大惨事ボス戦
申し訳ございません、ガチで昨日投げ忘れました!
とりあえず今日はもう一本あげられるよう頑張ります!
見えた、あれが親玉か。
チュートリアルで戦ったスライムのでっかい奴と、でかいトカゲ、
なんか強そうなゴブリン、動いてるでっかい木、超デカいクモ。
ピッタリ五体いる。全員ぶっ殺してやるからな…
まず、倒す順序を考える。
遠目から見て、ケガらしきものが多いのは、上から
ゴブリン、クモ、トカゲの順で多かった。
恐らくはほかに比べて攻撃が通りやすかったのだろう、
集中して倒そうとプレイヤーが集っている、が。
傷が多いトカゲにはそれほど人がいない。
ほかの奴を先に倒す作戦なのだろうか、
トカゲの進行を防ぐ最低限の人員しかいない。
あそこはねらい目だが…プレイヤーが大量にいるので
巻き込む可能性がある。つまりは《スリープ》や《茨縛り》での支援が正解だ。
クモはできる限り動きを縛った方がいい感じがするから、
ゴブリンには《スリープ》、クモには《茨縛り》をかけて、他の
三匹のどれかの所に向かおう。
まずは…建築を邪魔する奴から倒すか。
となると、木か、スライムか。
木は集中的に木材を狙っているし、スライムは資材すべてに群がっている。
被害で言えばスライムだが、クモにかけた《茨縛り》が解けるまでは
放置でいいだろう。
まずは木を狙う。
しかし、有効な攻撃方法が私の持てる手の中にあるのか…?
そう思い、〔十三の魔女〕の魔法を確認する。
時に関する魔法…駄目だ、動きを遅くするか早くする奴しかない。
針…有効打にならない。
つまりは〔十三の魔女〕は今あてにならない。
そこで、ふと気づく。
ドラゴンはどうなのだろうか?
チュートリアルでドラゴンは負傷したが、あのオーラが出てる石…
キャラクリエイトさんによれば召喚石に変えて、HP0状態でなければ
戦闘中であれば緩やかに、非戦闘中のときは結構な速さで回復するらしい。
さっきの親切な金髪のお兄さんとの会話に15分は使ったから結構
回復しているはずだと思う。
確認すると、体力は全快までに回復していた。
これなら戦える…と思ったが、ただのスライムにも負けてたのに
ドラゴンで大丈夫なのだろうか?
でも、これしか手がないし…仕方ない。
最悪足止めしてもらえればほかの奴を全員倒して
木の奴を最後ほかのプレイヤーに倒してもらえれば終わりだ。
そう思い、ドラゴンを呼び出す。
「ドラゴンくん、ちょっときついと思うけど、
あそこにいるでっかい木と戦ってきて。ほかの奴を
倒したらすぐに行くから!」
「ギュルァ!キュルィ!」
「任せな!頑張るぜ!」といった感じの声を出して、
ドラゴンは木に向かって突っ込んでいく。
それを見届けて、私はクモに《茨縛り》をかけるために近づく。
「ギュルグリギュ…」
近くで見ると気持ち悪い…
早く済ませよう、と思いながら呪文を唱える。
「《茨縛り》!」
無事発動し、《茨縛り》でクモの体が縛られる。
茨は非常に強力なようで、しばらくは持ちそうだ。
その間にゴブリンを眠らせよう。
「うぉ!?茨が出てきてあのクソ蜘蛛縛ったぞ!」
「さっきあそこで叫んでたやつの魔法か!?
なんにしろありがてぇ!速攻で落とすぞ!」
「おう!サンキューな茨の魔法使いさんよ!」
なんか変なあだ名をつけられた気がするが
気にせずゴブリンにスリープをかける。
「フゴゥ!?グブゥ…」
「なんだ!?あっちで茨が蜘蛛を縛ったと思ったら
こっちじゃクソゴブが眠り始めたぞ!」
「チャンスだ!速攻でダメージ与えて落とせ!」
「うぉぉぉぉ!くらえこのクソゴブがぁぁぁ!」
遠目に蜘蛛が倒された光景を見ながら
私はほかのボスを殺すために走り出すのだった。
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