魔法と俺の日常生活について
すみません、予約忘れてました!
先日、魔法の説明は後ほどと言ったので、今回は魔法について説明させていただく。
この世界の魔法は、使用する方法が二種類ある。
一つ目は、決められた呪文を唱えて、魔法を行使する、呪文魔法という方法だ。この方法なら、誰でも魔法を使う事ができる。
使用する魔力も魔法ごとに決まっているが、魔法の強さは術者によって変わる。
「今のはメラゾーマではない・・・メラだ」を想像してくれれば良いだろう。魔力の質がどうとかってミュウさんが言ってた。
決まった呪文を持つ魔法は種類が少なく、全て合わせても二十個未満である。
先日、俺が使った盗聴の魔法や、竜崎が言った念話の魔法は、この系統の魔法である。 ちなみに、念話は行う人が両方覚えてないと、使っても意味が無い。ミュウさんと連絡が取れないのはこういう理由だ。
んでだ。二つ目は、自分で魔法をイメージし、それを具現化する、イメージ魔法という方法だ。魔力とイメージ力があるなら様々な事を起こす事が出来る。
イメージするのは、魔法を使ったときの光景、起こしたい現象の原理などだ。自分がよく使う魔法には名前を付けておくと便利だ。
この方法は、同じ(ような)魔法を使っても、術者により消費する魔力が変わる。
消費する魔力量は、起こしたい現象が強力になってくると増える。
あまりにも極端な例だが、ライター程度の火をおこすのと、火事と同じぐらいの火をおこすのでは、火事と同じぐらいの火の方が魔力を使う、といった感じだ。
ちなみに、一定以上の魔力がないと、この方法で魔法は使えない。
今の俺には、この方法の魔法は使えず、呪文詠唱式の方も、盗聴しか使えない。魔力が少ないんだからしょうがない。いつか増えるさ。
魔法の属性だが、以前、曜日の説明の時に一緒に説明したが、それプラス無属性の魔法がある。つまり、火、水、風、雷、地、光、闇、そして無属性の魔法がある。
誰でも全属性の魔法が使用できるが得手、不得手がある。結構分かりやすい例を挙げると、半魚人は水の属性が得意で、火の属性が苦手と、そういった感じだ。
最後に、魔力について説明しよう。
魔力はマナトレントという精霊(どうみても植物)から発生する。大体、五十体(樹?)いれば、国一ヶ月分の魔力が一日で発生するらしい。
もし、マナトレントが無くなってしまえば、魔法はこの世界から消えてしまうので、色々と約束ごとを決めているらしい。
で、だ。この世界の物質全てに魔力は宿っている。木や草、地面、動物、そこいらにある建物にもだ。特に、植物類は魔力の量が多いので、薬・・・ポーションの材料にされる。
魔力が宿るっていうか、中に取り込むって感じだけど、そんなに大差ないか。
そんで、俺達にも魔力が宿っており、その量を魔力量という。
俺達が魔力量を増やす為には、いくつか方法がある。
まず一つ目、植物類や、一部の魔物(次からはモンスターと呼ばせてもらう)を食べると、魔力量は上昇する・・・らしい。本当に増えるのかは分からんが、そういうゲームも見た事あるし、良しとしよう。
二つ目、専用の魔道具・・・シールみたいなものを使う。これを体のどこにでもいいから貼り付けて、魔力を循環させることで、魔力が増える・・・らしい。これについても良く分からないが、俺達はこの方法で魔力量を増やすことになっている。一応、効果はあるようだ。
三つ目、とにかく魔力を使いまくる。これを行うことで、魔力は日に日に増していく。のびしろは人によって変わるが、これが一番確実で、手っ取り早い。これは、筋肉が成長するのと同じ理屈と考えとけば良いのか?
他にも、魔力の多い場所で生活するなど、魔力量を増やす方法はまだあるが、それは今回は省かせていただく。
魔法の説明についてはこんな所だろう。
気付きがあれば、また別の機会に説明することにする。
短いので、俺の一日の生活スケジュールについて説明させていただくとしよう。興味ない?んなこと言っても説明する。
朝六時に起床、六時五十分まで、この世界の文字の勉強。
七時に朝食を食べ、八時半から十二時半まで訓練、その後昼食を食べる。
昼食を食べたら、ミュウさんと二人で訓練だ。三時にはおやつタイムを設ける。訓練は五時半まで行い、六時に夕食だ。
夕食を食べたら、この世界の文字を九時半頃まで勉強して寝る。
夜に訓練はしないことにした、というか一人で訓練はしない。あのいじめトリオに絡まれるのは面倒だし。
火の曜日と水の曜日はゲイルさんの家に行く事が多く、地の曜日と光の曜日は午前の訓練は休みで、一日中自由だ。その日は、午前中の訓練の時間は、この世界の文字の勉強に当てている。午後は訓練か、遊びに行く。
うん、用事が無ければこんな感じだな。あとは多分、説明することもない。
という訳で、さらばです。
話に出ていない日常は大体は説明の通りです。




