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おいでよ見知らぬ森③

頑張って書き溜めしてました。

畜生!筆が遅すぎる!(ちょっと最近筆が乗らない)

今日明日は頑張って更新したい…!

「ごくり…ここが噂の場所か…」


「二日目で噂なんて広まるの…?」


二日で噂が広まるなんてありえな…いや、ネタだろうか。

クラスの男子が「開催されるたび赤い竜が

記憶喪失で同じことを言うイベントがある」

という話をしていたのを思い出した。


「このゲームの知名度的にはあながち間違いではないと思いますよ。

 世界初のVRですから、こんな感じの場所の写真でも

 結構話題になると思いますよ」


そんなにすごいゲームをやってるんだな…と思うと

ちょっと楽しくなってきた。さて、これからどうしようかと

考える前に私たちの視界の先で爆発が起こった。


「なにあれぇ!?」


ふーさんが驚いた声を上げる。


「すごい爆発ですね…何が起こったか見に行きませんか?」


「おーさんの言うとおりだねー、何があるのか気になるな―私」


「なんで微妙に棒読みなの?」


「ちょっとふざけてみたかった、後悔はない」


まったく意味が分からない…

とりあえず、反対する要素も浮かばなかったので、

一緒に見に行くことにした。


◆◆◆◆◆◆


爆発の起こったところに行くと、

溶けた金属や、ガラスのようなものなど

が散乱していて、まだ爆発の煙が残っていた。

そんな中、ふーさんが声を上げる。


「あ!なんか人の足が見える!」


「本当ですか!?」


私もフーさんの見ている方向を見てみると、

確かに足っぽいものが見えた。


三人で警戒しながら近づいてみると、

体が瓦礫の山に埋まっていたが、確かに人の足だった。


「誰かぁ…助けてぇ…」


そんな声が瓦礫の中から聞こえた、

どうやら意識があるようだ。


「大丈夫ですか!?今助けますね!」


そう、ふーさんが言う。

ふーさんが足を引っ張るとすぐに瓦礫の中から

引っこ抜くことができた。


「ふぅ…助かったわ。自分じゃ抜けられなかったし

 絶体絶命だったのよね…本当にありがとうね。

 自己紹介がまだだったわね、トピアっていうの。

 よろしくね?」


「トピアさんって言うんですか!初めまして、サクラと申します」


「僕はオーマといいます。トピアさん、よろしくお願いします」


「お二人ともよろしくね。それで、そっちの子は…」


私の方を見るとなぜが急に目が輝きだした。

自己紹介はしておきたい。でもちょっと目が怖い…

頑張るしかない。名乗らなければ駄目な気がする!


「フジカと申します。よろしくです」


「フジカちゃんっていうのね!よろしく!」


そういうと私の手を握ってブンブンと振る。

身長差もあってめちゃくちゃ痛い!

そんな私の表情から痛がっているのを察したのかすぐに手を放す。


「ごめんなさいね、かわいい子だからちょっとテンションが

 上がっちゃって…」


ちょっとしょんぼりしているトピアさん。

子供っぽい人だなぁ…

そんな中、まーさんが言う。


「トピアさんはこれからどうするんですか?」


そういうと、トピアさんはハッとする。


「そうだわ、これからどうしましょ!

 宇宙船は壊れちゃったし、これから住むところもないし…!

 いまから助けを求めても時間かかっちゃうし…!」


さっきまでと打って変わって焦り始めたトピアさん。

助けてあげたいけど…どうすればいいのだろう?


「とりあえず落ち着きましょー!

 焦っても何も解決しないですよ!」


ふーさんがそう励ます。

トピアさんもそれを聞いてちょっとは落ち着いたようだ。

よかった。


「とりあえず、目下の課題は衣食住ね…服は問題ないし、

 食事も多分大丈夫だけど…問題は住む場所ね。

 どこにも当てがないし…どうしましょ!?」


そう言いながら私に抱き着いてくるトピアさん。

苦しい…!ご立派なものをお持ちだから本当に苦しい!

何とか抜け出して、深く息を吸う。


「はー、はー、危なかった…!」


このゲームはそんなところまで再現できる

技術力を感じるが、所々リアルすぎて不便だ。


「ご、ごめんね?」


そう、トピアさんが言う。

美人に言われるとすごい破壊力があるなぁ…


「あ」


「どうしたのフジカちゃん?」


「住む場所がないなら、私たちの町に来ませんか?」


現状住む場所なんて有り余ってるだろうし、

トピアさんみたいな美人だから

他の人たちもやる気を出して家を作ってくれるような気がする。


「それはいいわね!連れてってもらってもいいかしら?」


そうトピアさんが言うと、

目の前にメニューもどきが出現する。



突発クエスト〈トピアの手助け1〉

目的;トピアを町まで案内する

報酬;好感度アップ、トピアの所持している服一着


受けますか?〈YES/NO〉


これがクエストという奴か…

スキルを取得出来たりするようだが、

今回は服らしい。断る理由もないのでイエスを押す。

ほかの二人の方を見てみるが、二人も同じように

イエスを押したようだ。


「誘ったのは私たちなので、付き合いますよ!」


「ありがとうね!じゃあ行きましょう!」


サクラに返事を返したトピアさんと私たちは、

初めてのクエストとして町に行くことになった。


「楽しみだね!フジカ!」


そうサクラにせかされながら、私たちはその場を後にするのだった。





見知らぬ森に行くのは次回。

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