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新人さんいらっしゃい

今週はこれで終わり。

自己紹介回です

「はぁ…はぁ…なんでこんなことしなきゃならなかったんだ…」


私は今SROにログインしている。

理由としてはみんなで合格者の方々と顔合わせしようという事になり

合格者を含めて全員の予定が合ったのが今日だったのだ。


だが、そんなことを謎の暴走を繰り返している

チエちゃんが考慮してくれるわけがなく。

私は扉を鍵をかけた上でストッパーを付けて固定し

窓を完全に封じてログインしている。


頑張って作った天井裏の通路も封じているし、

これで入ってきたらいよいよどこかに逃げることを

考慮に入れなければいけない。


丁度いいことに姉の新居があるのでそちらに移るのも

手の一つではあるだろう…というかなんでキスとか

諸々してこようとするんだ、意味が分からない。


「集合場所にはすぐ行けるし、そこは救いかな…」


対策に時間を費やしすぎた結果、

本当にギリギリの時間にログインすることになってしまった。

本当にこれで邪魔が入ったら怖い…


◆◆◆◆◆◆◆


ギリギリであったものの、なんとか集合場所に到着する。

危ない危ない…


「お疲れ様です。ちょうど時間ピッタリですよ」


事前に事情を教えて遅れるかもしれないという事を伝えていた

まーさんがそう教えてくれる。

良かった…本当にギリギリだったようで

私は胸をなでおろした。


「それじゃあ始めましょ!」


パチンと手を叩き、アルルちゃんが言う。

いつものメンバーに加えて、新メンバーの8人ほどが

集合していた。


「えーと、みんな知ってる人も知らない人もいるだろうし、

 自己紹介してもらえるかな。

 私はフジカ、一応立場だけはギルドマスターだよ」


そう言うと、私に続いてアルルちゃんたちが自己紹介を始める。


「アルルよ!よろしくね!」


「アルルの保護者のふぃろーです」


「副ギルドマスターのサクラだよ!よろしくねー!」


「ライカだ、よろしく」


「ライカの相棒のテットウだ。よろしく頼むぜ」


「アオハット…です、よろしくお願いします…」


「オーマです。よろしくお願いします」


「トピアよ、よろしくお願いするわ」


いつもの皆が自己紹介を終え、

新メンバーの方々が自己紹介を始める。


「グーフィーだ。こっちの奴と組んでプレイしてるぜ」


そう言いながら親指を隣の人に向け、

それに対して隣の人が反応する。


「グヴァンだ、ご紹介の通りこいつと組んでプレイしてる。

 割と広範囲を冒険してたからいろいろ知ってるぜ」


そう言うと、隣のなんだか…あれ、ふぃろーさんの方を

注視しているような…


「せすだよ。よろしく」


ふぃろーさんが凄い顔してる。今までで見たことないほど

焦った凄い顔してる。


「申し訳ないけど失礼!」


ふぃろーさんが全力疾走でここから離れる。

それを追ってせすさんも走り出す。


「えぇ…」


凄いな、もう見えなくなっちゃった。


「え…っと。続けてもらっていいかな?

 多分大丈夫…だよね?まーさん」


「だい…じょぶ、だと。思いたいですね」


歯切れの悪い返事が返ってくる。

他の方々も驚きつつも、進めるべきだと判断して

自己紹介をしてくれる。


「えー、と。ロルルアという者だ、防具を作れる。

 装備関連の事ならある程度分かるからよろしく頼む」


イケオジの類の方が肩のネズミとじゃれながらそう言う。

なんだかいい人感がすごいので、

困ったときは相談してみるといいかもしれない。


「ティタだよ、妖精さんと一緒に頑張ってる。

 みんなも妖精さんスキ?」


そう言いながら私の方を見るティタさん。

有無を言わさぬ力強い瞳でこちらを見つめるので

私は答えなければ危ないと思い、答える。


「好き、ですよ」


「良かった。お近づきのしるしにこれどうぞ」


そう言うと三種類の花を渡される。

おー。かなり綺麗だな…今度あの妖精三人組にあげよう。


「みんなもよろしくね?」


そう言って他のみんなの方を向くティタさん。

不思議な人だな…


「ネロンスシと申します、アクセなら結構詳しいです!

 よろしくお願いします!」


正統派。何人か出力がぶっ壊れてる人がいる中で

本当に正統派の新人な感じがした。

皆に握手を求め、みんなも応じていて

コミュ力が高いなと思った。


「マシェル。布を使う防具なら任せて」


そう言いながら私の方に近づき、私の手を握り

それから私に向けて言う。


「できればミソラちゃんを見せてもらえると嬉しい。

 何ならフジカさんとハグし合ってくれるとなおいい」


そう、なんだか無表情のようでいて目だけがキラキラ

輝いているような表情で真正面から私を見つめる。


「え、っと。後ででいいのなら」


「約束。言質取った」


そう言って私から離れるマシェルさん。

何が彼女を突き動かしているのだろうか…?


「フィムです、よろしくお願いします。

 魔法使いとしてやらせていただいています」


なんだか見覚えがある顔のような…なんでだろう?

それはともかく、彼女もかなり強かった。

隠れつつもファル達に手痛いダメージを負わせて

かなり苦戦した記憶がある。


そんなこんなで自己紹介が終わり、

ギルド加入の処理を行った後。マシェルさんにミソラとの

ハグを見せてスクショ連打された後に非常にテンションの上がった声で

感謝され、ヒルデさんの指示でこの前の場所で少し戦闘して

今日はログアウトした。


アオハットって誰やねんってなった方は沢山いるかもしれませんが

アオハットはお姉ちゃんです。基本的にお姉ちゃんって呼ぶせいで私も

忘れかけてた


グーフィー

新ギルドメンバーその一で戦闘狂。

手数とクリティカルとかで攻めるスタイルの人で

基本的には良い人だが、特定の敵に対しては容赦が無くなる。

(虫系統)


グヴァン

新ギルドメンバーその二。

グーフィーとはこのゲームで知り合ったが、割と気が合うので

今度リアルで会おうとかの話になっている。

守りを固めて隙を作り、重い一撃を加えるスタイルで

最近は防具の鉱石集めの最中に鉱石のフレーバーテキストを読むのに

ハマっているらしい


せす


新ギルドメンバーその三で出力バグのふぃろーさん大好きのヤンデレ。

ふぃろーさんのリアルを知っているが、誰にも話す気はない。

どうやって合格したかというと生産職部門で

ふぃろーの顔を見に行った後、戦闘職部門で生き残って合格した。


ロルルア

新ギルドメンバーその四。イケオジで

リアルそのままの顔。

装備の作成などの作業が好きで

良い装備を作れるよう頑張っている。

アルルの装備を見て謎の親心が発動し、面接を受けて合格した。


ティタ


新ギルドメンバーその五。掲示板回で登場した妖精スキーネキその人。

妖精好きが極まって頑張って皆に妖精の良さを広めている。

永華に対しては肯定してくれたので好印象を抱いている。


ネロンスシ

新ギルドメンバーその六。

SROが初オンラインゲームであり、大分初々しい反応をしてくれる。

小物を作るのが好きで得意。割と性能もいいらしい


マシェル


新ギルドメンバーその七。百合漫画作家で

偶然見かけたフジカとミソラのカップリングに

可能性を見出している。装備に関しては死ぬ程良い物を作れる


フィム

新ギルドメンバーその八。

実はもう中身が本編に出てる

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