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才能の才能  作者: 緑髪のエルフ
一年間
8/86

朝食

 食堂の前に着くと、もう全員集まっていた。担任が口を開く。

「みんな、おはよう。三十五人全員集まったし、ご飯を食べに行こう」

 そういって食堂に入る。昨日は食事を楽しめなかったので今日は楽しんで食べられるように祈っとく。

 朝食はハンバーガーだった。好きな肉をパンに挟んで召し上がれ。ソースもお好みで。そんな感じだった。凄くおいしかった。

 さて、食料についてだが、この国、というかこの世界全体が食料は余り気味らしい。また、塩は何故か植物からも取れるらしく、森に囲まれているこの国でも生産できる。大量に流通しているので、値段は安い。砂糖も、たくさん生産できるらしく、こちらも安価だ。

 異世界転生や召喚などの本を読むと割と塩や砂糖が高かったりするが、この世界では、調味料は全般的に安価だ。驚くことに、醤油やカレー粉のようなものもある。

 調べてみると、地球の調味料はほとんど同じ様な物が存在するようだ。

 これは料理のしがいがありますな。

 っと、ゲイルさんの姿が見えたので、声を掛ける。

「ゲイルさん。ご馳走様でした。ご飯、おいしかったです」

「おう。レイヤか。ありがとよ。菓子はもう食ったか?」

「はい。とってもおいしかったです。ただ・・・」

「ただ?」

「うっかり姉と妹に話してしまって一口分しかなかったです」

「はっはっは!そいつは残念だったな」

「あのお菓子アップルパイって言ったりしませんか?」

「ん?そうだが、お前の世界にもあったのか?」

「ええ。他にも、調べてみると僕達の住んでた世界の調味料がたくさんあって驚きました。食材は、僕達の住んでる世界には無いものもありましたが」

「そうか。良かったらそのうちレイヤの世界の料理を教えてくれないか?」

「ええ、もちろん良いですよ」

 と、話をしていると、姉と妹がやってくる。

「怜也、もしかしてその人がゲイルさん?」

「ああ、そうだよ」

「はじめまして、ゲイルさん。剣 葵といいます。弟がお世話になったみたいで。」

「剣 日向っていいます。ゲイルさん、よろしくお願いします!」

「おう、俺はゲイル・ロンバードだ、アオイにヒナタ、よろしく。そうだ、レイヤあとで、ここに来い。お菓子を作っといてやるから」

「本当ですか!ありがとうございます!」

「ちゃんと三人分作っといてやるから、三人とも感想聞かせてくれよ」

 話を終えると、俺達は訓練場へと向かう。

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