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デッドヒート

また変なテンションで書いてしまった…

『3、2、1、レディー…スタート!』


レースが始まった瞬間、私はこれまでの最適解の位置に移動する。

最後の最後に追加された新ステージだ、これまでのステージとは違う

ぶっつけ本番での挑戦であることを加味した場合、

相当な自信がない限り慣れた位置に着くのが無難だ。


定位置に付き、襲い掛かってくる障害物モンスター

打ち抜き続ける。

そんな時、背後から衝撃が来る。


「くっ」


ダメージは軽いが、少しばかり減速してしまった。

このゲームでは打った攻撃が他のプレイヤーにも当たるため

先頭を追い越すために他のプレイヤーを攻撃して

自分の順位を上げる行為が可能だ。


乗っている棺桶や墓石は他のプレイヤーから3回攻撃を受けたり

障害物に当たったりすると一時的に停止してしまう。

そのため、一位との差が圧倒的な場合は複数人が一位に集中攻撃する

場合もある。


今の私の順位は五位、しばらくはこの順位を維持していきたいものだが

背後からの攻撃が少しずつ増えてくる。


「しつこいなぁ…!!」


どんな理由かは分からないが、どうやら私を集中して攻撃してきているようだ。

戦況としてはかなり悪い。攻撃できるのは前だけなので後ろからの攻撃に

反撃することは非常に難しいため、この状態でしばらく耐えるしかない。


そしてしばらくしてレースも中盤に差し掛かった所で

私は思いっきり加速する。


このステージの特徴は大体把握した。

悪路かつ視界も悪いがしっかりと加速してもミスは起こりにくい

つまるところしっかりとした実力があれば全部何とかなるステージだ。


私は粘着質に攻撃してきた背後の追撃を振り切り、

前への妨害を絡めて二位まで順位を上げる。


「よしっ…!」


ここまでは予定通りだが、ここからが未確定。二位まで上がったことで

背後からの妨害は増える。だがここまで来たら背後からの攻撃の

癖は把握した。


そのため、完全に避けつつ攻撃を一位の方に誘導し

自分の順位を一位に上げる。


「まだまだ…!」


これならまだまだ差を付けられる。

レースも4分の3を過ぎ、終わりが近づいてくる。

背後からの攻撃は勢いを増すが、逆にその攻撃を利用して私の手前の敵を一掃する。

そして、最後の直線に到達する。

その瞬間、私は思い切り加速して背後の相手を振り切る。


「あと少し…!」


妨害されても全く影響がないくらいに差をつけた。

一気に加速した影響もあってか攻撃も当たらないため、ゴールまでの距離を

猛スピードで縮めていく。


「いっ、けぇー!!!」


そのままの勢いで私はゴールへと進み、私は一位でゴールすることができた。


「私が!ナンバーワンだぁ!!」


私は勝利を噛みしめながらガッツポーズした。

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