血戦!ギルドメンバー選抜①
頑張って明日も投稿いたします。
今回はちょっと導入みたいな感じ
サクラが大声を上げて宣言する。
「お前ら―!ギルドメンバーになりたいかー!!」
『『『なりたーい!!!!!!!』』』
町付近のフィールドから少し先の開けたエリアに、
5555人のギルド加入希望者が思いを叫ぶ。
増えた、あれから、数日の間で。
何故なんだ…やることは変わらないが怖い…
何処が情報源なんだ!!???吐け!!!
希望者全員うちのギルドを知った情報源吐け!!!(発狂)
「じゃあギルド選抜大会始めていくぞー!!!」
『『『オォォォォォォ!!!!!!!』』』
最大級の雄たけびと共に、選抜が始まった。
あまりの圧に心が折れそうになるが、何とか頑張らなければ…
◆◆◆◆◆◆◆
「はーい、生産職の方はこちらに集まってくださーい」
「戦闘職の人はこっちですよー!」
まーさんとふぃろーさんが参加者の方を振り分ける。
生産職の方は…全体の2割くらいだろうか?
戦闘職の方が多いようだ。
「生産職の方はこちらについてきてください!
面接等を行うので会場移動中に
アピールポイント等を考えていただきたいですー」
「戦闘職の方々は一旦ここに残ってくださーい。
試験内容は生産職の方々が安全エリアに向かうまでの間で
説明いたしまーす」
ふぃろーさんが安全エリアの方に生産職の方々と向かっていく。
私は待機だ、戦闘職の方々への試験に参加することに
なっているのだが、本当に大丈夫だろうかと心配になっている
自分がいる。
「戦闘職の方々には今からトレーニングルームでグループに分かれて
戦っていただきます。100人で集まってください、
まず最初は1グループ10人ほどジャッジに回っていただき、
勝った方はここに残ってください。一先ず1000人程度に
絞れるまではこの方式で進めさせていただきます」
不満が漏れそうだと思ったのだが、意外と
力試しに来た方も多いのか血気盛んな声が聞こえる。
そんなこんなでグループ分けを始めた4400人ちょっとの
希望者たちは特に問題を起こすこともなく、
グループ分けを終わらせて戦闘を始めた。
私の出番はこれが終わってからなので、しばらくは暇だ。
ひとまずこの前のバッバーヒールズで手に入った
素材を使って生産をしてみているが、4400人が
戦っているのだからまだまだ時間はかかるだろう。
生産作業を3~4時間続けていたのだが、
どうやら決着がついたようで1000人程の希望者の方々が
歓声を上げていた。
「はい!皆さんお疲れさまでした!それでは二次試験です」
まーさんが二次試験の開始を宣言する。
ようやく出番が来たようなので、私は立ち上がって
生産作業に使っていたアイテムを片付ける。
「これから皆さんには、100人ずつ
フジカさんに挑んでもらいます」
「「「!!!!!」」」
ギラギラした目でこちらを見る希望者の方々。
怖いなぁ…
「先程と同じように100人グループを組んでください。
時間もかなりかかっているので早めにお願いします」
血気盛んに話し合いを始めるが、
何か通じ合うものがあったのかものの数分で終わる。
「では、そちらのチームから始めてください。
HPを九割減らした時点で終了となりますので、
減らせたチームは全員採用。ダメだったとしても
制限時間まで生き残っていた方は採用します」
「「応!!」」
掛け声上げてこちらに襲い掛かってくる希望者の方々を
正面に捉えながら、私はファル達を呼び出しつつ
戦闘態勢を整えるのだった。
情報源はどこぞのお兄ちゃん
生産職部門を書くのは来週になるかもしれません。
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