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突撃!お前がサンドバッグ

今週はこれで終わり。

ひでぇタイトルですがネロンスシとグーフィー回です


ある日、私は修行するでもなく

ログインしてから適当にぶらぶらと町を散策していた。


先日のせすさんの一件だが、なぜゲーム内だと逃げられてしまうのかと

いう相談も兼ねていたようであり

しばらく話後にその話題を切り出されたのだが…


目が怖いのと今の口調と違うのが原因ではないかと告げると

ゲームをそれほどやってこなかったが故にそうした方がいいという

考えに至っていたようで、リアルと同様の対応をすればいいのではないかと

説得したら納得しその場で感謝された。

その後、用事があるとすぐに代金を支払って帰ってしまったが

あの様子ならすぐにふぃろーさんにアタックしに行ったのではないだろうか?


上手くいくといいな…

まぁ同時に拗れてそうなのでうまくいく気がしないのだが。

そんなことを考えながら歩いていると、突然空から二人分の影が目の前に現れ

そのままだと石畳に突っ込みそうだったのでファルと一緒に救出する。


「あばばっばばあばば」


「大丈夫ですか?」


意識があるようなので一旦尋ねてみると、冷静さを取り戻したようで

すぐに私の手を離れて立ち上がる。


「すみません!見ず知らずのお方…って、フジカさんですか!?

 失礼、お手数をおかけしました!」


「え…っと、ネロンスシさんですか?どうして空から」


「いろいろ事情がありまして…」


空から飛んできたのは新メンバーのネロンスシさんだった。

ファルが受け止めたほうもちゃんと見るとグーフィーさんではないだろうか?

しかしネロンスシさんよりもひどい状態で、どうやら気絶しているようだ。


「えっと…ともかくお話を聞かせていただいてもよろしいですか?」


「はい。実は…」


◆◆◆◆◆◆◆


「…と、いうわけでして」


「なる、ほど…飛んできたのはそういう理由でしたか」


事の経緯はこうだ。

まず、ネロンスシさんはギルドに加入した記念として

メンバー全員分のアクセサリーを、この前追加された機能を使って

作成しようとしていた。だがそれにはかなり強めの敵が落とす素材が必要であり

自分ひとりでは行けないと判断、他のギルドメンバーの人にお手伝いを

お願いした結果グーフィーさんが名乗りを上げた。


そして素材を集めに行き、途中までは順調に進んでいたのだが…

最後の素材、しかもよりによって一番重要な素材を手に入れるときに

事件は起こった。


最後の素材を落とす相手が虫だったのだ。

どうやら虫嫌いだったグーフィーさんは発狂、

持っていた爆弾を四方八方に投げつけ森ごとそれを爆破、

素材は手に入ったものの二人は爆風で吹っ飛び

そこを私にキャッチされたと…


「本当にすみません、事前に聞いておくべきでした」


「いえ、ほかの人に被害がないようですし大丈夫ですよ。

 こんな突飛なハプニングなんて日常茶飯事なので」


「普段からこのようなハプニングが…?

 一体どのような生活を、っと。

 こういうのはオンラインゲームではマナー違反でしたね」


「いえいえ、大丈夫ですよ」


なんだか異様なまでの若さと、

高校生ではない、中学生くらいの眩しく希望を信じ切った

天然物のいい子感を感じる。なんだこれは…

焼かれる、あまりの純粋さに身を焼かれる…!!


「…どうかなさいましたか?」


「い、いえ、大丈夫です。アクセサリー楽しみにしてますね」


「はい!腕によりをかけて頑張ります!」


うごごごごご…このままでは私が私でなくなってしまう!!

そう思った私はファル達と一緒にフィールドに駆け出す。


目指すは先日ティタさんから聞いたクソトカゲの巣。

待ってろクソトカゲ!根絶やしにしてやる!!!

私の心の平穏のために消えてくれぇ!!

二人だけ優遇して他一話で終わらすってマ?

なるべく他メンバーの出番あげなきゃ…


ブクマ、評価よろしくお願いします!

誤字脱字あれば報告お願いします。

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