表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
221/416

進め、チョコレートのために

なんで寝落ちしてるんですか?(二か月ぶり二度目

なんで起きた瞬間に「予約投稿したはずだし大丈夫だ」とか

半ば書きかけの状態で寝ぼけた上で気づかず

準備して雪かき始めたんですか?(本日最大のミス、

雪かき自体は仕方ないものの書きかけの状態だったのが一番ダメ)

昨日は失礼致しました、一先ず今日は一話投稿しますが

明日は執筆が間に合えば二話投稿しようと思います

炎上に関する一件、ひいてはジェイスとの因縁が決着して

二日程度が経過した。


私の扱いはハイガラス組と呼ばれ始めた頃の程度…

より少し化け物と呼ばれる機会が増えたが

まぁそこまで変わらない扱いまで回復することとなった。


そんなある日、私はグーフィーさんとグヴァンさんの二人と

フィールドへモンスターを狩りに行くことになった。


「それじゃあ行きましょうか、とりあえずカカオ落とす敵だけ

 普通のところだと狩り尽くされてるんだっけ?」


「あぁ、俺たちが行った時にはもうリポップ待ちで

 どこも同じ状況だった。多分集団的な行動だと思う…が

 多分時間がかぶってるだけでそこまで問題じゃねえと思う」


かなりガチガチの装備で固めた二人と

一緒に私たちはフィールドを進んでいく。


どうやらイベントが始まって数日、他の材料に比べて量を必要とする

カカオを落とす敵が高速で大量に狩られた結果、狩られ過ぎて

敵が出現する速度を上回ってしまい敵が出てこない空白時間が

発生してしまったのだという。


「うーん、でも私が行けるところも

 多分皆さんと一緒ですし…私基準でやるなら

 相手が強すぎて戦えないと思いますよ?」


「…いや、もうちょいで完成するんだよ。

 もーちょいカカオが手に入るだけでいいんだ、俺たちは」


「ちょうど二、三十個だけ足りないんだよ…すまねえ、

 おんぶにだっこになっちまうが、多少は役立てるよう頑張るから

 よろしく頼む」


「それならいいんですが…分かりましたよ。

 しっかりついて来てくださいね」


さらに加速し、二人がついて来ていることを確認しながら

私は目的地へ向かう。


私が向かうのはファングアの森のさらに先、

深緑の樹海のさらに奥の洞窟ダンジョンである。

墓下の迷宮のように入るための条件はないが

中身は一つの部屋がたくさんの敵がいるような感じであり

その敵の一部はカカオを落とす…というよりかはすべての材料を

そこそこの数落とすので、そこなら二人の希望を叶えられるだろう。


その場所自体はある程度人がいるときもあるが、結構周辺の敵が

強いのでそこまでいない…というか見た人はドルバイカーの

エンダッカスとかトンカチダンマの鬼になれる人が来ていた

くらいなのだが。


道中の敵の排除は二人がいるので頑張っている。

ミソラとファルに先行してもらい、グリムに周囲の警戒と

先行した二人の攻撃を避けた敵の撃破をしてもらいながら、

見えにくい敵はエアリィに索敵して状況に応じて対処してもらい

ハイスピードを維持して洞窟ダンジョンへ向かう。


「走ったままだから大して見れてないが…

 とんでもないスピードで敵をぶっ潰しているみてぇだなぁ!?」


「もう気にしてたら負けだグヴァン!

 走れ、走れば考えなくていいんだ、

 理解するのは俺たちには無理だぞ!!」


「人を化け物扱いするのやめて欲しいですね!!

 レベル高いだけですよレベルが高いだけ!!」


「「そのレベルアップのスピードがバケモンなんだよあんたは!!」」


畜生!その一点だけは否定できない!!

私は少し心に傷を負いながらも目的地に近づいていくのだった。


◆◆◆◆◆◆◆


「付きましたよ」


「はぁ…はぁ…ここか…!」


「ひぃ…ふぅ…ふぅ…よし、私は見ていない、私は見ていない、

 レアモンスターが十匹くらい一瞬くらいで

 死んだ光景なんて見てない…!」


何とか目を閉じて進んだようで理性を保っていたグヴァンさんと

目を閉じなかったためどこかおかしくなってしまったグーフィーさんを

見ないようにしながら、私は目的地に着いたことを宣言する。


「ふぅ…いつにも増して凄いスピードですね、ご主人様」


「ほんとほんとー。おかげで凄い疲れちゃったよ」


先行して到着していたファルとミソラにそう言われ、

確かにすごいスピードで進んだと気づく。


いつも通りと思っていたが、何か焦っていたのかと思うくらいに

ハイスピードで進んでいたと気づき、次このようなことがあるときは

もう少し減速しながら進もうと決心する。


「私もそうだけど…とエアリィほどじゃないと思う。

 大丈夫?エアリィ」


グリムの言葉を聞いてエアリィの方を向くと

大分青い顔をしたエアリィが、地面で横になりながら

深く息をしていた。


「だ、大丈夫です…自分は少し飛ばし過ぎただけなので、

 あと一分はもらえれば復活します…」


「…ごめんね?」


酷く疲労した状態のエアリィに申し訳なく謝罪する。

次は本当に速度を考えて進もう…


「いえ、はぁ、大丈夫です。

 はぁ、いつも、竜主様の依頼のときとかに、はぁ、

 そんなに早く動こうとしなかった、自分のせいなので…」


荒い息を整えながらそういうエアリィに、グーフィーさんたち

二人は近づいて肯定の意を示す。


「はぁ…その子も疲れてるみたいだし…はぁ、

 一旦挑む前に休もうぜ、はぁ…」


「…そうですね。ここの敵は強いですし

 少し休んでから挑みますか」


そうして10分程度休んだ後。

私とグーフィーさんとグヴァンさん、

そして召喚獣を入れ替えてエアリィとフランベルさん、

そしてもうすぐ進化できるらしいレントリリーさんに

補助役としてまだまだ元気なファルの七人で洞窟ダンジョンの

中へ進んでいくのだった。


◆◆◆◆◆◆◆


中に入ると、一本道の先に広い空間が広がっており

あそこに入ると敵が湧き始め、大量に湧き出た敵を

2~3回ほど全滅させればクリアとなり、報酬が手に入る

というものである。


その対価として、一回使うとゲーム内で一週間、つまり

現実での一日の間は利用できなくなるが

二人のレベルではまだ来られないだろうし、私もここに頻繁に

来るわけではないので今回はこれで大丈夫だろう。


「あの広いところに出たら敵が沢山出てくるので

 頑張って生きてくださいね」


「あぁ、ちなみに一つ聞くんだが…

 敵のレベルってどのくらいなんだ?あと分かる範囲内で

 種類を教えて欲しい」


グヴァンさんにそう聞かれたので、前回ここに来た時の事を

思い出して質問の答えを話す。


「そうですね…レベルは54くらいで…蛾にトカゲ、

 蛇にサソリとクモに猿…」


「よぉし虫は頼んだぞグーフィー!俺は無理だ!」


「…まぁ、いいが。なら他は本当に頼んだぞ?」


「虫ですか!?美味しいですよね、山にはそんなにいなくて…!

 楽しみですねご主人様!」


「…お好きにどうぞ、でも周りをちゃんと見て戦ってね?」


「ご主人、そこは止めるべきじゃないかしら…?」


エアリィの意外な趣味に驚きながらも、元々が鳥なら

問題ないか…とレントリリーさんの発言ともども流すことにする。


「主人、こういうのはちゃんと指摘するべきだと思うぞ…

 公衆の面前でああいった言動をとる可能性があるのだから

 今後のためにも注意すべきではないか?」


「…いや、それをしたとしても私の扱いは変わらないし

 エアリィの扱いも含めてヤベー奴で固定だと思うよ?

 でも、心配してくれてありがとうフランベルさん」


「…それは、そうなのだろうかなぁ…?」


「深く考えちゃダメですよ、私たちは

 敵をたっっっっっくさん倒すだけですよ!」


釈然としないといったフランベルさんの呟きと

ファルの元気な声を聞きながら、私は広場へ向けて歩み出すのだった。

エアリィ

リーズヴァルトさんのところでパシられてた時に

一部地域で食える虫にハマった。リーズヴァルトさんの

山付近ではリーズヴァルトさんが虫嫌いなこともあり虫系統は

一掃されており食べられないのでたまにパシられた時の

ごちそうとして食べていた。


レアモンスター

ある程度の法則で湧く報酬がおいしいモンスターで

スキルや固有のアイテムを落とすが大抵の種類が強い。

モンスターによっては複数体で湧くときもあり

グーフィーさんが見たのもその個体


ブクマ、評価よろしくお願いします。

誤字脱字あれば報告お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ