妖精さんの森で
積み重なるガバ、増える詫び投稿
（現状確認しているのはタイトル変更忘れ、スピリットさんの採用理由忘れ
十連ガチャ結果の漏れの三つなので詫び更新予定は三話）
ティタさん回です。なんでか知りませんが次回もティタさん回です
そんなに優遇する気はなかったんですがね…非常に話が膨らむ
「やっほ、妖精ちゃんと見たことない子たちを連れてるね」
「なんでいるんですか…？」
ファングァの森に行くとなんでか知らないが
ティタさんがいた。え、最近私に会う人間のほとんどが
私を察知するレーダーでも持ってるのだろうか？
「最近初心者さんが増えてきたからね、パトロールしてるんだ」
「パトロール、ですか？」
パトロール。この場所は割と町に近い方だが
初心者が来るにはまだまだ遠い気がするのだが…
「最近新規の人も結構進んできてて、知り合いがこの辺に
進めるみたいな話を聞いたからちょっと来てみたんだよ」
なるほど…ティタさんの友人の方が
この辺まで来れる実力になったので、パトロールする範囲内を
変えたということだろうか？
「フジカちゃんはどうしたの？」
「ええと、先日お聞きした妖精さんのレベル上げを試しに来ました」
嘘をつく理由もないので正直に言う。
そういうと、目の色が変わってきらきらとした目でこちらの手を握ってくる
「じゃあ、こっちおいで」
「え、ちょっとえぇ！？」
力が強い力が強い！
私は振り払おうとしても振り払えない手に引かれ、
ファングァの森の中へと進むのだった。
◆◆◆◆◆◆◆
「ついた」
「よう、やくですか…？」
ティタさんに手を引かれて森の中を進み、
森の中にあった池に到着する。どうやらここが目的地のようだが…
ここに何があるのだろうか？
「この前あげた花、持ってる？」
「持ってますが…」
私はメニューを操作してこの前頂いた三輪の花を取り出す。
青白い花と真っ白な花、緑っぽいピンク色の花の三つで
結構きれいなのだが…
「あ！ふーさんの持ってるオハナ！」
「きれいだー！おそなえだー！」
「ちょーだい！ちょーだい！」
妖精三人組のテンションが上昇し、ちょーだいちょーだいと
連呼される。それを見てティタさんに渡すよう促されたので
訳も分からないまま渡す。
「やったー！おふたりさまごしょーたい！」
「「ごしょーたい！」」
「え゛っ！？」
突然地面にフィールド移動のゲートが現れ
下に落下しながら移動することになった。
【条件達成を確認】
【イベント『妖精たちの誘い』を開始します】
【イベントエリアへ移動します】
「もべっ！？」
予想外の移動で受け身も取れず、頭から落下する私。
その上から優雅に下りてくるティタさんと、妖精さんとスピリットさん
に運ばれて狩人さんが下りてくるのだった。
「ごめんね、人を誘うの初めてだったから言うの忘れちゃってた」
「いえ、だいじょぶです」
いたた、地面に頭から突っ込むとはついてない。
狩人さんが大丈夫かと近づいてくるが、頭から突っ込んだ以外は
目立った傷とかはないし大丈夫だろう。
イベント云々のアナウンスが流れたが、
妖精さんたちに花を渡すことが条件のイベントなのだろうか？
特定の花とかいろいろありそうだがそこは置いておこう。
「見てみて、きれいじゃない？」
そういわれて顔を上げ、あたりを見回すと
宝石みたいな木々がたくさん生えたパステルカラーの森が
そこには広がっていた。
「わぁ…！」
「むふー、すごいでしょ。私の妖精さんたちが教えてくれたんだ」
「私たちの森だよふーさん！」
「生まれ故郷なんだ！」
「すっごくキラキラでもふもふなんだよー！」
いつにもまして元気に飛び回る妖精さんたち。
それを見ているスピリットさんもなんだか楽しそうで、
なんだか私も楽しくなってしまう。
「いいですねぇ、こういうの好きですねぇ…あれ？」
おかしい、なんだか何を言おうとも妙にリラックスした
口調になってしまう。
「それ、この場所の特性なんだよねぇ。
ここに来るとなんでかリラックスした口調に変わっちゃんですよねぇ」
なんなんだそれは。
確かにきれいだが、微妙に口調がなれないので疲れる。
リラックスした喋りなのに疲れるとはどういうことなのだろうか？
「イベントクリアまではこのままだからねぇ、
クリア条件は奥にいる妖精の王様に会いに行くことだから頑張ろうねぇ」
そんなこんなで、私たちは先に進むことになった。
特定地域の花を渡すと起こるイベント。
一応妖精ごとに好みがある
詳細は今度の設定回にでも
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