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プレゼントふぉーゆー

この作品は私の初めて投稿した作品の

「眠り姫とプレイヤー達のVRMMO」を

大幅に改造した作品になっております。

私、藤野永華は寝ることが大好きだ。

私にとって他の何によりも優先して行うべきもの、

それが睡眠だ。


だが最近高校に進学し、なぜか

沢山の人間が私に関わってくる。

前髪を少し切ってさっぱりしたとはいえ

何故寄ってくるのか、さっぱり分からない。

それにそのせいで学校では休み時間であれど眠れない。

うぅ…神は死んだ…


そんな私が休日の昼前にうとうとしていると、

玄関のチャイムが響く。


「宅配でーす!」


私は嫌々ながら玄関で荷物を受け取り、あて先を確認する。

宛先は…兄のようだ、私は顔をしかめる。

あの兄は結構な頻度で変なものを通販で買う。


バスケットボール型の被り物、蛇のリアルフィギュア、

外国のとても味の独特な飲料。


その中には私の贈り物として贈られたものもある。


インディアン風の仮面、仮面ライズのベルト。

去年に至ってはフリキュアのコスプレ衣装…

なぜ最初以外日曜の朝なのか。聞いてみたら「似合いそうだったから…」

とのこと、私がいつも寝ているくせに低身長だと笑っているのだろう

性格の悪い兄め…



リビングに荷物を置いてメモを残して部屋に戻ろうとする。

なにせ近々私の誕生日だ、これが誕生日プレゼントの可能性もある。



つまり今「見つけてしまったなせっかちさんめ」といった感じで

先にプレゼントとして渡される可能性がある。

その前にしらばっくれて部屋に閉じこもって寝るのが最適解だ。

だが不幸なことに部屋に兄が入ってくる。


「永華~、荷物届いてないか…届いてるな」


私の目の前に荷物を置いていたので即座に気づかれる。

しかし、私はもうその瞬間に走り出して部屋に向かう。


「こら、逃げるな」


まぁ…兄が扉の前に立っている以上、逃げられるわけがないよね…

即座に肩をつかまれ非力な私は引き戻される。


「はなしてーねさせてー」


「駄目だ!何のためにこの時間に届くようにしてたと思ってるんだ?

 お前が俺のプレゼントを受け取ろうとしないから、お昼時の油断してるときに

 届くようにしていたんだ!」


ちくせう、私の行動が読まれている。

でもこれだけは言っておかねば…


「お兄ちゃん…受け取りから逃げるってことは

 そのプレゼントが嫌なものだった時だよ」


「何故!?」


「今までのプレゼントにロクなものがなかったからだよ!!」


「去年の服も似合ってただろ!!可愛かったじゃないかフリキュアの衣装!!」


「日曜の朝なことと私の身長を馬鹿にしてか

 子供用のサイズを買ったことを除いてはね!?」


「個性じゃないか!!可愛いぞ永華!!」


「そういうところだよ!!」


天然で失礼!もう、これだから私は兄が苦手なのだ!!


「う、うぐぐ…だが今回は普通だぞ!!」


私は、怪訝な顔をしながら話を聞くことにした


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[一言] ( ゜ཫ ゜)ゴフッ 身長弄りは私に効く...
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