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第0話

皆さんお久しぶりです。


という事でどうぞ。



─────────────────────────




人は、誰もが金と力、そして愛を求める。

平穏に社会で生きる人は一度金と力、愛を経験している者達。

だがその者達とは違い、それらを経験していない人もこの世には存在する。

金を経験をしていない者は密かに道端にあるゴミをあさり陰で暮らし、力を経験していない者は平穏を得ることができず社会から追放される。

そして、愛を経験していない者は常識・感情・表情を全てを知らないまま過ごし命を断つ。


この世界・・・・・・いや、地球の全ては金・力・愛で決まると言っても過言ではない。

そんな世界で、金と力、愛を知った一人の青年がいる。

彼の名は神里瑛二かみざとえいじ

この世界、地球の日本という国に住む現在20歳の青年だ。

彼の職業は現在は無く無職。

家ではPCを使い、ゲームをしてばかりだ。


そんな彼は今、家でPCの電源をつけたまま就寝しているが、もうすぐ日が昇り朝を迎える。

朝日が昇り始めると彼は腕を頭上へと伸ばし、大きくあくびをする。


「ふぁぁー」


ベッドから身体を起こし、枕の横に置いてある目覚まし時計を手に取る。


「朝の6時か……」


俺は現在の時刻を見て、早起きしてしまったと若手だるさを感じながらも完全に目を覚ますために1階にある洗面所へと向かう。


階段を降りているとギシギシと音を発てる段。この家の老化を感じさせるようだ。


俺が洗面所へ行くとそこには俺より早く起きたであろう俺の姉と妹がいた。


「姉さんにそれと愛永おはよう」


俺は今だ歯ブラシで歯を磨いてる2人に挨拶をする。


「あら瑛二、今日は早いのね、おはよう」


「あ、お兄ちゃん、おはよ!」


2人は歯ブラシを動かしていた手を止め俺の方へと顔を向け挨拶を返してくる。


俺は2人の挨拶を軽く流し、コップの中に入っている自分用の歯ブラシを取る、が……


「またか……」


俺は自分の手にある歯ブラシの色を見て思わず呟く。


俺達は歯ブラシやコップ等をそれぞれ色事に分けて使っているのだが、時々2人が間違って俺の歯ブラシやコップを使ってしまうという事が多々あるのだ。

最近ではその間違いが増えていて、最初は天然故の行動かと思っていたが、ここまで来ると天然の域を超えている気もする。

それでも俺はあの2人がただ単に天然過ぎるだけだと思っているが。


「2人とも、俺の歯ブラシ知らないか?」


「私は知らないよー」


「あ、ごめんなさい私が間違って使ってたみたい」


どうやら今回は姉さんが間違って使っていたようだ。


「大丈夫だよ、姉さんが磨き終わるまで俺は入口の隅で待っとくね」


「え、あ、え、瑛二!」


「どうしたの、姉さん」


「わ、私の歯ブラシを代わりに使って!」


「え?いいの?」


「ええ、今日間違って瑛二の歯ブラシ使っちゃったのは私だし……」


姉さんは顔を少し俯かせながら答える。


「……わかった、ありがとう姉さん」


「うん……私のならいくらでも使っていいのよ……」


最後の方は声が小さくなんて言ってるか聞き取れなかったが、俺は姉さんから了承を貰うと、再度コップから姉さんの歯ブラシを取り、なんの躊躇いもなく歯をゴシゴシと磨く。

俺が姉さんの歯ブラシで歯を磨いてる中、姉さんが顔を赤くしている事や妹が頬をプクッと膨らませていた事に俺は最後まで気付く事はなかった。


それから俺は歯を磨き終わり、顔を水で洗うと洗面所を出、リビングへと向かった。

そこには既に妹と姉が朝飯が置いてあるテーブルの横にある椅子に座っていた。

朝飯は出来ているのに手を付けていないってことは俺が来るのを待っていたようだ。なんか申し訳ない。


「姉さん、愛永待たせてごめん」


「お兄ちゃん遅いよー」


「ごめんごめん、それじゃあ食べようか」


「そうね、瑛二も来たことだし食べましょうか」


俺は自分の椅子に座ると手を合わせる。それに合わせて2人も俺と同じく両手をゆっくりと合わせる。


「「「いただきます!」」」


それから俺達は姉さんが作った朝食を食べ終え、それぞれ部屋へと戻った。

俺は部屋に入ると、あちこちに飾られている二次元のキャラクターが描かれているポスターやタペストリーを一通り見回し、PCの電源を入れる。

電源を入れた後、モニターに画面が映るまで待っていると玄関の方から声が聞こえてくる。


「お兄ちゃんー、学校いってくるねー!」


「瑛二、私も仕事に行ってくるわね」


2人はそう言った後、瑛二から返事がないと分かるとそのまま玄関の扉をバンッとしめ、姉は会社へ、妹は学校へと向かっていった。


姉と妹が出ていった後、俺は2人をふと思い振りかえる。


姉の名前は神里女神かみざとあてな

俺の一つ年上の21歳、髪はさらさらの黒髪ロングで容姿は見た人10人中10人は振り返るほどの美貌っぷりだ。

その容姿から高校時代では、道を歩く度に色んな芸能関係の人から話しかけられ、女神あてなが通っていた高校では、その美しさから女神の様だと崇められる程だ。

そんな彼女は現在、IT関係の仕事をしながら芸能関係の仕事もしている。本当に俺には勿体ない姉さんだ。


次に妹の名前は神里愛永かみざとあいな

俺の2つ年下の現在高校三年生だ。

愛永の髪は姉さんと同じでさらさらの黒髪だが、ロングではなくどっちかと言えばショートよりだ。

それでも容姿は姉さんと似て、見た人10人中9人は振り返る程の美少女だ。

今は、高校に行きながらアイドル活動の方もおこなっている。

愛永は今現在大人気アイドルで、TV等に引っ張りだこだそうだ。

愛永も俺には勿体ない程の妹だ。


そして俺、神里瑛二かみざとえいじ

現在無職の今年成人を迎えたばっかの青年だ。

髪はパサパサの黒だが、容姿は姉さんや妹とは違い、"自称″普通の顔だ。小学校時代ではなにかと色んな人(女)にキャーキャーと言われてたりしてたが中学校時代でリア友に「お前ってブスだよな」

と言われてからは前髪を長く伸ばし、顔が良く見えないようにしたのを覚えている。

それから高校時代では教室にある自分の席に座っても周りからは誰も好き好んで近付く者はいなくなった。

一度だけ体育の授業の際、一番最後に着替えていたところ、誰もいないと油断していて髪を纏めていたせいか偶然通り掛かった当時の3大女神の1人の女子に顔を思いっきり見られ、その後神技とも言えるような手の速さでスマホにあるカメラアプリで顔を撮られたのは今でも覚えている。

撮られた次の日から周りで、特に女子達が俺の方をみてコソコソと話しているのを何度も見た。

それから俺は次は絶対に顔を見られまいと心に決めたんだったな。


そんな俺も無事高校を卒業し、成人を迎え、姉さんと同じIT関係の仕事に就こうと決めていたのだが……結果、就職できず、そのショックから俺は自分の部屋へと引き篭もった。


俺はこの世界での3大常識である"力″を失しなった。元々、"金″もぎりぎり生活出来るほどしかなく、"愛″に至っては未だ知らない。

親から受けて来たのは暴力と妬みの視線だけだった。当然愛情など注いだもらったことはない。何故親が暴力をしてくるのか当時の俺は分からなかった。

そのせいか、俺は学生時代の時、周りに感情や表情に出すことはなかった、いや出せなかった。

愛を知らない俺は当然、常識・感情・表情は知らない。

姉さんや妹が俺に何かと構ってきたりしたがその真意は分からなかった。


実は姉さんと妹の愛永は俺の本当の姉や妹ではない、俺の親が何処からか連れ来た従姉妹なのだ。何処から連れ来たのか親は教えてくれないし、姉さん達も何処から来たのかは教えて貰っていない。

親は姉妹を連れ来た一年後に不慮の事故で亡くなっている。

親が亡くなった時、別に悲しいと言う感情は湧いてこなかったし涙も出なかった。今になると不思議……いや、今考えて見れば当然と言えば当然なのかもしれない。


そして俺は引き篭もった後、急に暇になりやる事が無くなってしばらく小説を読んでいると、気になる文が出てきてそれを心の中に留め早速実行に移した。その内容は……


【3大常識である金・力・愛を知らぬのなら、人から知るのではなく自分自身で探し知るのだ、行動を起こさぬ者は常識を知らぬまま命を断つ、しかし行動を起こす者は金を知り・力を知り・愛を知るだろう、やる事を探し出し、やる事を知り、やる事する、自分だけの自由を見つけだせ】


どの小説の文とは違い、まるで作者本人が伝えたい事を書いているような、そんな文が書いてあった。

俺は少しおかしな文だなと思ったがそれ以上に印象的な文だと思った。


それから俺は小説を完全に読み終えると本を棚に戻し、PCに電源を入れるとすぐにネットで色々と調べたりし、自分のやる事を探し出した。


まずは、金を知る・得るために得意なゲーム等をする事にした。

元々高校時代に暇な時はゲームばかりしていたので自分でも得意な方だと自負している。

RPGのゲームをプレイしている動画をサイトにアップし収入を得、大会等にも何度か出て優勝したりして、金を得た。


次に力だが、俺はイマイチこの常識に関しては分からない。

なんの力なのか、物理的な力なのか、それとも知恵的な力なのか分からない。

とりあえず、物理的な力、運動や武道について学び、知恵的な力は勉強等を行い得た。


そして愛は常識・感情・表情についてだ。

俺は親が居なくなり愛について知ることが出来ず難航した。

最終的に物理的に知るには無理だと判断し、"二次元″へと逃げた・・・・・・逃げたのか?

結局、愛を知るために取った行動はゲームだ。

ただのゲームではない、恋愛シミュレーションゲーム 通称"ギャルゲー″だ!

このゲームで俺は存在しない世界にいる人間の常識・感情・表情について学んだ。

所詮ゲームだと思っている奴もいると思うがそんなことは無いと思う。現実にだって通用するかもしれないじゃないか!(現実逃避)


そんなこんなで、色々と間違った常識を学んだ瑛二は現在進行形でRPG系のゲームをやっていた。


「最近RPGのゲームもやり込み過ぎて飽きてきたな……」


俺はキーボードを打ちながらそんな事を呟いた。

人気のRPGなんかはレベル等はカンストしてて、やり込み要素が少なくなりつつあるのだ。

これまで数他のゲームをやってきたが全て全クリし、レベルもカンストしている。

そのせいかつまらな過ぎて、プレイヤーに嫌われている行為の一つ"チート″を使い、無理矢理面白さを出させていた。


俺は急に眠気が襲ってきたので、PCの電源を切りベッドへと飛び込む。

そして俺は目覚まし時計を午後1時に設定し再び眠りに着いた。





─────────────────────────


いかがでしたでしょうか?

なんか展開がぐだぐだな気がするし、セリフも小学生の様な文だし、ほんとすみませんm(_ _)m

文の修正等は見て考えて致します。

アドバイス等や、感想等待っています。

是非他の作品も読んでみてください、まあ話数は少ないですが。

結局今回は4,000字以上書いてしまいましたすみませんm(_ _)m


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