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才能の才能  作者: 緑髪のエルフ
魔族の大陸
42/86

休日 その4

また少し遅れてしまった・・・。

ギリギリになって、間違いに気付いて修正してたので、変な部分あったらすみません。

「「「「「いただきます」」」」」

 ・・・やっと朝食にありつけました。もう八時だよ。ちょっと遅い気がしなくもない。

「うおお!美味い!」

「この玉子焼き、中に入ってるのは何!?」

「いや、このお吸い物も・・・」

「レイヤが作ったのか?」

 などなど。

 質問には答えたけど、結構ビックリされた。

 あの魚、食べれるの!?とか、クリフが作ったのか・・・とか。


 ・・・朝食を食べ終わった所で、だ。

「そういえば、この後は、どうするんですか?」

「あー。良い武器屋紹介してって言ってたでしょ?だから、武器屋に行こうと思うんだけど」

 ああ、そういや、そんな事も頼んどいたな。

「はい。お願いします」

「分かったわ。じゃあ、さっそく行くわよ」

 と、いう訳で、さっそく武器屋に向かう。

―――――――――――――――――

 着いた店の名前が、

 [ニヒトの鍛冶屋]

 だった件について。デジャヴだ。

「ほら、入るわよ」

「あ、はい」

 

 中に入ると、出迎えてきたのは、リヒトさんそっくりのドワーフ。多分、親子だよなあ。違うところと言えば、

「おう、アルフじゃねーか!ん?そっちのは?」

 ご覧の通り口調である。多分、この人の方がドワーフっぽい。

「剣 怜也っていいます。よろしくお願いします」

「レイヤか。俺は、ニヒト・ブランだ。よろしくな、レイヤ」

 うん、リヒトさんと同じ苗字だ。やっぱし家族かぁ。

 ・・・ん?ゲイルさんと、リヒトさん、親同士が親友だったりするのかな?そう考えれば、この偶然も納得だけど。

「お前さん、人族だろ?どっから来たんだ?」

「へ?えっと、デロスからですけど」

「そうか・・・リヒトっていう鍛冶師聞いた事ねえか?」

「はい、リヒトさんにはお世話になりました。あの、ニヒトさんはやっぱり、リヒトさんの家族ですか?」

「おう、そうだ。・・・そうか、会った事があるのか・・・。なあ、あいつの作品、なんかねえか?」

「え?えっと、そうですね」

 俺は、魔法の袋(マジックサック)から、投げナイフと魔道具二つ(武器作るのと、サーチアイ)を取り出して、ニヒトさんに渡す。

「ふむ・・・結構腕を上げたみてぇだな・・・。特にナイフは、俺からは言う事がねぇ。ただ、こっちの魔道具は・・・。レイヤ、ちょっとこの魔道具借りるぞ!」

「え?あ、はい」

 そう言うなり、奥へ入っていった。

 数分後。

「ほら、返すぞ。少し、魔道具を改良してやったぞ。そっちの武器作成クリエイティブウェポンは、魔力の変換効率を上げたぞ。今までよりも、少ない魔力で済むはずだ。それと、一度に使える魔力も増やした・・・つまり、今までよりも強い武器も作れる」

 おお、魔道具のパワーアップですか。・・・武器作る魔道具、武器作成クリエイティブウェポンっていうのか。

 しかし、サーチアイはどう変わるというのか。

「そんで、こっちのサーチアイだけどな。使用者の半径300m以内に敵意のある物体、または、遭遇すると危険な魔物が入ると知らせてくれるようにした。場所も大体は分かるし、半径100m以内なら何の魔物か、とかの情報も見れるぜ。まあ、その分使用魔力は増えるがな」

 だ、そうだ。やばいな。めっちゃ便利になったぞ。・・・リヒトさんには、親父さんに改造されたって言っとくよ。

 しっかし、これで少し改造した・・・か。凄いな・・・。お礼を言わずにはいられない。

「ありがとうございます!」

「おう、気にすんな。それで、今日は何の用事なんだ?」

 あ・・・。本題を忘れてた。

「はい、格闘用のナックルってありますか?」

「もちろんだ。あ、そうだ!良いもんも見せてくれたし、これで良かったらやるぜ?」

「え!?本当ですか!?」

「ああ、ちょっと付けてみろ」

 と、言われたので、早速付ける。ちなみに、肘、膝、つま先など格闘に使うような場所全てにプロテクターの様なものがある。

 で、付けてみたんだが・・・ブカブカだぁ。

「あの、サイズが合わないんですけど」

「ああ、心配すんな。サイズ自動調整の付与魔法(エンチャント)を掛けてある。そのうち、サイズがピッタリになるはずだ」

 付与魔法(エンチャント)・・・か。

 これは、あれだろうか。

 それは稀に時を止める というエンチャントが、酒場の看板娘の下着(シルク製)に掛かっていたりするのだろうか。


 ・・・まあ、どこぞのローグライクゲームのアレはおいといて、だ。

 いつの間にか、サイズがピッタシになっていた。これで、俺も付けれるな。

「あの、これを本当に貰ってもいいんですか?」

「気にすんな、気にすんな。どうせ、暇潰しで作ったやつだし。あ、それには一応、自己再生の付与魔法(エンチャント)掛けてるから、そうそう壊れないし、手入れもそこまで必要ないぞ。せいぜい、汚れが付いたら落とすぐらいだな」

 なんという・・・なんという・・・!

 本当に貰って良いというのか・・・。

 ・・・まあ、とりあえずは用事も終わったし、帰るか。

「ニヒトさん、ありがとうございました!もし、必要な物があったら買いに来ますから」

「おう、レイヤ、また来いよ!」

 ・・・店を出てから思ったんだけど、俺、物貰う確率が多い気がする。

 ま、それだけこの世界の人が優しいって事なんだろうよ。そのうち、恩が返せるといいな・・・。


 さて、ナックルを手に入れたんだが、ちょっと試してみたい。

「あの、ファースタ草原に行って来てもいいですか?ちょっと武器を試してみたいので」

「ん?あー、そうねぇ・・・。ま、クリフの事なら、昼までに帰ってくれば大丈夫じゃない?」

 それもそうか。

 よし、草原に向かうぞ!

次回は試し・・・殴り?です。

サーチアイの距離は、そのうち修正するかもしれません。

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