられる用事はもう終わらせる。
誰にも邪魔はさせない、私はもう止まらないのだ。
◆◆◆◆◆◆◆
姉が帰ってくると聞いた次の日。
クラスメイトやファンクラブ曰く、
「いつもとは違う、好き」「ギャップで死ねる」
「寝てる姿も可愛かったけど活発な姿もかわいいとか最高か?」
等々…変化に驚く声が多かったが、結論としては
藤野はいつもの数倍の速度で活動し、
宣言通りすべての用事を終わらせた。
◆◆◆◆◆◆◆
ふぅ、いつもの数倍は活動したのでかなり疲れたなぁ…
だが、現状ある用事はすべて終わらせた。
これで姉がいつ来ても大丈夫だ。
「あ、そういえば…」
SROのイベントも終わらせなければ。
姉が来るのは明後日なので、明日も使えばクリアはできるだろう。
そう思い、SROにログインする。
◆◆◆◆◆◆◆
ログインしてすぐ、フレンド画面を開き
ライカとテットウにメッセージを送る。
メッセージを送った数分後、三人で集合することができた。
「よっし、今日も攻略するぞ!」
テットウが元気に言う。
気合は十分だという感じだ。
「そういえば、昨日の攻略でわかったことはあるか?」
ライカさんが私たちに問いかけてくる。
「あー…そうだな、俺の方は地図を見つけたぜ。
イベントエリア出たら消えちまったけどな」
「かなりいい情報かもしれないな、ありがとよライカ」
あ、私も昨日のことを言わなければ。
「私は図書館を見つけました」
「お!お目当ての本があるかもしれないな」
「図書館には何があったか分かったか?」
「うーん…とりあえず、上の方で探索してたんですけど、
床が落ちちゃって。でも、落ちた先で古本の保管場所みたいな
所があって、そこでなんか重要そうな本を見つけて読んでたら
時間が来ちゃった感じですね」
「おー!かなり有力な情報がありそうだな、よかったぜ!」
そこから、しばらく成果についての話が続き
一通り話し終わった後に、
私たちはイベントエリアに向かうのだった。
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