おいでよ見知らぬ森②
また遅れた…来週からは結構更新できると思います。
(今週は書く暇がなかった)
というか土日更新か不定期更新で更新続けた方がいいな…
ライカと別れてから少しして、私はまーさんらしき
人物を見つけた。近づいて話を聞いてみる。
「あのー。間違っていたら申し訳ないのですが、
まーさんですか?」
ちょっと悩むような顔をして、まーさんらしき人は
答える。
「ということは、あなたは藤野さんでしょうか?」
どうやら合っていたようだ。よかった…
まーさんの格好はいかにもファンタジー、
といった感じの鎧で、まーさんの容姿も相まって
駆け出し、という感じが強い。
「そうだね、こっちではフジカっていう名前だよ。
そういえば、まーさんは今日何をしたい?」
「そうですね…あ、ちょっと待ってもらえますか?
もう一人このゲームをしていて誘えた方がいたので」
「ふーん、誰?」
「藤野さん…じゃなくて、フジカさんも知っている人ですよ
ちなみに僕はオーマ、という名前です」
シンプルでいいな、まーさんの名前。
誰だろうか、私の知っている人…知っている人…
この前声をかけてきた見知らぬ人Aか、
それとも日直で声をかけてきた名前を知らない人Bか…
まぁ、まーさんの紹介なら安心だろう。
「お!あれかな?おーい!そこのお二人さーん!」
「この声はふーさん?」
「おー!ってことは…ってまんまえーさんじゃないか!
ってことはとなりはおーさんかな?」
ふーさんは小さい頃から一緒にいたので
あだ名の付け方や食の好みなどそっくりなところがある。
でも…おーさん…その呼び方はさすがになぁ…
「お二方お揃いでー、熱々なカップルかー?」
「いや、そんなことないでしょ…」
私の脳内に「まーさんを彼氏(偽)にして告白を断る」
という悪魔の案が降ってきたが、まーさんにはその気はないだろうし
私は真人間ではなく睡眠大好きな自堕落人間だから
人としての魅力はないだろう。今日の先輩の告白だって
罰ゲームの類だと思うのが自然だ、
最後に襲ってこようとしたのは謎だったが。
「まーた茶化してるんでしょ?私にその気があろうとも
まーさんにその気はないだろうし、私に魅力はないでしょ」
「そんなことはないと思うんだけどねぇ…」
そういってふーさんはまーさんの方を見たが
どうしたのだろうか?まーさんはまーさんで顔を背けているし…
「まー、気を取り直してあそぼーか!とりあえず
何して遊ぼうか?」
そうだなー、なにをして遊ぼうかね…
私も案を出そうと頭を動かし始める前に、
まーさんがこう提案された。
「特にやることもないし、町の外でレベリングでもしませんか?」
「それがいいんじゃない?これが一番いいでしょ」
「私もそれでいいと思うよー」
考えるのも面倒だし、まーさんの案が一番いいと思う。
「はい、ならあっちの門から外に出ましょうか」
「さー、冒険にれっつごー!」
何が起こるかなー、と期待しながら私たちは町の外に向かうのだった。
うん!一章完結までが遠い!
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