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生産職部門

先週の宣言通り生産職面接編です。

内容はふぃろーさん視点でお送りします


「はい、それでは生産職の方々の試験を開始していきます

 といっても大逸れたことは聞きません。普通に面接していきます

 基本的に出来る事とおおよそでいいのでログイン時間、

 そして意気込みを語っていただければと思います」


1100人を前に私、ふぃろーはガッチガチになっていた。

いや、もっと言うべきことはあるだろうが

緊張しすぎて言葉が出てこない…なんでこんなに数がいるんだ、

この半分でも対応できるか怪しいってのに!!


「ひとまずトレーニングルームを使用して10人1グループで

 集団面接を行います。しっかりと判別していきますので

 よろしくお願いします」


そんなこんなで事前に用意した振り分け用紙を使用して

雑多に振り分け、面接を開始する。

こちらに来ているのは私とサクラさん、そしてテットウさんだ。

この三人態勢で一人300人ちょっとの人間を面接していく

という事実に心が折れそうになるが、やらなければいけないのだから

頑張るしかないだろう。


私はトレーニングルームへ入り、遅れて

希望者の方々10人が入ってくる。


「えー、よろしくお願いします。それではそちらの方から

 プレイヤーネームと職業とアピールポイント、

 最後にログイン時間について教えてください」


「はい!」


一番端の水色の髪をした青年が元気よく返事をする。


「ネロンスシと申します、職業は錬金術師!

 アクセ系の加工を得意としていますので

 それらの点での皆様のお役に立てればと思います!

 ログイン時間は基本的に平日は大体〇時から×時まで

 です!よろしくお願います!!」


気合十分な、大きな声が響く。元気が合っていいとと思うので

採用しようかと思ったが、まだ少し採用するかは迷うので

彼に私は質問し返すことにした


「はい、ありがとうございます。

 基本的にはどのようなアクセなのでしょうか?」


アクセサリーと言っても色々ある。

彼の作るアクセサリーとはどのような物か、それを知りたいと思った。


「はい。自分の作るアクセは――」



◆◆◆◆◆◆◆


その後、着々と面接は進行したのだが…

その中でも私の印象に残った人物を三人紹介していこう。


「ゲントロです!爆弾を作るのが得意です!よろしくお願いします!」


と言ってトレーニングエリア内で爆弾をぶちまけ

他の希望者を爆殺した奴だったのだが、しかし実力は確かという事で

採用するか迷っている。


「ロルルアだ。早速だが君の甥という話のビキニアーマー装備の

 幼女がいるという話を聞いたのだが…会わせてもらっても?

 得意なのは装備作成だ」


割と大真面目に危険を感じたので不採用にしかけたが

話を聞いてみると「私の腕ならばビキニアーマーではないまともに強く

かっこいい装備を作れるはずだ」という話を持ってきた

普通に常識的な方だった。だが初対面の相手にそれをぶちかますのは

どうなんだとこちらも迷っている。


「せすだよ、よろしく。得意なのは武器作成だよ~」


と言いながらこちらにほの昏い瞳を向けてくる人物もいた。

なんだかリアルの友人と話しているときに後ろから感じた

悪寒と同様の気配がしたので身の安全のために不合格にしておくことにした。

…何故かいつの間にかいる予感がするが気のせいだろう、

気のせいであってほしい。


まぁ、そんなこんなで色々あったものの面接が終わり

サクラちゃんとテットウさんの三人で雑談を始める。


「はい、みんなお疲れさまー!!」


1100人を捌き切った私たちは達成感からハイタッチを交わす。


「いやー、沢山来ましたね…」


「確かになぁ、あれ本当にどこから嗅ぎつけたんだろうな」


「オーマ曰く5~600人くらいは理由分かるらしいけど

 それ以外は本当に分からないらしいよ」


サクラちゃんはそう言うが、

何故その5~600人くらいの理由を把握しているのだろうか。

リア友とかそういうものだとしても多すぎるし…どういうことだろう?


「まー、こっちは何とかなったけど…あっちの方はどうなったんだろうな」


戦闘職部門はこっちの四倍である。

正直頭おかしいのではないだろうか?

一応みんなの考えた策ならば負担的にはこっちとどっこいな感じだが

1000人切りをフジカに任せるというのはどうかと思った。

いくら強いし召喚獣がいて手数があるとはいえ、

数が多すぎるのではないだろうか…


「多分大丈夫だと思うけど…流石に多すぎだよね」


「本当にな…本当に話題性の高いゲームだって思い知らされちまうよ」


そんな感じで愚痴を言い合いながら、

戦闘職部門のメンバーで集合して情報交換をして

その後みんな一斉にプレイを終了することになった。



明日は作中設定についてと

ちょっと短めの本編みたいな形になるかもしれない

(あまりに設定についての記述が長引いたらそれ一本になるかも)


ブクマ、評価よろしくお願いします!

誤字脱字あれば報告お願いします。

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