第五回イベントのお知らせ
なんか薄味ですが申し訳ありません…
イベント予告回です
今週から更新日程が変更になり、
月、火、金、土の四日になります。
今後も本作をよろしくお願いします
3/7追記
不調で次話が完成できませんでした。
明日には確実に更新しますが、申し訳ありません
チエちゃんの謝罪の一件からしばらくして。
色々あったものの結果としてわだかまりは解け、
以前同様仲直りすることが出来た。
そもそも私自身を問題の引き合いに出されたら
負ける自信がある、逆にチエちゃんを引き合いにしたら
上記の条件と年齢差と体格差と身体能力以外には勝つ自信があるが…
まぁとにもかくにも問題は解決した。
そんなこんなでSROで一緒に遊ぼう、
という話になっていたのだが…
「来ないなぁ」
噴水広場で待ってはいるが一向に来る気配がない。
意図して約束を破るような子じゃないし、数分前には
ついていると思ったのだが…なにか問題があったのだろうか?
現実での時差も考慮して噴水周辺で数時間過ごしたものの、
来なかったので一応メールでこの後の行き先を送っておき
その場を後にする。
私は全力疾走で城の自室へ向かって
道路を突っ走り、壁を飛び越えてフィールドを駆け抜けて
城の扉を通過して階段を駆け上がる。
私は自室の前に到着すると同時に一息つき、
扉を開いて中に入るとメニューを開く。
この前の二度の負けは
私の経験不足と手の内が割れていたというのが
センジョウさんとアヤさんの考える敗因であり、
私としてもしばらく考えてそうであると感じている事である。
経験不足に関してはこれから何とかするとしても、
手の内ばかりは今すぐ解決するべき問題だろう…
そこで私はあることを思いついた。
今までの私は称号で獲得したスキルを
面倒だからと習得していなかったが、この機会に習得し
手札を増やせばいいのではないか、という単純な話だが
ただ一つ、一つだけ問題点があるのである。
それは本当に獲得したスキルの数がおかしいので
確認と習得する作業に著しい時間がかかるという事である。
それに加え、有用なもの以外はそれこそ確認する際の
邪魔になるため極力取りたくない。
別に問題ではないかもしれないが私としては
とても面倒なので避けたいところだが…
「召喚獣のみんなにも使えるらしいからなぁ」
私が手に入れたスキルを使えるようにするアイテムは
自分ではなく召喚獣のみんなにも使えるらしく…
その辺も含めて考えて使わなければならないだろう。
アイテムを取り出すわけではないが、集中して
行いたかったので場所を移動した。
「よぉし、頑張ろう…!」
私はアイテム欄を開き、無数の選択肢の中から
有用なスキルを見つけ出す作業を始めるのだった。
◆◆◆◆◆◆◆
「…量が、量が多い」
あれから一時間、とにかく無心で有用なスキルを
探す作業を行っていたのだが…やはり量が多い。
良いスキルも多いがその中でも取るべきスキルを選別しながら
アイテムを取り出して部屋の端から端へ置いて行っているが、
それも壁一面に広がり始めている。
「これが、ファルで…これが、ミソラで…
こっちがグリム、この二冊がアオイちゃんに
これがフランベルさん…」
自分で使ってもそれほどいい使い方ができないであろう物は
一区画にまとめており、その中でもみんなの誰に使ってもらうか
決まっているものは分けて積み上げているため分類作業に
時間がかかっているというのもあるのだろう、
今私の疲労はかなり溜まっていた。
「うぅぅぅ終わらない…!攻略サイト見て
一応目星つけてたのにそれ以上が全然ある…」
事前に作っておいてメモを取ってこっちで書き写した
手間暇が無駄になってしまった。
序盤は「あ、これが攻略サイトに載ってたやつだ!
置いとこー」程度で並べて置いたのだが、自分の
レベル上げの速度が異常だと言われていたのを忘れていた。
そう、レベル上げの弊害として調べて出回っている
スキルの上位互換の習得が複数種類可能に
なってしまっていたのである。
そして、さらに面倒なことに上位互換も用途に分かれて
分岐する点があるようで、二倍三倍と調べたものより
量も質もいいスキルが出るわ出るわ…
そんな中で悪戦苦闘しつつ整理と分類を進めていたのだが
突然部屋の扉をノックする音が聞こえる。
「入るよー」
「あれ、ティタさん?…ちょっと待ってください、
いったん物を片付けますから」
取られるわけではないのだが、一応片付けようと
雑に並べていたものをいったん壁に寄せて並べなおす。
「…もう、大丈夫ですよ。入ってきてください」
「お邪魔しまーす…さっそく一つ聞きたいんだけど
このお城の設定項目、少しいじった?」
「少し設定しなおしましたが、それが何か…?」
私が設定し直したのは部外者に関することだけだし
ティタさんには問題が…
「ケイと遊ぶから、部屋にものを取りに行くまで
待っててもらおうと思って裏口あたりで
ゆっくりしてもらおうと思ったら突然消えたから…
やっぱり原因は君だったんだねー?」
「あっ」
そういえばチエちゃんを警戒しすぎて設定した
項目を元に戻していなかった…それの影響で
ティタさんが連れてきていたケイさんが
消えてしまったということだろう。
「ご、ごめんなさい…!すぐに戻しますから」
「大丈夫だよー。でも何かあったらみんなに相談してから変えてね?
私みたいにびっくりする人が出てきちゃうから」
突発的な行動でティタさんへ被害が出ていたことに気づき謝る。
チエちゃんだけを狙った設定だと思っていたがティタさんに
迷惑がかかるとは、非常に申し訳ない…
「あー、そういえばさ。イベントのお知らせ来てたねー」
「え、そうでしたっけ…?」
「五分前くらいに来たよ-?
…まぁ、このアイテムの量を見るに整理に夢中で
気付かなかったかもしれないけど」
そう言われ、メニューを開いてメッセージの部分を開くと
確かにイベントに関する記載が乗っていた。
「SROプレイヤーの皆様、いつも
SROをプレイしていただきありがとうございます。
このたび、第五回イベント「遥か遠き聖竜の王国」
を△月〇日から▽月×日まで開催いたします。
参加条件は特にありませんが、SRO初の高難度イベント
として開催する予定となりますので
皆様綿密な準備を行うことをおすすめします。
内容はイベントエリアの攻略となっており
ギルド単位等の大規模行動が可能となっております。
報酬はモンスターのドロップや攻略報酬に加え、
行動ごとに設定された貢献ポイント報酬と
ランキング報酬がございますので皆様奮ってご参加ください」
「おぉ…情報量がすごい…」
「高難易度って銘打ってるのが怖いよねー、
今でも全然難易度高いのにこれ以上ってどういうことだろう?」
「確かにそうですね、高難易度…どんな敵が出てくるんでしょう?」
「なんかフィールドとかも利用してきそうだねー。
この辺だと少ないし、最前線でもそこまで見つかってないらしいし」
なるほど…確かに地形を利用する敵というのは
私も戦ったのは姉とふーさんたちと行った海と、
町から見てその反対方向に行った場所に続いている砂漠と
リーズヴァルトさんくらいしかいない。
「それじゃ、聞きたいことは終わったし私は戻るね。
ケイも待ってるし」
「はい、わかりました。…ごめんなさい」
「さっきも言ったけど大丈夫大丈夫。気を付けてくれればいいからさー」
そう言うとティタさんは部屋を出て
ケイさんの元へ向かい歩いていく。
そんなティタさんを見送りつつ、設定を元に戻して
メニューのアイテムのところをもう一度見始める。
「高難易度なら、私も目一杯準備して挑もう…!」
やはり、今のスキルでは戦えない可能性があるのなら
潰すべき、と再びスキルの選別に入るのだった。
Qなんでチエちゃん約束すっぽかしたの?
今の情勢が安定したら出せる短編のお話を
待って欲しい
先週の作者「ブクマ900件超えてる…これは
感謝の更新回数増やしを行うべき、体調は微妙に悪いけど
頑張れば行けるじゃろ…」
今週の作者「宣言した翌日に悪化するし多分気圧のせいだから
しばらく続きそうなんだが??何言ってんだ先週の私」
まだまだ体調の不安がありますが明日までは
間違いなく頑張れますのでよろしくお願いします
ブクマ、評価よろしくお願いします。
誤字脱字あれば報告お願いします。




