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おいでよ見知らぬ森④

これで一章はほとんど終わりだ…!


トピアさんと町に行く道の途中。

もと来た道を戻ろうとすると、

来た時にはなかったはずの森が出来ていた。


「なんで!?来た時にはなかったのに森があるよ!?」


「怖いですね…迂回しますか?」


二人がそう言うと、トピアさんが言う。


「ちょっと不安だけど…このまま行きましょうか。

 大丈夫、私、結構こう見えて強いのよ?」


そう言いながらトピアさんが森に入っていき、

それに私たちもついていく。


それからしばらくして、ふーさんがいきなり声を上げた。


「あ、敵だ!」


ふーさんが見ている方向を

みると、確かにトカゲっぽい敵がいた。


「よーし、私の力見せてやるー!」


そう言いながら、

サクラが杖を持って突撃していく。


「でりゃー!」


杖を持っていたので、魔法でも使うのか

と思っていたのだが、まさかの物理だった。

しかも結構いいダメージらしく、大分痛そうだった。

それから四、五発当てるとトカゲは消滅した。


「へっへっへ、私の杖は血に飢えているんだぜ…!」


「楽しそうだね…」


「うん!とっても楽しい!」


鈍器を持ちながら笑顔でフーさんはそう言った。


◆◆◆◆◆◆


それからも戦闘はあったが、難なく倒すことがてきた。

森を進んでしばらく、そろそろ森から出られるであろう

場所まで来たとき、今まで出てきていなかった敵が出てきた。


「メキュメギィァ…!」


以前倒した木に似ていたが、目の前にいる木はさらにデカかった。

相当強そうだなぁ…


「こ、こんなでかい木どうするのさー!?」


「とりあえず、こいつとの戦闘は避けて

 森を出られるか探しましょう!こんなのと戦えるわけがないです!」


私だっていやだ、

私たちではこいつに勝てないだろう。

そもそも、よけられるならよけて森を抜けたい。


「あの木…邪魔ね」


そういうとトピアさんが木に向かっていく。


「大丈夫なんですか!?」


「大丈夫よ!さっき言ったでしょう?私結構強いのよ!」


本当に大丈夫なのだろうか、と考える前に、トピアさんが

何か魔法を使った。


「ファイアランス!」


何かすごい火の槍が何本も出てきて、でかい木に向かっていき

木を燃やしていく。


「ギャギギュリャェヴ!?」


木は苦痛の声を上げるが、燃える勢いを止めることはできず

数分の内に燃え尽きてしまった。


リザルト


経験値


上級者の戦闘見学           500

オーバースケールウッズの弱点の理解  250


合計                 750



経験値貰っていいの…?

というかトピアさん強すぎない!?


「だから言ったでしょう?私結構強いのよ?」


ドヤ顔をしたトピアさんがそんなセリフを言う。



「すごいですね!本当に強いんですねトピアさん!」


ふーさんが興奮した声でトピアさんをほめる。


「ふふーん!私は強いのよ!

 報酬としてフジカちゃんにハグをさせてちょうだい!」


調子に乗った声でそんなことを言うトピアさん。

やってもいいかもしれない。トピアさんがいなければ

あの木を倒せなかったわけだし。


私は手を広げてハグを受け入れる準備をする。


「どうぞ」


そう私が言うと、すごい速さでトピアさんがハグをする。


「ふぁぁぁ…!とってもいい匂いねぇ…!抱き心地もいいし、

 一生ハグしていたいわ…!」


髪の毛に鼻息がかかってちょっとくすぐったいが我慢する。

頑張ってくれたのだ、ちょっとくすぐったいが頑張ろう。

それから十分後、トピアさんは満足したのか解放してくれた。


「ありがとうね!気持ちよかったわ!」


満面の笑みでそう言うトピアさん。

今日は本当に疲れる日だった…本当につかれた…

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