四人で仲良く
昨日「書き終わった!よしこれで投稿できたはず、寝よ
(眠気が限界だった)」
今日「よーし明日の分書かなきゃ…なんで下書きの数が
変わってないんです???」←二時間前
なんで????
という訳で昨日分の更新です、消えてなくなりたいね
今回はファルとファルとムジカとフジカのお話
SROにログインすると、目を開けた私の十センチ手前程度に
半ば血走っているような眼が見えた…最近家に来た
アスラクグラカさんである。
「目覚めましたか?目覚めましたね?では疾く呼びなさい
分かっていますね契約者、私が協力的なのはのは彼の身柄
あってこそであることをお忘れなく」
「…はいまあ、断る理由もないので今すぐに出しますが」
最近来たアスラクグラカさんは、私が呼んで出てくる形式では
特になく城の中で自由に生活し、元々はニールさんたちが
使っていた一室の隣を占拠して自室としている。
態度が悪いとか、人当たりが良くないとか…そういったものが
合ったら逐一ニールさんの方に報告すべきかと思っていたのだが
最初の出会い以降、カルシュナさん以外に迷惑をかけている所は
見たことがない。
「ウゴゴゴゴ…」
「はあいおはようございます旦那様!今日も凛々しくて
とても素敵ですね、んんーやはり待ったかいがありました!」
最早最近の定番となりつつある絞め殺し染みたハグから始まり、
今日は一緒に出掛けましょうねという一言に確認も入れず
すぐに部屋の外へ出てどこかへ行ってしまった。
アスラクグラカさんが出かけた直後、少し不機嫌な様子の
ファルが私の部屋に入ってきて、即座に膝に座って話し始めた。
「ふん!もう二号なんて知りませんもん!」
「ああおかえりファル、また言い争い?」
「当然です!負けを認める…いや、魅力を
分かって頂くまで私は譲りませんとも!」
私個人としてはもう多分誰かを挟めばいいんじゃないかと
思うくらいに互いの主人を魅力的な存在(自分の主人より劣るが)
という評価を当人同士で下していると思うのだが…多分
その辺難しい所なのだろう、あちらも相当に甘えん坊の様だし。
何かしら譲れない一線があるという事だろうか?
「…そういえば先程までアスラクグラカが走っていったと
思うんですが、何かあったでしょうか?」
「デート…デート?少なくともお出かけの類なんじゃないかな」
「…デート!」
私の返答から何かを思いついたのか、ファルは膝から
私の方に負担がかからないようナチからで立ち上がって
一息に私へ提案する。
「ご主人様!デートしましょう、ムジカと
あっちのファルと私とご主人様で!」
◆◆◆◆◆◆◆
「ということで集まったわけですが」
「話を聞かずに来て欲しい、と言われてきたはいいものの
まさかデートとは驚きだねお母さん」
「そうですね、それで、いやおか、お母さん!?なんで!?」
ムジカを誘ったはいいものの、唐突に飛び出した
母親発言に驚きすぎて、後に言おうとしたことが飛んでしまった。
「えー、だってオリジナルの雛形の方が父親と仮定するなら、
それに記憶が追加されてそうなったならお母さん認定も
やむなしでは?中々面倒な構図だけどさ」
「う、ううん…?なるほど…?確かにそう…?」
紅従姉さん由来から鑑みれば確かにそう、なのだろうか…?
というかまあ問題があることでも無し、ファルがいる以上
似たようなものかと納得する。
「であれば…私がムジカの姉ということですね!」
「まあそうなるかな」
「二児の母かあ…」
ファルは元々娘みたいなものだし、今更二人目が増えても
動揺するかと聞かれると別に…いや、ミソラはそうなると
どんな枠になるんだ…?娘ってよりは友達に近いし友達って
よりは親族に近いし…なんだろう、形容しがたい。
「…と、いうことはおばあ様ということ…!?」
「おっとそうなるのか…そう、いやそうなるの…?」
「孫、いや孫ができる年齢ではない筈なのですが」
いや、もしかしたらいるのかもしれないが…
ともかくその構図に物申したい気持ちもあるが特に
反論できる点もないので放っておく。
「…と、いうことは貴女の方は父さまってこと…?」
「多分違う…というよりも多分お姉ちゃんの方が
正しいと思います!別に歳もそう違う訳じゃなさそうですし」
ファル(私の方)がファル(ムジカの方)…いや、毎度こう
分けるのは面倒だからムジカの方のファルという事でファムと
しよう。ファムとファルが互いを認めたように抱き合い、
なんやかんや本人たちの中で決着が付いたらしいことが
見て分かった。
「なるほど…こうなるのか…」
「ムジカの方は何故頷いているので…?」
「上下関係がパッと決まるとはと思って、ねえ。
単純にどちらが上とかどちらが下とか決めるパートも
覚悟してたんだけれども…」
「ああ、なるほど」
はっきりと言及したとて、話が拗れて妙な事になる…
まあ確かにあり得る話だったかもしれない。
「一応さー、そっちのファルちゃんの読み取った記憶…
記録?もメインとしてあるからさ。最悪そうなるかなーと」
「まあかなりの確率で起こり得る事ではありますか…うん」
どっちも竜が云々、みたいなことを時折言っているし…
ファムさんの方も直接聞いたことはないが、アルルちゃん
辺りから言っていたというような話を聞いたような気がする。
「まあ!そんなことは置いておいて四人でデートを
しましょう!楽しいですよきっと、多分!」
「あちょっとファル早い!」
「いいじゃないですかいいじゃないですか!
アイスを食べましょう!そっちのファルも好きでしょう?」
「そこまで好きではない…ですがファルが
言うのなら行きましょう、行きますよ私の方のご主人様!」
「わかったよ~、三人とも追いつくから先行ってて~」
…とまあ、ファルとファムが和解したりその後アイス屋さんで
二人とも諸事情でアイスを堕として大泣きしたり色々あったが
久しぶりに平凡で楽しい日だった、と私は思った。
Qどこが難産?
A今現在は流れが変わったものの、最初はちょっと
アスラクグラカさんと絡めようと思ってて…でも話がとっちらかると
無限に時間を消費するから流石にやめるべきと思い直して結果的に
アスラクグラカさんが完全に導入と化した
誤字脱字あれば報告お願いいたします。




