イベント開始!
さて、ようやくイベント編!
ゴールデンウィークもそんなに書けなかったよ…
(最近筆が進まない病にかかっている
今日はついにイベントの日だ。
楽しみすぎていつもより10分も早く起きてしまった。
最高の睡眠のために、今回は全力を出す。
そんな覚悟を持ってSROにログインする。
ログインすると、ログアウトした噴水の広場に出る。
周辺を見渡すと、いつも以上に人が集まっていた。
やはりイベントの日だからだろうか、
初日と同じくらいに人がいる。
「お、おーい!お嬢ちゃん!こっちだこっち!」
声のした方向を見てみると、ライカさんとテットウさんがいた。
前回合った時よりも装備が強そうになっている。
「おー、お嬢ちゃんも見ない間に大分強そうな装備になってんな」
「お二人とも強そうだったので、足手まといにならないために
レベル上げ頑張りましたから…その副産物ですよ
イベントで活躍できるように頑張りますよ!」
そう言ったら二人とも天を仰いでしまった。どうかしたのだろうか?
と思ったら、周りの人が二人に向けて険しい眼を向け始めた。
わ、私が原因なの…?
「お嬢ちゃん…そういうの、こういう…人がたくさんいる場所で
言わない方がいいと思うぜ…」
隣でテットウさんもすごい速度で頷いて全力で同意しているようだ。
うーん…二人がそこまで言うならやめた方がいいのだろう。
だが、そこまで変なことなのだろうか?
「わ、分かりました」
「お、おう。頼んだぜ…とりあえずイベント開始に
運営が大々的に開催の宣言をするらしいからそれまで
どう戦うか話し合おうぜ!」
そこから30分、自分やライカさん、テットウさん
と戦うときの動きを話していた。
「おっと、そろそろイベント開始の時間だな」
そうライカさんが言うと、
音楽が鳴り響く。空を見上げると、
妖精っぽいキャラクターがたくさんいて、
その中心にほかの妖精よりもすごそうな妖精がいた。
その妖精が喋り始める。
「やあみんな!GMのミトーだよ!
今この瞬間StellaremakeonOnline第一回イベント
『今は亡き竜王の城』を始めていくよ!
記念すべき第一回!みんな張り切って挑戦してね!」
「「「「「「「おおおおおおおお!」」」」」」」
周りから歓声が響く。
やはり全員このイベントにかける熱意が高い。
「さあ!イベント告知でも書いたけどルールの再確認だよ!
まず、このイベントはダンジョンの攻略イベント!
私のお話が終わったらイベントダンジョンのアクセスを解禁するから
私の話をしっかり聞くように!」
そう言って胸を張るミトーさん。
頑張った成果がお披露目される喜びからか、誇らしそうだ。
「うん!私も早く楽しんでもらいたいから
早めに話すから頑張って聞いてね!
今回のイベントの目的はどこかの王国跡地の調査だよ!
このイベントが終わったら、先のエリアのどこかに
このイベントマップを配置する予定なんだ!
だから実質マップの先行公開だね!」
へー、攻略を進めていけばこのイベントのマップが
見つかることがあるのか。
そう言うシチュエーションが好きな人は楽しそうだ。
「そして、イベントにはちょっとしたストーリーがあるよ!
そして、イベントでとった行動でストーリーの結末が変わるんだ!
ストーリーの結末によっては、もしかしたらイベントの
報酬が豪華になるかもね?」
マルチエンディング形式、という奴だろうか?
兄の見ていたアニメにそういう奴があった気がする。
「そして、みんな気になってるだろうイベントランキングについて!
今回のイベントには行動ごとにポイントが設定されていて、
その多さを競うよ!職業ごとのランキングとか、
ストーリーの進行度、モンスターの討伐数、
いろいろランキングがあるから、みんな頑張ってね!」
その言葉を聞いて、周りの人たちが沸き立つ。
こういうのってやっぱりテンションが上がるものなのだろう。
それに、15000位以内に入る可能性が増えた分、
私もうれしくなった。
「そして、ランキングで上位1000人以内に入った人には
追加報酬!更にトップ100、トップ10にはさらに
追加報酬が手に入るよ!頑張ってね!」
周りの声がより一層強くなる。
「さあ!長いお話はもうおしまい!
第一回!StellaremakeonOnlineイベント!
『今は亡き竜王の城』開始!」
その宣言と同時にその場にいた全員が大声で歓声を上げる。
そして、ミトーさんが消えたと同時に噴水の手前に
イベントエリアへのゲートらしきものが開かれた。
「おう!お嬢ちゃん、行くぞ!」
テットウさんとライカさんが走り出す。
「はい!」
元気よく返事を返し、
一緒にゲートっぽいものに飛び込んでいく。
さて、頑張っていこう!
【イベントエリアに移動中…】
【パーティーメンバーを確認中…
フジカ ライカ テットウ
確認完了、イベントエリア『ドラ王国王城跡地』に転移します】
【イベントストーリー『竜の嘆き』を開始します】
【Goodluck!】
そんなメッセージが流れ、
次に目に映ったのは、
「うわぁ…!でっかいお城だ…!」
とても古そうな外観をした、大きなお城だった。
ミトーさんの名前を考えるのには脳みそを使っていないので
最高に適当な名前です。
ブクマ、評価よろしくお願いします!
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