表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
133/416

妖精さんの森

あめ、まじ、ゆるさん

(気圧に負け続ける人間の戯言)

そして一年前の自分を許さない(十連ガチャで九体しか出してなかった)

ガチャ結果に一体追加した上で狩人さんのレアリティを一つ上げました


一応ティタさん回。次回もティタさん回になる予定

「わー、すごいねぇ」


「本当ですねぇ」


というかこれなんなんですかねぇ。

そう思いながら私はこれまでの経緯を思い出していたんですねぇ。


◆◆◆◆◆◆◆


新しいギルドメンバーの方々とお話した翌日。

私は気付かれないよう引っ越しの準備を進めつつ、

普段通り学校に向かうために家を出ると

その直後にふーさんも家から出てくる。


「おはよーえーさん!なんだか最近早いねぇ」


「おはようふーさん、確かに最近はそうですかね…

 原因は間違いなくチエちゃんですが」


火力と出力がイカれているものの

ほかの人がいるときは割とおとなしいので

私の部屋への侵入手段を消し去って早めに家を出れば

何とかなるという事をこの一週間で学んだ。


「チエちゃんどうしちゃったんだろうねえ、去年までは

 えーさんにべったりだったのに」


「むしろべったりだった影響が顕著というか…」


「?何があったのさ」


そこから私はチエちゃんが来た日に会ったことをふーさんに話した。

特筆するところはないが嘘告白の話とか言ったことを話すと、

ふーさんは呆れた顔をしていた。なぜ?


「ふーさん…今までされた告白全部そうだったと思ってるの?」


「え、逆に違うんですか?」


「170人ちょっとも告白されたらそれはもう嘘告白じゃないよ、

 もしそうだったとしても大々的なドッキリ過ぎるよ」


いや、明らかににドッキリだろう。数が多すぎるし

告白されるような点が私にあるとは思えないのだ。


私は元々永遠に寝てるような人間であり人としての魅力なんて

姉の百分の一あるか怪しいレベルで、好かれる理由が

欠片もないと思うのだが…


「もっと自分を肯定してあげた方がいいと思うよ」


それを見てふーさんは一層呆れた顔を強め、ため息すらつかれる始末。

私は何をしたっていうんだ…それをやるのは嘘告白してきた相手だと

思うのだが、違うのだろうか?私はふーさんに反論する。


「私の自己肯定感は姉のために存在してるから」


「お姉さんへの愛重すぎない?お姉さんに何したいのさ」


「私にズブズブに甘えて依存して欲しい」


「え、何その目、暗い昏い怖い」


…おっと、姉への思いが漏れてしまった。

そんなにプラスなものではないのだからちゃんとしまっておかないと。


「あー、そっか。ほとんどお姉さん一筋だから他の人からの好意が

 見えてないのか…」


何か聞こえた気がしたが、

漏れだした姉への思いを抑え込んでいた私は聞き流してしまった。


◆◆◆◆◆◆◆


今日の学校が終わり、SROにログインする私。

ログインしてすぐにファル達を呼び出そうとするが、

一瞬ふと考える。


今日の所は妖精さんたちとレベル上げすることにしよう。

新メンバーのティタさんの話によれば、妖精さんは

複数体で使うと経験値量が上がったり妖精さんたちが強くなったりで

特典が沢山あるらしいので、持っている他の召喚獣も呼んで

やってみようと思ったのだ。


それなら呼ぶ召喚獣も考えてみようと考える。

いつもの三人にはお休みしてもらって、レベル上げをする場所で

活躍できなさそうな怨霊さんと|オオトカゲ〈クソトカゲ〉、

カースウェポンは呼ばない。


私のほかに三人いればレベル上げにはちょうどいいと思うのだが

それをしてしまうと妖精三人で埋まってしまってつまらないので

今回は狩人さんと地精ちゃん、スピリットさんを呼ぼう。


そうと決まればと早速妖精さん三人と狩人さん、地精ちゃんに

スピリットさんを呼ぶ。


「お久しぶりですえーさん様」


狩人さんがそう言い、

妖精たちが続く。


「おはー、えーさん!」


「おっはよー!」


「えーさんおっはよー!」


「~~♪~♪」


「こらこらお前たち、おはようだろう?

 おはよう主人。息災だったか?」


地精ちゃんは喋れないので身振り手振りで挨拶してくれる。

妖精さんたちは元気に挨拶し、

スピリットさんはそれにやれやれといった雰囲気で反応しながら

丁寧にあいさつしてくれる。


スピリットさんは妖精さんのトップに近い種族らしく

わんぱくな妖精三人組をいつも面倒を見ている。

いつもの三人以外はそこまで呼ぶ頻度が少ないのだが、

狩人さんたちは初対面の時にふーさんとレベル上げ中だったので

ふーさんが私のことをうっかりえーさんと言って以来

名前がえーさんという誤解が解けていない。


スピリットさんは察しているようだが、

なんだか狩人さんは天然のようでまだまだ誤解が解けない。

妖精さんたちはなんだかおもしろがって呼んでいるようなので

訂正はあきらめている。妖精はそういうものなのだろう。


まぁそんなこんなで今日レベル上げをするメンバーを呼び出し

私は目的の場所であるファングァの森に向かうのだった。


不採用理由

ファル:お仕置き。最近暴走が多いので

グリム:ファルの暴走を止めたのでシンプルにお休み。

ミソラ:呼んだらファルが拗ねるので呼べない。

クソトカゲ(オオトカゲ):シンプルに憎悪。まだ許せないらしい

カースドウェポン:シンプルにレベル上げの予定地で使いづらい

怨霊さん(悲哀の怨霊):レベルアップの結果生えたデメリットスキルで

            ダメージを受けるから

採用理由

狩人さん(狩人の王):行き先が森なので特性が生かせるため。

地精ちゃん(双葉の地精):同じく特性が生かせるため

妖精ちゃん(ウィンド・スリーピー・スノーフェアリー):

ティタさんの話をちょっと試してみるため

スピリットさん:妖精さん達を纏める為。戦闘はそこまで求めていない


ブクマ、評価よろしくお願いします!

誤字脱字あれば報告お願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ