ギルド結成!
梅雨に体調やられていつもは水曜日に投稿してるとか
勘違いしてたアホがいるってマ?
マ?
という事で色々ありましたがギルド結成です。
素材を集め終えて帰ってきた私たちは
ボルジャースさんに要求されたアイテムを全て渡す。
「おぉ…お前ら一番初めに来たと思ったら
一番初めに終わらせやがったな!すげぇな、
この俺を唸らせるたぁ大した奴らだぜ!」
ボルジャースさんは大笑いして私たちの健闘をたたえてくれる。
皆すごく頑張ってくれたので、私も誇らしいと思う。
「ギルド認定官として、ギルド【メリーシープ】を正式に
この星にできた久方ぶりの公認ギルドとして認定する!」
久方ぶりとは…?
いや、よく考えてみればヒルデさんの時代にあったのだろうか?
だが私が気にすることではないし、深く考えることではないと
考えるのをやめた。
「これをどっか自分たちの建物の中に置けば
ギルドハウス認定だ。ギルドハウスが出来りゃ、
本部から色々融通できるから頑張れよ!」
そう言って私たちに謎の手のひら大の結晶体を渡した後、
ボルジャースさんは素材をどこかへ持って行ってしまった。
どうしようか、とみんなに聞いてみようと思ったが
皆疲れた顔をしていたので今日は解散することになった。
◆◆◆◆◆◆◆
さて、ギルドが正式に結成された翌日。
あれから兄と化した姉の姿に身もだえながら眠れぬ夜を過ごたものの
一睡もしていない私の体にはよく分からないエネルギーが
溢れ出していた。まさか…これが、愛?
「永華ちゃん、どうしたの?」
部屋の外から姉の声が聞こえてくる。
時計を確認するといつも起きている時間に比べて大分遅いようで、
昨日の一件が体に響いているであろうことが容易に想像できた。
いつもの時間に起きてこなかった事を先日風邪をひいたのもあって
姉が心配になって見に来てくれたのだろう。
だが私はそれどころでは無いのだ!
顔見れない、昨日の兄化姉が目に焼き付いて離れない。
あの神殿で唯一の欠点は声そのものはそのままなので、
あの神殿での兄化姉の顔が焼き付いて離れない私にはまだ姉が直視できない。
「入るよー」
ドアを開けて姉が入ってくるが、
兄化姉の顔を想像しただけで茹で蛸になった私は気絶した。
「永華ちゃーん!!??!」
その後姉に体調不良を疑われたが、熱もないし大丈夫だと言って
しっかり登校した。謎の力が漲り過ぎて暴走しそうだったので
体育の授業で発散した。あそこまではっちゃけたのは久しぶりかもしれない。
◆◆◆◆◆◆◆
その後、その日の永華を見ていたファンクラブ会員のクラスメイトは
こう語った。
Q.あの日の永華さんについてお聞かせください。
「あの日の永華さんはとんでもなかった。
何処からあの力が湧いてくるのか、というどころの話ではありません」
Q.それはどういった事でしょうか?
「なんというか、出力がおかしいんです。
いつもの永華さんとは違って、何というか…オーラというか。
可視化できる何らかのエネルギーが永華さんの周りに漂っていたというか」
Q.オーラ、ですか。
A.「はい、そしてそれは実際に溢れ出していたパワーだったんだと思います。
あの日の体育の授業は忘れられません」
Q.体育の授業で何があったのでしょうか?
A.「あの日の永華さんは力を持て余していたようで、
あの日の体育…その日はちょうど体力測定の日で、持久走をしていました」
Q.持久走ですか。具体的にはどのようなことが起こったのでしょうか
A.「単純な事ですよ。他の走者のタイムにに数倍の差を付けて
走り切ったんですよ。2グループに分かれてタイムを測定していたのですが
永華さんのグループは陸上部のクラスメイト、それも主力と言われるような
人たちが走っていたんです。でも、永華さんはそんなもの些細なものというように
悠々と、息一つ切らさずに走り切っていました。走り切った姿を見た時の
歓声を私は忘れられません」
Q.お答えいただきありがとうございます。最後に一言ありますでしょうか?
A.「走り切った後に流した汗で少し体に張り付いた体操着がとてもとt」
会長と副会長の手によって彼は葬られたためこのインタビューは
お蔵入りとさせていただきます。原稿の元データをお持ちの方は
即座に破棄することを推奨します。(秘匿していた場合の対処は周知の通りです)
インタビュー記事はその後有志のポエム集になったとかなんとか。
兄と化した姉の容姿は姉の特徴も残しながら
文豪みたいな感じの雰囲気のイケメンというか、
男らしさもありながら雰囲気が乙女な感じというか…
要するになよっとしてるのに脱いだら細マッチョみたいな
ギャップ萌えマシマシの魔法使い見習いな見た目してます。
ブクマ、評価よろしくお願いします!
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